Ｖパーソナリティ琥珀糖ルリの時空超越ラジオ

＃１ 竹取かぐや

ルリ：

　亜空間からこんにちは！バーチャルパーソナリティ・琥珀糖ルリの時空超越ラジオ。ステイチューンでよろしくね！

　今回は記念すべき第１回目のゲストとして、日本最古のヒロイン、竹取かぐやさんをお招きしています。かぐやさん、よろしくお願いしまーす！

かぐや：

　ごきげんよう、かぐやです。お招き頂いて光栄です。

ルリ：

　わざわざ月の都から来られたんですよね？ありがとうございまーす。最近はいかがお過ごしですか？

かぐや：

　あ、はい。最近はずっとスイッチで遊んでおります。暇な大学生がやりがちな四輪車で公道最速を競うゲームにハマってまして、いとをかしです。

ルリ：

　おぉ…月の姫も親しみやすい一面があるんですね。でも、かぐやさんゲーム実況とかやったら人気出そうですよね。――「本物のお嬢様が庶民のゲームをプレイしてみた」とか？

かぐや：

　お嬢様だなんて…。わたくしは罪人だったのですから、お高くとまっても仕方ありません。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆

ルリ：

　ここで、お便り紹介のコーナー！ゲストのかぐやさん宛に、リスナーのみんなから時空を超えてハガキが届いています。さすが老若男女を問わず愛されるヒロイン、錚々たるお名前が並んでいますね。かぐやさん、ハガキの読み上げとお返事をお願いします！

かぐや：

　沢山のお便り、ありがとうございます。それでは、早速お一人目から…。

　「かぐやさんこんにちは」こんにちはー「私は石」いし…。これなんて読むの…？あ、いしづくりのみこ。ありがと「石作皇子と申します。この前、翁の家の前を偶然通りかかったとき、ちらりと見えたご尊顔の余りの美しさに秒でガチ恋してしまいました。結婚を前提にお付き合いしてほしいのですが、ワンチャンいけますでしょうか」

　――バカか。本心ダダ洩れだぞ変態が。偶然通りかかったとか抜かしてるけど、お前が毎日垣根からうち覗いてたのバレてっからな。（舌打ち）ったくホントに男って…。あ、ルリさん、え？清楚キャラ崩壊？あら、何のことでしょうおほほほほ。

　えーと、なんか光る鉢がインドにあるらしいです。１ミリでも誠意があるなら持ってきてください。ガウタマ・シッダールタ本人が使ってたって噂で、SSSレアってレベルじゃねー代物です。頑張ってくださーい。あ、偽物持ってきて誤魔化したら承知しねーからな。

ルリ：

　かぐやさん、あ、ありがとうございました。他にもハガキを頂いていたところですが、時間の都合上カットさせて頂きますスミマセーン！

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ルリ：

　（calmato私…私calmato…ふぅ…）次は、琥珀糖ルリの人生相談コーナー！超絶美少女のVパーソナリティ、ルリちゃんが、みんなのお悩みをサクサク解決しちゃいまーす。

　今回の悩める子羊は、ラジオネーム「翼の折れたエンジェル」さんでーす！（うわ中二きっつ）どんな悩みがあるのかなー？

　「中二男子です」（うわマジかよ）「クラスで好きな子がいるのですが、このまえ僕が頑張って話しかけたらニッコリ笑ってくれました。これって向こうも僕のこと好きってことですよね。もっと関係を深めるためにアドバイスなどあればお願いします」

　（calmato私…私calmato…calmaaatoooォォオオオ！！）それあなたの感想ですよね？なんかデータとかあるんですか？その女子があなたに好きって言ったんですか？推測で物事を判断しないでください。深めるべきは彼女との関係じゃなくてあなたの知性です。まる。

　（え？「やらかしてます」って…そうね、すみません。美少女だってありのままの自分に還りたい時はあるんです。ゆるしてヒヤシンス）

　い、以上、ルリの人生相談コーナーでしたー！

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ルリ：

　さて、かぐやさんとお届けしてきた琥珀糖ルリの時空超越ラジオ。そろそろお別れの時間に…。えっ、かぐやさん？（なに電話してるんですか放送中ですよ？）

かぐや：

　え？！マジ？わたくしの暴言で…お父様が激おこ？月の軍勢を向かわせた？ちょ、どうすんのよ。思兼、八意思兼神よんで何とかしなさいよ！あぁもう…Help me, OMOIKANEEEEEEEEEEEEEEEEEE！！！

ルリ：

　（ ／(^o^)＼ ）ただいま、世界観の垣根を破る発言がございましたことを、お詫び申し上げます。それでは、また次回も聴いてくださいね。バイバーイ！