脱落小説書きのゆるーい創作与太話

私のヒロイン像

　良い機会なので、自分がこれまでどういう異性（ヒロイン）を描いてきたか棚卸してみました。

　高校時代に書いたものなど、公開していないものも挙げてみます。

（結構、ヒーロー・ヒロインの居ない話も多いので、割愛が多いですが）

●加奈

　高校時代にウェブサイトで公開していた現代ファンタジーより。

　黒髪ロング。

　清楚で内気な、謎の女子高生。高位の回復魔法、攻撃魔法を両方使いこなす後衛タイプで要護衛。実務有能。

●リス

　社会人一年目だかに公募に出して見事落選した作品から。

　プラチナブロンドロング、何かと細身を強調。

　生まれてから無条件で世界最強の存在。精神性は女の子であり、フィジカル的には彼女がそこらを歩くと言うだけでも天災・地殻変動のような扱い。生死を賭けた戦いではなく、女の子の心を持った“歩く終末”とどう付き合っていくかと言うお話。

　実務有能とかそういうレベルではない。

●テレサ

　一応なろうで公開中（第二部でエタった）ファンタジーより。

　ブロンドのロング。肉感的なスタイル。

　年上、誰に対しても敬語、楽観的・天然タイプ。料理面で最強。

　失伝した秘術の継承者で、私の作品では珍しくフィジカル面でも強い（長柄武器使い。ただしそれは、魔法による自己強化なので筋肉は鍛えられてない）

　つまり実務有能。

●ヴィルヘルミネ

　これもテレサと同作品より。

　ストロベリーブロンドのロング。何かと細身を強調。

　薄幸、内気、弱気。その世界でも珍しい予知能力の使い手。直接戦地に立たず、本拠地から通信でバックアップするオペレーター要員。

　戦場慣れこそしていないが、少しずつ成長。実務有能。

●彩夏（さいか）

　度々、当エッセイで挙げて来たサイコブラックより。

　黒髪ロング。何かと細身を強調。

　知的、清楚、世話焼き、皆の精神的支柱。ただし、ある面において逸脱している。料理面で最強。実務有能。

●愛（まな）

　サイコブラックの続編、サイコシルバーより。

　こげ茶のセミロング、柔和な顔立ち。

　献身的、世話焼き、理解力あり。どんどん実務有能な本性を現していく。

●星多留（ほたる）

　運のゲシュタルト崩壊より。

　ロングヘア―。柔和な顔立ち。

　温和で知的、真摯で謙虚、知的探求にも余念がない。実務有能。

●春花（はるか）

　陰キャ、覚醒す。より。

　肩までの高さの黒髪。

　知的でクール、若干浮世離れした硬い口調、道徳観を重んじる。回復・補助魔法の使い手で、要護衛。実務有能。

　見事なまでに偏っているのがわかりました。

　言わずもがな、私自身の好みを好き放題にチョイスして来た結果です。

　総じて髪が長めで、知性が高く（“バカ”はやっても“馬鹿”はやらない）、しかし性格は良くて、有能な面が必ずどこかにある。

　裏を返せば、こうしたタイプが好みで無い読者に対して（あるいは、短い髪が好き・お荷物になるくらいの方が守ってあげたくなる・見るからに力強いタイプが好きな方に対して）

　私はそれなりのハンデを負っている事になります。

　そう考えると、主人公に対する複数の恋人候補を登場させる手法は、理に適った方策だとは思うのです。それはそれで説得力を持たせるのが難しいのは、以前書いた通りですが。