主人公は今の会社に満足していなかった。そこで、ある試験を受けに行った。
しかし、そこで行われたのは、筆記試験や面接などではなく、薪割や草むしりなどの雑用ばかりだった。そしてその雑用をこなすと、何故か「合格」と言い渡される。そして、ネット社会において敵なしの教授を紹介され、教授のもとで働くことになる。その直後、ある会社である青年が死亡した。そこに絡んでいたのはAI?
教授たちと主人公は、青年の死の真相に迫る。しかし、そこからかつて滅んだはずの、新ネットを我が物にしようとする集団の影がちらつく。
そして主人公はその集団に属する黒幕に誘拐され、「仲間にならないか?」と誘われる。マインドコントロールされるチップを埋め込まれた主人公は、教授たちのおかげで、その危機からも脱する。
舞台は新ネットに移り、黒幕対教授の戦いが始まった。主人公も教授の助手の一人として活躍し、現実に戻ってくるが……。
ネットの社会が可視化され、そこに身を置くことができると言う新しい世界観の作品でした。ネットに詳しくなくても楽しめます。
是非、御一読下さい。