このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(313文字)
お手本の様な短編SF作品である。 冒頭の緊迫したシーンから、流れる様に場面転換が行われ、そこかしこにマニアックな要素が散りばめられているにも関わらず、詰まることなく綺麗にまとまっており、ラストに向けて駆け抜ける様はまさに彗星のような印象。 何よりも会話劇が心地良い。音声作品として聞いても充分に世界観に没入できるでしょう。ぜひ一読を!