自然に差し込まれた描写の一つ一つが、温度と立体感を創り、二人の物語に色を持たせます。
書くと描く。
タイトル通りのシチュエーションと共に物語が始まります。
作中の二人の関係を、とても羨ましいなと思って読んでいました。
フィクションだからと言って切り離して考えられない。そういう羨望がありました。
それはこれが考えうる最高のシチュエーションであるにも関わらず、現実起き得たかも知れないリアリティがあるからなんだと思います。
最後の一文を読んだとき、温かな読後感に包まれました。
書いている人にも、描いている人にも、読んでいる人にも、見ている人にもお勧めします。