第2章 エピローグ
気づいていたのに救えなかった。
姉の時とは違う。
分かっていたのに、都市伝説なんかじゃないって分かっていたのに。
もう、こんな思いはしたくない。
もう誰にもこんな思いはしてほしくない。
私は強くなりたい。
強く、誰かを助けられる人になりたい。
綾はそんな思いで、これから始まる修行に臨んでいくのだった。
絵画療法師 李都 @0401rito
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