第4話【なんかボクの成長速度おかしくない?】
……え?
刃物使いが剣豪に進化した?
……色々とおかしい気がする。後でちょっと整理しよう……。
──数時間後──
宿の自室
さて、さっきのやつの整理もといやった事の再確認だ。
まず、相手がキレて走って大剣を振りかぶって来たので掴んで壊すじゃん?
んで、その流れのまま右足1発、左足3発、胴体3発、右腕2発、左腕1発、頭5発を0.1秒以内に叩いただけ……
……いやこれボクのがおかしいな!!
ごめん天の声さん!ボクのがおかしかった!!
いやでも、斬ってはないよね?
さっきも言ったけど叩いただけだよね?
それに、スキル進化がこんなに簡単でいいの?
……いや、多分ボクが強すぎるだけだろうな。
0.1秒に15発、要は秒間150発って事だもんね。
1秒150発が必中の攻撃で来たら勝てる気しないもん。
とりあえずボクが強すぎたってことで万事解決ってことで!!
……そうだ、博学者さんを使えば人間の鑑定は出来たけど、スキルの鑑定とかは出来ないのかな?
(鑑定……!)
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剣豪
切り裂くことの出来る物であればどんなものでも完璧に扱うことができる。
入手方法
・剣豪以下の刃物系のスキルを持っている
・1秒間に30発の攻撃(30発中5発がクリティカル)をすることが出来る。
・決闘をする
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お!でき……た……?
……
まてまてまてまてまてまてまてまてまてまてまて!!!!!!!!
おかしい!色々とおかしい!!!!!!
前者もおかしいけど、後者がもっとおかしい!!!!なんだよ5倍って!!!!!
強くなるのはいいけど、インフレしすぎでしょ!!!!
……いや!もしかしたらバグかも!!!
そうに違いない!うん!!ステータス開いたら1.5倍とかになってる!はず!!!
(……ステータス)
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【イシス・トラベラー】Lv.1
EXP:230/250
【スキル】
・飢餓耐性 ・毒感知
・麻痺耐性 ・炎耐性
・斬撃耐性 ・疲労無効
【ユニークスキル】
・料理人 ・無限収納
・剣豪 ・博学者
・自動翻訳 ・翻訳者
・料理の申し子
・魔法の申し子
・重戦士の申し子
・全テヲ喰ラウ者
・全テヲ切リ裂ク者
【称号】
・異世界人 ・タビビト
・料理人 ・魔法の申し子
・料理の申し子 ・重戦士の申し子
・神の子
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うわあああああバグじゃなかったああああ!!!
5倍じゃん!ちゃんと5倍じゃん!!!
ボクちゃんと動けるかな!?命中率はともかく、AGI6600はちょっと心配になってきたよ!?
……ち、ちょっと試してみよう……。
そーっと……1歩を踏みだして……
「……ゆっくり……ゆーっくり゛い゛だ゛ッ゛!!」ゴンッ!!
思い切りドアに頭をぶつけた。
───────────────────────
森
さて、誰にも邪魔されない場所にきたぞ!
歩くのは5回くらい頭をぶつけてやっと慣れてきたよ!
ってか宿屋に誰もいなくてよかった!
絶対誰か来ると思ったけど、誰も来なかったのは正直助かった!!!正直泣いちゃったし!!
いやもう、あんな醜態誰にも晒したくないね……。
この速さでの戦闘に慣れなきゃダメだしね。
平原が良かったけど、近くにないみたいだし森で特訓しよう。
依頼もいくつか受けたし、頑張るぞ〜!おー!!!
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……さて、最初の犠牲者はゴブリンくんで〜っす!
一応鑑定しておこうかな!
(かんてーい!)
ゴブリン 【名無し】Lv.3
EXP:24/500
【スキル】
無し
【ユニークスキル】
無し
【称号】
無し
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……弱い?
…いや…あ〜…
なるほど。
この前のつるぴかばかあほまぬけ大男が弱すぎるように見えたけど、あれが普通なのか。
あのつるぴ(ry 、Cランクって聞いた時は不正でもしてるんじゃ?っておもってたよ。ごめんな……。
まあいいや、とりあえず戦闘じゃああああ!!!
まずは剣豪の強さを見てみよう。
刃物ならなんでも完璧に扱えるらしいし、それの検証がしたい。
「オイ!そこのゴブリン!お前からかかってこーい!」
「ギギッ!?……ギギッ!!!!」
さあ、きたきた!
走ってきて〜?
力任せの攻撃を〜?
「よっ!」
キンッ!
お、めっちゃ簡単に弾ける!
相手がゴブリンだからかもしれないけど、この前より全然違うな!
剣での護り方も分かるし、扱い方もわかる感じ!すごい!すごいよ!!!
よっし!このままいくぞおお!!!!
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で。
やりすぎてしまったわけなんですけども。
『強敵を!!ボクは求めているッッッ!!』
みたいなテンションでやってたら森を抜けまして。
抜けた先の丘に居た変なドラゴンをノリで殺ってしまいまして。
事前に鑑定していた情報によると
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ドラゴン【地竜ドラドパス】ネームド Lv.59
EXP:953/2570
【スキル】
竜スキル Lv.5 引っ掻き Lv.6
木魔法 Lv.3 炎魔法 Lv4
抵抗 Lv.7
【ユニークスキル】
竜の加護
【称号】
・暴虐者
・慈愛竜
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とかいう、ボク程ではないけどかなりの化け物と戦ってしまいまして……。
『すごいすてーたすだ〜!つよそ〜!!……ねーむど〜?なにそれ〜!ひっかきれべるろくだってー!おもしろ〜い!てーこーれべるなな?なににてーこーしてるんだろ!りゅうのかご!つよそ〜!ぼーぎゃくなのかじあいなのかどっちー!』
みたいなテンションで倒してしまいまして……。
挙句の果てには
『──レベルが50に上がりました──』
『スキルを獲得しました』
『スキルを獲得(ry』
『スキルを(ry』
『スキ(ry』
『ス(ry』
『(ry』
…
『スキルが進化しました』
『スキルが進化(ry』
『スキルが(ry』
『スキ(ry』
『ス(ry』
『(ry』
…
『称号が追加されました。』
『称号が追加され(ry』
『称号が(ry』
みたいな事になってしまいまして……
こわい……すてーたすをみるのがこわい……
ぎるどにいろいろ報告して今日は寝るもん……
すてーたすはあしたみるもん……
うっ……うぅ…………ううぅ……。
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──スキル獲得の通知をだすのが面倒でした。あの竜は何故抵抗のスキルレベルが7もあったのか…私はわかりますが、マスターはいつ気がつくのでしょうかね……?──
──追記:マスターの泣いてる姿を見ていると鼻から忠誠心がでてきます……。──
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作者です。このままギルドにドラゴンの討伐報告とレベル50のステータスと獲得したスキル全部書くまではいきたかったんですけど、さきに力尽きました。
普通の僕ですらかけないのに早朝3時半の僕ならなおさらそんな高等テクニックはできないっっっ!
ので!続きはいつか書く!!!
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ボクが見たことの無い景色を求めて 朝霧 命/みている。@休止中 @nowarian
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