※2022.1.19末尾に加筆 S級小説・A級小説のタグを付けてみた

 最近「S級小説」「A級小説」と言うタグを普及させる活動が行われていると聞き、私も参加してみました。

 サイコブラック、覚醒す、マジクックに「S級小説」のタグを、

 毒食グルメには「A級小説」のタグを付けさせて頂きました。

 当創作論の序盤「駄作なら出すな」でも書いたように、人目に触れる場所に作品を置いた時点で「自分の作品を肯定する責任」が生じると考えています。

 主観的には元より「S級」だと自負しているものだけを出しているつもりなのですが、

(自信の沸かない作品は、そもそも公開する前・下手をすれば構想段階でエタるので)

 対外的に「自分の作品はS級だ!」と言い放つのには勇気が要るものです。

 もしも、このタグを付けているのがこの世に私一人であったら「狂ったか」もしくは「自意識過剰」と思われる事でしょう。

 それを“皆で参加する活動”とする事で、自信作を自信作と言いやすい土壌が出来て良いと思います。

 元々のランキング上位作がこのタグを付けた所で無意味であろう点も、良くできていると思います。この辺は、検索する側のリテラシーにも依るとは思いますが。

 提唱者の方のエッセイを読むに「気軽に参加」と言うほど敷居が低くはありませんが、クオリティに自信があるけど鳴かず飛ばずでお悩みの方には付けてみる価値はあるのでは、と思います。

 

 基本的に自分がS級だと思うものしか公開していないとは言え、ある種の実験作については例外ではあります。

 毒食グルメがA級小説なのはその為で、実験作と言えどS級タグを付けた作品と遜色は無いと考えています。

 ただ「確かに面白い自負はあるけど、書いた本人でも判断が難しい部分・新しいチャレンジ故に洗練されていないであろう部分や癖がある」と言う事で付けました。

 提唱者の方の意図からはズレる使い方かも知れませんが、S級を主張している作品よりもA級にした作品の方が挑戦的だったり不安定だったりするイメージです。


 また、タグに「何レベルのS級なのか」と言う数値化も勧められましたが、これについてはまだ悩んでおります。

 S級A級と胸を張れるものしか公開していない……と言う先の理屈から言えば問答無用でレベル99にしようかとも思いましたが……どちらかと言えばS級小説のタグを選定する事が主観的なものであるなら、レベルの数値化は客観的な分析のもとに行わねばならないのでは、と思い直して、現在まじめに計算中です。

 もっとも、数字をあれこれいじるのは元来苦手なのですが……。

 

※ここから、加筆分です。

 どうも、タグの提唱者の方がカクヨムを退会、もしくはアカウント停止を受けたようで。

 しばらく様子は見ますが、活動自体が消滅した場合、上記の通り「自作を一人でS級と自画自賛する痛い人」になるのは本意では無いので、タグが機能しなくなったと感じた時点で外させていただきます。

 良い試みだったと思うだけに残念ですが、恐らく提唱者なしでは色々と厳しいのではと思います。

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