テンプレもの考察 ハーレムのパラドクス?

 現在挑戦・連載中の追放ものですが、ハーレム要素にも挑戦してみようと思っております。

 いや、そもそもハーレムの定義とは一体……と言う所で懊悩しながら書いている(構想している)辺り、また独自解釈に走ってしまいそうなのですが……。

 

 取り敢えず明確な人数は定まっていませんが、主人公は全体通して3~4人程度の女の子と出会い、それなり以上に親密な関係を築く予定です。

 ただし、ともすれば世間で揶揄されているような「都合の良いハーレム」にはしないつもりです。

 それは薄っぺらくみっともないものとして、追放リーダーにやらせていますし。

 正直、こっち(追放側視点)に関しては非常にサクサク書けました。ギャグと紙一重なので。

 これを“まことの恋愛”として認識するのは、非常にヤバい事だと思います。はい。

 そうなるとやはり「ハーレムに挑戦していると言って良いのか?」と自問自答に苦しむ事になるのですが……。

 こう言う挑戦って因果も逆転しやすいので、本当に難しいです。

 一応タグとしては「ハーレム?」としてあります。

 

 まず、まともに挑むと非常に過酷な題材だと思い知りました。

 メインヒロインの為のかませ犬、と言う予定調和がどうにも承服出来ない場合、女の子を一人増やすごとに新作を一つ立ち上げるくらいのエネルギーを消耗します。

 最低でも、恋愛ものの短編~中編を、本筋の話と並行して背負う事になるのは避けられません。

 しかも相互に影響し合い、完璧な整合性も取らなければならない。

 

 後は、当たり前ですが説得力・必然性も大事です。

 女の子が何故、主人公に惹かれるのか。

 それを、整合性のある行動とドラマで示さねばならない。

 しかも、女の子の人数と同じだけ、です。

 そして、一度使った手は、基本二度と使えないと思って良いでしょう。

(例えば主人公が信念を貫き強大な魔物を倒した姿にトラウマを克服……と言うものが二度も続く筈はありません)

 女の子の数だけ恋愛小説を1作背負うようなものの上に、一つ一つ作風のまるで異なるものを考えねばならない。

 

 そして結局の所、浮気や不倫、(何ら歴史的・文化的バックボーンの無い)重婚は醜い行為であり、どうやっても正当化出来ないと言う無慈悲かつ身も蓋もない哲理が立ちはだかります。

 むしろ正当化が巧妙であるほど、小賢しく浅ましいものです。

 結局、古くからある「そこそこの距離で止まっておく」しかないのかな、と思ったり。


 ひとまず、要領を得ない内容になりましたが、今回は覚え書きまで。

 馬鹿正直に考えすぎて、見当違いな方に行ってる気もしますが。

 

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