Ⅻ おとぎばなしとろくでなし
おとぎばなしとろくでなし
数日後。
昼頃に目が覚める。毎日夜更かしをしていては駄目だとアリアから再三釘を刺されているリンボだが、一度定まったサイクルはなかなか変わらないものである。今頃は力仕事に精を出しているだろうアリアが作っておいてくれた食事を摂って、それから自分の部屋に置いてある巻物を外に持ち出す。
日中に関わってくれる同世代は、今日はいない――そんなことは、ライルハントの島に連れて行ってもらう予定を昨日にやにや顔のエナから聞かされたときから、わかっていた。
だから昨日のうちにアポイントメントを取っておいた。
市場を抜けて、とある家の戸を叩く。教会や町長の家などがある区域に何故か住んでいる、考古学者のおじいさんの家に。
「おや、リンボちゃん。きたか」おじいさんはお茶を啜りながら、朗らかに笑いかける。
「ええ。約束のものを持参しましたよ。ひひひ」
おじいさんは独身だからか小さい家に住んでいて、それなのに色々な大事そうなものがあるから、背の低いリンボが入っただけでずいぶん狭い印象になる。慣れた狭さなので、誰にとってもストレスではないのだけれど。ごちゃごちゃと置かれている机の上のものをおじいさんが端に寄せると、リンボは巻物を広げた。
「たしかに……文字も紙も、随分古いねえ」
「ええ。サクラ教が神を頂いて建国するまでの道筋です」
「スイちゃんが仲間達と盗ってきたものだと思うと、よりいっそう大切に思えるねえ」
おじいさんは懐かしむように目を細めた。リンボはその理由を知っている。昨日、巻物の話をしたときもスイの名前を出すと同じ表情をしたから、いったいどういう繋がりがあるのかと訊いたところ――おじいさんはスイに古い文字の読みかたを教えた張本人なのだという。
「うんと小さいときに、ぼくが近所に住んでいてね。興味を示すもんだからつい、ね」
おじいさんは熱心に紙面を見つめて、綺麗な用紙に複写を始める。リンボはこういうとき、知性ある大人の仕事に触れているような気がするため黙って眺めている。しかし、昨夜抱いた疑問をどうしてもぶつけてしまいたくなったので、つい口に出す。
「少しいいでしょうか、おじいさん。気になることがございまして」
「うーん? どうしたかな、リンボちゃん」
「ちょっとしたことでして……おじいさんはどうしてギラの町に住んでいるのでしたっけ」
「それはね、こうした文字のことを知っているとサクラ教の人間に狙われるからね。逃げ込んだと言っていい。まあ、覚悟して足を突っ込んだ分野ではあるのだけれど」
「どうしてそんな危険な分野のことを、スイさんに教えたのですか?」
「好奇心は尊いから。新たな世界を覗いてみたい、冒険したいと思うのなら優しく手引きをしてやるのが大人だと思うから……なんて言い訳じゃあ、納得しないよねえ」
「ええ。わたくし、性格が悪いので。建前なんてつついてなんぼのリンボちゃんですよ」
「ははは。……はっきり言って、そんなリスクのことなんて考えちゃいなかった」おじいさんは写し続けながら言う。「必死だったんだ。ぼくも」
「必死? 古い文字を後世に伝えることに?」
「スイちゃんの気を引くことに。……正確に言うならば、スイちゃんのお母さんの気を引くために」
「……どういうことですか?」
まるでぴんとこず、戸惑うリンボ。そんな珍しい表情に、おじいさんは笑う。「スイちゃんのお母さんは、すごく美人だったよ。そして、いわゆる未亡人さんだった」
「つまり……あなたは、その子供と仲よくなることで、意中の女性を射止めようと? そのために、スイさんに気に入られるために、教えていたんですか?」
「察しがいいねえ、若いのに。その結果は見ての通り、ぼくの恋が実を結ぶことはなかったのだけれど――」おじいさんは巻物を指先で優しく撫でて微笑む。「ぼくの若い欲が、まさかサクラ教を壊滅状態に追い込むことに繋がるだなんてね。何がどう繋がってしまうか、まるでわからないねえ」
「……おじいさん。わたくし、まだ読解ができるほどには理解できていないのですよ。その文字を」
「へえ」
「教えていただけませんか? もうリスクも減少の見込みですから」
「どうしようかなあ。ぼくも頃合いを見て活発に飛び回ってみようかと思っているから、そう暇ではないんだけれど」
「教えていただいた暁には――スイさんに、若かりしあなたの狙いのことを、話さないでいてあげます」
「マイナスかゼロかを条件にするなんて、最悪ですよ」おじいさんは嬉しそうに笑って、棚から資料を引き出す。「それに老い先短い老人ですから、恥を晒そうと気にしません」
「……そうですか。残念ですねえ」
「ただし、ゼロかプラスかなら呑んであげなくもない。リンボちゃんが助手としてぼくと飛び回ってくれるのならば、考えなくもないよ」
「助手……わたくしが?」リンボは目を丸くして驚く。自分が誰かを助けるためのポジションに誘われるなんて、滅多にないことだった。
「あなたは頭はいいし、知識欲のある子だ」
「でも、性格は悪いし、趣味も悪いし、寝つきも悪いですよ?」
「そんなことは関係ない」おじいさんは朗らかに笑い、リンボの肩を叩く。「駄目な人間でも、悪い人間でも、生きたいように生きればいいんですよ。隅っこに引っ込んでいる必要なんてどこにもない。世界は広く、人生は短いです」
「……ありがとうございます」
リンボはおじいさんの出した、助手としての契約書にサインをした。
「アリアさーん。もう休憩入っていいですよ」
「はい。おつかれさまです」
アリアは木材を指定位置に置いて休憩場所に行き、自分で作った弁当を食べ始めた。やぐらも、もう結構できてきている。自分が運んだ木は、木目から言ってあれと、あれと……なんて、思い出を噛みしめながら眺めていると、
「よう、アリア」
と――聞き覚えのある男性の声。
見るとそこには、リンボの兄、ガニックがいた。
「ガニックさん。ギラに帰ってきたんですか」
「まあな。しばらく帰らねえつもりだったけど、色々あってよ」
「そうですか。お元気そうで何よりです。またお話を聞かせてくださいね」
「おうおう。冒険譚ってやつを……ってかよ、アリアお前何やってんの? 働いてんだろうけど」
「ええ、力仕事が得意なので、木材を運んだり片づけたりする仕事をしています」アリアは嬉しそうに笑う。「今度、お祭りをやるんですよ」
「お祭り? なんかあったっけ、この時期」
「例年やっているようなものではなく……そうですね、町長は、祝勝会とか言っていたはず」
「なるほどね。するってぇとあれか」ガニックは意地悪な笑みを浮かべる。「サクラ教なんて邪魔臭いやつらの神が消えてくれたから、これから自由になるかもしれねえぞ! ってことかよ。他人の不幸を喜ぶわけだ」
「その解釈でいいと思います」苦笑するアリア。「相変わらず、リンボに似ていますね」
「あいつが俺に似てんだよ。似なくてもいいってのに。……そういえばリンボはどこだ?」
「リンボなら、あそこの考古学者さんの家に遊びに行っているはずです」
「はぁん。じゃあ待ち伏せでもしてビビらせてやろ」
ぽつり、と水滴が落ちてきた。作業員のリーダーが察して、大きな布をやぐらにかぶせ始める。アリアは手伝おうとしたが、新入りだし休憩中なんだから見てろ、と言われてはその通りにするしかなかった。やがて視界が悪くなるほど酷い雨になって、やぐらの保護を終えた作業員達は小屋に走っていった。
「すげえ雨。アリアは行かねえのか?」
「そうですね。俺も行きます」
アリアは完食した弁当箱を閉じて、そう急ぐ素振りも見せず歩き出す。
ガニックはその背中に叫ぶ。
「そういえばよー! トレジャーハンターとか言ってたのはどうなったんだよー!」
「あれは諦めました!」アリアはきっぱりと叫び返した。「ぬすっと少女隊の皆さんに、考えが甘いと言われてしまったので!」
「……ああ、そうかよ! 大人になったわけだ、お前ら!」
「まだまだです! 素敵な大人になれるよう、頑張ります!」
どこまでも爽やかに言い、アリアは屋内に姿を消した。素敵な大人。その言葉を反芻し、ガニックはなんだかとても酷い気分になった。
雨なんかに濡れてるから不快なんだ、とガニックはぼやきながら、考古学者の家の軒下で雨宿りをすることにした。
そして一時間後、出てきたリンボが自分を見るや否や三発も殴ってきたので、ガニックはひどくうろたえた。リンボは誰にそうしろと言われたのかも教えないまま、ただにやにやと兄を見つめていた。
ウタ地方の東端にある港町――からさらに東に舵を切った先に、その孤島はあった。エナは自分の住むところと地続きでない場所に、初めて足を踏み入れた。しかもそこは意中の人の住んでいる場所だというのだから、笑顔が止まらなかった。
「エナ、そんなに嬉しいのか」とライルハント。「ここにいる鳥や熊なんかは僕の友達だから安心だが、蜂と蛇には気をつけてくれ。蜂は話を聞いてくれないし、蛇は嘘をついてばかりだから何をするかわからない」
「は、はい!」
「それから……大陸の町と比べると、根っこが多いから歩きにくいか?」
「あ……はい。森のなかみたいです」
「この島はどこもそうだ。木がいっぱいだからな。じゃあ、躓かないように手でも繋ごう」
「え、あ、えっと、喜んで!」
手を繋いで、自然豊かな島を歩く。鳥達の鳴き声が牧歌的な印象を与える。そういえばライルハントにはどう聞こえているのだろう、と思ったエナが訊いてみると、
「数日前からここに住み始めたアダムとイヴの話で持ち切りだな」と言った。「最近はよく交尾をしているらしい」
「こ……交尾、ですか」
「ああ。イヴいわく、魔法の杖で自然を創っていく必要もないから、子供を作るくらいしかやることがないそうだ。だからこうして、僕が自由に魔法の杖を使えているんだが」
「はあ……そうなんですね。ちょっとイヴちゃんのそういうの想像できませんけど」
「そういえば僕は人間の交尾って見たことがないんだよな。エナはあるか?」
「ありませんよ! 何言ってるんですか!」
エナは、脳内では『幸せなサイド夫人』にあった描写が駆け巡ってしまい、すっかり赤くなってしまった。
ライルハントは生殖行為を恥じるという観念がないため、ただ首を傾げるばかりだったが、エナが頬を抑えながら赤くなっているときは熱があるわけではないらしいことは知っていたため、気にしないことにした。
気を取り直して歩いていると、突然、目の前から大きな熊が飛び出してきた。エナは反射的に悲鳴を上げてしまったが、ライルハントが悠々と近づいて頭を撫で、こいつはエナという人間で食べては駄目だ、と言い聞かせているのを見て少し落ち着いた。
「あの、ライルハントさん。いつだったか話してくれた、ミサンガさんですか?」
「そうだぞ。ほら、ミサンガ。僕の友達だ」
ライルハントに促されるまま、ミサンガはエナに頭を下げた。エナは合わせて、おずおずと会釈した。
「すごいですね。賢い熊さん」
「ミサンガは僕と一緒に、この先の遺跡を守っているんだ」ミサンガの頭を撫で続けながらライルハントは言う。
「そうなんですね。あれ、じゃあ遺跡に向かっているんですか? わたし達」
「おお、言ってなかったか。この島にあるものなんてそれくらいだからな。嫌だったか?」
「いいえ。楽しみです」
遺跡に到着する。手を繋いだままだから、ふたりでバリアを通ることができる。真っ暗な遺跡内を杖で照らしながら歩く。広間から通路に入り、途中の壁に彫られた文字をエナが見つける。
「ライルハントさん。これって」
「ああ。これはたしか、スイが解読していたな。たしか……なんだっけか。ごめん、忘れたみたいだ」
「まあそんなこともありますよ……あれ?」エナはなんとなくで見上げた天井にも、何やら彫られていることに気がつく。「あそこにも」
「知らなかった。あれはなんと書いてあるんだろう」
「……わたし、あれは読めます」エナは目を凝らして、間違いないことをたしかめてから言う。「ユプラって書いてあります」
「ユプラ神か」
「あれは、ギラの教会にも彫ってあるものなんです。お父さんが言っていました。ユプラとだけ彫るとき、それはその場所をユプラ神に見ていただけるようにしているのだということなのだと」
「どういうことだ?」
「名前を書いておくことで、祈り、求めるんです」
愛する人の名前を、意味もなく書いてしまうように。
それは心から求めている証拠だと、ユプラ神は知っている。
他にもないかと改めてくまなく探してみるが、結局それ以外に彫られたものはなかった。適当なところで切り上げて、奥に進む。大きな石扉をライルハントが開ける。
アダムとイヴと魔法の杖が、かつて封印されていた場所。
そこには、今。
「あ……あれって!」
一本のロングソードが、秤を釣り合わせるかのように、置いてあった。
「持っていないと思ったら、あんなところに」
「大切にしたいから」ライルハントはロングソードを拾い上げる。「この剣を遺跡に隠して、僕とミサンガで守るんだ」
「……大切に」
「エナに伝えたかった。エナ達の思い出は、きちんと守られているって」
さてこの妖精の剣は、それから長い年月を経て、とある若者の手に握られることとなる。ライルハントでもなく、エナでもない、アダムでもイヴでもない何者かによって。英雄のような正義感と、盗賊のような欲望を抱いた、ひとりの冒険者の手に渡る。
それはいつか、誰かによって語られる、遠い未来のおとぎばなし――。
アスマロク。
とある宿の一室に、スイとシュミレがいた。シュミレはスイから、古い文字の読みかたを教わっていた。魔導書を解読し、魔法を使えるようになりたいからである。要領のいいスイは数日の間にいくらかの魔法を操れるようになっており、シュミレは憧れと焦りから追随しなければならないと考えた。
「シュミレってさ」スイはシュミレに出した課題の回答を見て言う。それは、おおよそ正答だった。「案外、頭はいいんだよね。短絡的なだけで」
「これでも小さい頃は教師もたくさんついていたからな。勉強は嫌いだが苦じゃねえ」伸びをしながらシュミレは言う。「早く終わらせれば、早く遊びに行けた」
「国が滅びてなかったらどうなってたかねえ」
「そしたら性格の悪いお姫様になってたよ」
穏やかな昼下がり。サンナーラは注文していたブレスレットを取りに行っている。窓を開け、長閑な風を感じながらぼんやりと外を眺めていると、宿の傍の大通りで、警備員らしき人々が話しているのを見つけた。
「シュミレ。そろそろ出る準備したほうがいいかも」
「なんでだよ」
「捕まりそうだから」
「あっそう。わかんねえけど、わかった」
ある程度リュックに荷物を詰め込んだとき、部屋のドアが蹴り破られた。
「ぬすっと少女隊のスイ! シュミレ! サンナーラ! あなたがたをサクランド国王を殺害した凶悪犯として連行する!」
「嫌だね!」
シュミレは角ばった木の椅子を警備員らしき人達に投げつける。そしてスイの手を取り、開け放たれた窓から飛ぶ。アスマロクの町の上空を、怒号を聞きながら悠々と旋回する。
「そろそろ名前でも変える?」とスイは言う。「ツヴロカ大陸でも追われるかも」
「ええー。めんどくせえな覚えるの」シュミレは嘆息する。「叩けば埃の出る名前でも、誇り高く背負っていこうぜ」
「サンナーラさんって、盗賊なんですか?」
「え?」
職人の女性にブレスレットを嵌めてもらっている最中、急にそんなことを言われたので、サンナーラはとてもびっくりした。一瞬、ブレスレットを手錠に空目してしまったくらいだった――誤魔化すべきか悩んで、やっぱり正直に言うことにした。確証もないのにそんなことを言う職人だったら、サンナーラはそもそも信頼しない。
「そうだけど、なんでわかったの?」
「今朝の情報誌に載ってましたよ。ほら、これ」
渡された情報誌を、サンナーラは捲る。「……あ!」
「書いてあるでしょう?」
「嘘、シンガーグループ『Sweetie Cutie Cherry』が活動休止なんだ? すごく人気そうだったのにどうしたんだろう……もしかして仲違いかな」
「そこじゃないです。あと『Sweetie Cutie Cherry』はみんな仲よしなので仲違いはありえません」
「あ、ファンだったんだ。ごめんごめん。えっと……これかあ」
サクランド国王失踪事件 城内に老婆の遺体
犯人疑惑の盗賊四人組 兵を脅し金庫の中身を奪い去る
そんな見出しのすぐ傍に、ぬすっと少女隊とライルハントの似顔絵が掲載されていた。
「これってサンナーラさんですか?」
「まあ、そうだねえ。それでどうする? もしかして、もう通報してあるの? ここを出たらすぐ捕まっちゃうのかな、うち」
「そんなことしませんよ」職人は笑う。「確認しておきたかっただけで。私はサンナーラさんを捕まえたりなんて、しません」
「え、どうして? きっとお礼金とかもらえちゃうよ? だいぶ大事件だし」
「だって私、悪い女の人って、嫌いじゃないですから。もちろん自分に被害が及ぶかもしれないなら怖くなりますが、私から奪うようなサンナーラさんだったら、もっと前から被害があるはずです」
「……甘すぎだよ、そういうの。もっと他人に厳しくしな」
「嫌です。厳しいのなんて、可愛くないですもん」
そう言ってはにかまれると、サンナーラとしては笑い返すしかなかった。
ブレスレットを嵌めて出ると、ちょうど工房のすぐ上をスイとシュミレが通りかかったところだった。そして少し離れたところから、飛んで逃げる盗賊を必死で追おうとする人々が駆けてきた。
「サンナーラ! 手を取れ!」
スイの手にぶらさがるシュミレが、サンナーラに手を伸ばした。
ためらいなく、握り慣れた手に触れた。
サンナーラを連れたぬすっと少女隊は、一気に高度を上げた。地平線も水平線も見えてしまうほど高くまで。それから、ツヴロカ大陸のほうまで、一気に飛んで行った。
アスマロクの警備員は、手錠を握り締め、広く青い空を睨んで、怒鳴った。
「逃げ切りやがった! おのれ、ぬすっとどもめ!」
了
ぬすっと少女隊と魔法の杖 名南奈美 @myjm_myjm
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