脱落小説書きのゆるーい創作与太話

なろうにVRMMO制度二作品を移植した所感(※統計的な価値は全くございません)

　はじめに。

　まだ二作品しか無い事、アクセス数自体がそれほど多くない事から、統計的な裏付けが皆無な検証です。

　一個人の体感に過ぎない事、精度の低いデータを前提とした話である事を予めご理解下さい。

　つまり、話半分程度です。

　近況ノートでも書きましたが、小説家になろうへ、作品の移植を行った一番の目的は、今回執筆したVRMMOもの二作品を、カクヨムでの時と逆順で投稿したらアクセス数はどうなるか？　を検証する事でした。

　根幹には「続編や外伝は読んで貰いにくいのでは」と言う考えがあります。

　私の作品では邪聖剣チェーンソーと、その外伝のアクセス数には実に10倍近い開きがありました。

　勿論、チェーンソーのケースではタイトルの頭に堂々と(外伝)と付いているので、読み始めるにあたっての敷居が高くなるのは容易に予想できました。

　今回のVRMMO二作は、これも近況ノートで既に書いた事ではありますが、

「VRMMO制度を淡々と生きる男　～若手とシニアプレイヤーと厨二と住みやすいJRPG世界と～」

　ではなく、

「若手とシニアプレイヤーと厨二と住みやすいJRPG世界と　～VRMMO制度を淡々と生きる男～」

　と言う、サブタイトル→メインタイトルと言う形式の表題となっています。

　これには勿論「初見の方に続編や外伝と思わせない為」と言う意図があります。

　実際、世界観と主要人物は共通しているものの、続編・外伝のつもりで書いてはいません。

　このシリーズを立ち上げた動機自体、私自身が何らかのゲームを思い付いたら気軽に書ける土台を作る為で、一つ一つの作品は単発である事を示す為でもありました。

　前置きはこれくらいにして、数字的な(一応の)結果を並べてみます。

※以下は2023年2月28日現在のデータです。

●若シニ(2月23日投稿完了)

　アクセス数：1,722(ユニークアクセス：622人)

　ブックマーク：5件

　評価：10ポイント

●ヒャッハースローライフ(2月26日投稿完了)

　アクセス数：1,177(ユニークアクセス：388人)

　ブックマーク：6件

　評価：16ポイント

　……はい、何度も予防線を張ったように、元の数字が小さすぎて、正直どんぐりの背比べです。

　とは言えこの結果から、タイトル命名の狙い通り、それぞれが単発の作品として認識して貰えたであろうと、今は結論付けます。

　約500アクセス強の差がありますが、若シニの方が話数が8回も多い＝更新された際のトップページへの露出が8回多かったと考えると、実質的に同等か、ヒャッハースローライフの方がやや優勢とすら言えるかも知れません。

　瞬間的な勢いとしても、ヒャッハースローライフの方には早期にブックマークと評価ポイントが付いた印象でしたが、若シニの方は完結までブックマークが2件、評価ポイントに至ってはゼロでした。

　ただ、ユニークアクセスで言えば若シニの方がおよそ1.5倍多いのが、果たして……と言った所ですが。

　この辺は勉学不足です。算数きらーい。

　自分が書く立場になるまで気にも留めて無かったのですが、どうやら、なろうでは公式のジャンルとして“VRゲーム(SF)”が用意されており、タグにも“VRMMO”が用意されているようです。

(このカクヨムでは、SFなどの近似ジャンルを無理矢理当てはめるしかありませんでした)

　そう考えるとジャンルそのものとしての露出の機会は多そうなものの、それだけ同業者も多く、却って目に留めて貰うのが難しい環境下にあるのかも？　と思いました。

　JRPG風ファンタジーと言う、世界観のオーソドックスな若シニより、ヒャッハースローライフの方が若干勢いがあったのも、その辺りに起因しているのかも知れません。

　近況ノートでも書きましたが、前者はタイトル名のパンチも弱い気がしています。

　書いてて楽しかったのは、正直若シニの方でしたが。

　とにかく繰り返すと、

　タイトル名でなるべくシリーズ感を出さなければ単発の作品として見て貰えるであろう事と、なろうでVRものは茨の道である事がわかった、と言うのが今回の収穫でしょうか。