番外編 インスタントボム軸範囲アタッカー

ふと思い出しましたので、メモ書きついでに残しておきます。

モルフェウスのエフェクト《インスタントボム》はそこそこの火力と装甲無視を併せ持つエフェクトですが、「武器攻撃力は加算できない」という面白い特徴が存在します。この武器攻撃力は加算できないというものがどういう処理をするかについては公式Q&Aに記載があります。


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Q:素手を装備している際に《飛礫》《インスタントボム》のようなエフェクトで攻撃した場合、その攻撃は素手によるものとして扱いますか?

A:素手としては扱いません。「武器の攻撃力は加算できない」とあるものは、素手を含むあらゆる武器を使用していないものとして扱います。

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公式Q&Aの通り、あらゆる武器を装備せずに攻撃を行うと解釈されるわけです。通常は武器を未装備の場合は「素手を装備している」状態として扱われ、攻撃力/命中に素手が適用されますが、《インスタントボム》は素手を装備していないため素手の攻撃力補正も受けず、《渇きの主》などの素手専用エフェクトも適用されません。これだけだと素手であるにもかかわらず、武器攻撃力の補正を受けることができない欠点に思えますが、公式Q&Aにはもう一つ面白い裁定が載っています。


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Q:《ギガンティックモード》は、《インスタントボム》などを使用していて武器をひとつも装備していない状態でも使用することはできますか?

A:可能です。

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武器を未装備の状態でも「装備している武器の破壊と引き換えに範囲拡大する」《ギガンテックモード》は適用されます。素手装備状態であれば素手が破壊されて素手攻撃できなくなるのですが、素手すらも装備していないことから《インスタントボム》は《ギガンテックモード》をノーリスクで使えることになります。

ということで、これを利用した範囲攻撃アタッカーの例を作ります。


ルルブ:基本1、2のみ

▼能力値:技能

肉体5 :白兵4

感覚2 :

精神1 :RC1 知識2

社会2 :調達2 情報(UGN)1

HP29 行動値5


▼ワークス:UGNエージェントC


▼エフェクト:

2コスト:C:モルフェウスLv2

6コスト:完全獣化Lv2   ダイス+[Lv+2] 素手以外の武器使用不可

2コスト:飛礫Lv2     射程20m/攻撃力+4/至近不可/シーンLv回

3コスト:インスタントボムLv5 攻撃力+[Lv×2]/装甲無視

4コスト:ギガンテックモード 範囲(選択)に変更


▼所持品:財産点 6点

・コネ:UGN幹部

・コネ:噂好きの友人


▼コンボ

マイナー:《完全獣化Lv2》 ダイス+[Lv+2] コスト:6


・100%以下:

《C:モルフェウスLv2》《飛礫Lv2》《インスタントボムLv5》

ダイス:9(+侵蝕率補正) 固定値:4 C値:8 攻撃力:14 コスト:7

射程20m/白兵単体攻撃/追加効果:装甲無視/至近不可

※《ギガンテックモード》使用で範囲拡大


・100%以上:

《C:モルフェウスLv3》《飛礫Lv3》《インスタントボムLv6》

ダイス:10(+侵蝕率補正) 固定値:4 C値:7 攻撃力:16 コスト:7

射程20m/白兵単体攻撃/追加効果:装甲無視/至近不可

※《ギガンテックモード》使用で範囲拡大



評価:

《インスタントボム》主軸で、同様の特性を持つ《飛礫》と組み合わせたビルドになります。《飛礫》は至近不可でシーンLv回しか使用できない小回りの利きにくさはあるものの射程拡大によってマイナーで移動しなくても攻撃を当てられます。Lv2なのでシーン2回攻撃できますが、割り切って攻撃回数をシーン1回にして経験点を節約するのもアリだと思います。

攻撃力を《インスタントボム》に依存するビルドのため、仮に敵と至近で殴りあう場面になったとしてもそれなりの火力と装甲無視で役割を果たせるでしょう。


ビルド上の欠陥になるのですが、リスクなしに範囲攻撃できるビルドにしては行動値が遅い問題があります。高い行動値で敵を動く前に叩くことはできないため、基本は射撃アタッカーたちの取りこぼしを始末する役割になります。先制攻撃で敵の取り巻きを散らす役割を持たせる場合は、トライブリードにして《加速装置》を積むのが手軽です。「インフィニティコード」が使用できる環境下であれば、キュマイラの代わりにウロボロスを入れて《原初》エフェクトでキュマイラ部分と加速装置を摘まむのもアリです。

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ダブルクロス 診断メーカーでビルド練習 住吉 @sumiyoshi_0101

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