好きなものは10代の頃に形成される
音楽の好みを振り返ると、特にわかりやすいと思います。
気付けば、流しているのは10代~20代に聴いた曲ばかり。それより古くても新しくても、途端に興味が薄れてしまう。
また、個人的に最近プレイしたゲームを振り返ってみたのですが、
FF7リメイク→真・女神転生3リマスター→サガフロンティアリマスター→再びFF7リメイクに戻ってくる
と、見事なまでに復刻版ばかりでした。
これに関しては、ゲーム自体のラインナップが定番化している気もします。
確かにこれらはどれも面白かったのですが、それぞれの元作品をプレイした当時ほどの衝撃は感じられませんでした。(女神転生3に関しては、リマスターが初プレイでしたが)
面白さには「未知の面白さ」と「期待通りの面白さ」の二種類があると思いますが、近頃は未知の面白さがあまり現れないな、と思った次第です。
これからの世代は、ファイナルファンタジーと言えば既に実写同然の映像美を持つシリーズであり、我々のような「FFが少しずつ進化していく」様を見る経験が出来ないのでは、と考えると不憫に感じます。
あるいは、それを不憫と感じるのは主観に過ぎないのか。
しかし、これには業界の成熟もありましょうが、私の了見の狭さも要因だとは思います。
友人に、最近のオープンワールド系のソフトを色々と勧められはしましたが、結局スカイリムとフォールアウト以外には手を出さずじまいでした。
この友人も、比較的若い頃から最尖端のゲームに慣れ親しんでいたので、今でも柔軟に新作を追い掛ける素地が出来ていたのかも知れません。
とにかく、10代から20代にかけてのインプットは非常に大事だと思います。
テレビにしろゲームにしろ音楽にしろ本にしろスポーツや趣味にしろ、若いうちから好き嫌いせずに何でも取り入れる事で、作る側に回った時の地力が身に付くのでは無いでしょうか。
そういう意味でも、多様性のある、未知の面白さを持つ作品がもっと増えて(それが台頭しやすい世の中にもなって)欲しいとも思います。
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