38.エピローグ
清明節の日のことである。
明け方まではしとしとと春雨が降っていたが、昼にはそれも止み、まさに明るく清らかな春風が、天華国の隅々にまで吹き渡った。
人々は扉を柳の枝で飾り、めったに家の外に出られぬ女たちも、この日ばかりは針仕事の手を休め、先祖の供養や山遊びへと出かける。
この日もたらされる新たな種火に敬意を払うために、民は今朝がたまでの丸一日、火を使わぬ寒食で済ませていた。
その反動でか、王都門前の市、特に温かな粥や串焼きを扱う店は大繁盛で、
そんな中、地味な衣を身に着け、目の下までを首布にうずめた女が、人波に押し流されそうになりながら、ふうふうと息を荒げ、歩いていた。
「ちょ……、ちょっと、ごめんなさいね! 通るわよ。通る……通るってば! 通るっつってんでしょ!」
どうも、するりと人込みをすり抜けることが、苦手な女のようである。
さては後宮から逃げ出してきた、箱入りの女官かと、人々は意味深な視線を躱し合って、こっそりと道を譲った。
清明節は、墓参りの名目で、妃嬪や女官にも外出が認められる、数少ない機会だ。
厳重な監視のもと籠でしか移動しない妃嬪はともかく、女官の中には、ふらりといなくなってしまう者も多い。
脱走者を捕まえた者には褒章が与えられるので、こうした怪しい女はすぐに通報されてしまうのが常だったが、今年ばかりは勝手が違った。
後宮の抜本的な粛清に伴い、後宮退出を願った女官はすべて、年季終了とすることを許されたのである。
このお触れのもと、能力の足りぬ者や違法に集められた娘たちは、続々と後宮を離れつつあった。
今こうして節句の儀にまぎれて後宮を抜け出す女がいても、無罪放免とされることは明らかだったので、誰も手出しはしなかったのである。
皇太子であった自誠が即位してから、すでに三月。
前帝から穏やかに治世を引き継いだ若き皇帝は、皇太子時代の評判を裏切るかのように、次々と大胆な政策を推し進め、民の信望を集めている。
その彼が真っ先に下した命こそ、肥大しきった後宮の改革であった。
まずは、不正な手段で権力を掌握し、後宮の腐敗を進めていた太監長を処刑。
彼に与していた、または品性の卑しい妃嬪については、ある者は追放し、またある者は女官へと階位を落とした。
同時に、犯罪者である太監長が司っていた
前帝の妃嬪たちには一律「太嬪」の称号を与えて出家を勧め、残留を望む者については、皆貴人扱いとしてそれを許した。
治世が落ち着き次第、秀女選抜に相当する儀式を設けるので、それまでの暫定的な処置ということである。
つまり、現皇帝には、公式な妻がいない。
まれに見る美男子で、こんなにも有能な皇帝は、いったいどんな皇后を娶るつもりかと、人々は夢中になって噂し合っていた。
いや。
実際には、皆が一律貴人扱いとされる中、一人だけ「妃」の称号を授かった女がいるそうなのだが、なんでもその者は、行き過ぎた栄誉であるとして辞退しているというのだ。
聞く話では、こちらもまた絶世の美女であるらしく、それでいながら謙虚な姿勢に民は好感を持ち、ますます熱心に、その妃について囁き合っていた。
そんなわけで、有象無象の脱走女官など、彼らにとってはまったく、どうでもよかったのである。
「緑の屋根に烏の羽飾り、緑の屋根に烏の羽飾り……ここだわ!」
さて、人々の生温かな視線など気にも留めず、平民に身をやつした女――珠麗は、目的の店を見つけて、ほっと胸をなでおろした。
それから、用心深くあたりを見回す。
追手がいないことを確認すると、店番をしている男たちに向かって、こそこそと囁きかけた。
「わ、『割れ鏡の半分を合わせに来ました』」
「わあお。本当に来ちゃったよ」
宝飾品を並べた屋台に、男は二人いて、珠麗に呆れた様子で肩を竦めたのは、小柄な少年――
せっかく事前に決めた合言葉を口にしたというのに、まともに返してくれもしない。
いかにも物売りの少年らしい仕草で銅銭を数え終えた彼は、溜息をついて、隣の青年を振り返った。
つまらなそうな顔で椅子に腰かけているのは、もちろん
「どうする、
「仕方ないってなによ! あんたたちが
「そんな積極的なもんか。珠珠が恐れ多くも小黒を使って、何度も何度も何度も何度も兄を追跡させるから、仕方なく僕がそう書いたんだよ」
珠麗がぷりぷり指摘すると、宇航は悪びれなく返した。
どうやら小黒は「烏」の頭領の血縁だけが操れる特殊な鳥で、「烏」の中では下手な構成員よりも上の地位にあるらしい。
そして、宇航自身も「烏」の次期幹部らしく、ときどきこうして王都にやってきては、物売りに扮して情報を集めたり、盗品を売りさばいたりしているようだった。
「皇帝や妃嬪仲間にめちゃくちゃ執着されて、厳重に囲まれてるって聞いてたのに、本気でここまでやって来るなんて……」
「ふふん。私だってやるときはやるのよ。この日のために三月、ひたすら大人しくしてたんだから。後宮から目と鼻の先の市にちょっとだけ足を伸ばしたいと訴えたら、清明節ということもあって、難なく外出できたわ。しかも、一番監視の厳しい側付き女官は、今日に限って休みという幸運にも恵まれた。で、不慣れな見張りの太監に酒を嗅がせて撒いたのよ」
どうだ、と胸を張ると、なぜだか宇航は微妙な表情をした。
「あんたが自信いっぱいになにかをするとさ、絶対逆のことが起こるから、やめたほうがいいと思うよ」
「失礼ね! なにを知ったふうな……っていやいや、そんな話はどうでもいいのよ。一刻も早く、私を玄岸州に連れかえってよ!」
あんまりな言い草に腹を立てるが、そんな場合ではないと思い直し、どんと台に両手をつく。
珠麗が迫った相手は、もちろん礼央だった。
「よくも三月前は、伝言役を果たすだけ果たして、さっさと私を置いて消えてくれたわね。あの後、どれだけ私が苦労を重ねたかわかる?」
そう。
楼蘭と泣き合って和解したその後、周囲を見渡してみれば、いつの間にか礼央は姿を消していたのだ。
おかげで珠麗は、諸々の事態の収拾に一人で向き合わねばならなかった。
三貴人や夏蓮はたこのように絡みついて離れないわ、蓉蓉は隙あらば珠麗に皇后を目指させようとするわ、自誠はにこやかに迫ってくるわで、気付けば彼らにこの四年のことを洗いざらい白状させられ、最後には妃の地位まで押し付けられた。
それを撥ねのけ、ここまで伽もせずのらりくらりと躱してこられたのは、もはや奇跡としか言いようがない。
何度も脱出に失敗する中、それでも外部と接触を取ろうと努力を重ね、とうとう空に小黒が飛ぶのを見つけたときは、思わず感涙して両手を突き出したほどである。
もちろん珠麗は鬼気迫った形相で小黒をおびき寄せ、なんとか礼央との文通に成功したのだった。
聞けば、彼は彼で「烏」の後継問題に巻き込まれてんやわんやだったらしく、即座には珠麗を攫えないとのことだった。
ただし、清明節には「烏」も職務を離れるらしく、その日ならばと、ようやく言質を取り付けたわけである。
三月ぶりの再会のわりに、淡々としている礼央たちに、珠麗は恨めしげに言い寄った。
「本当に大変だったんですからね。あいつら怖いのよ。にこにこしながら、めっちゃ束縛してくるのよ。ありとあらゆる手段で私を足止めしてくるし、妃にしようとしてくるの。この前なんて、美味しくって温かくって最高ーって寛いでたら、なぜか壁が割れて、私、陛下の寝所にいたんだからね? 寝所! あわや貞操の危機よ、この恐怖がわかる?」
「恐怖っていうか、壁が割れる状況がさっぱりわからない……。だいたい、後宮にいる女が皇帝に呼ばれることの、どこが貞操の危機なのさ」
半眼で突っ込む宇航とはべつに、礼央は皮肉げに片方の眉を持ち上げた。
「ほお、大変だったと。そのわりに、俺が激務の合間を縫って後宮を覗きに行くたびに、おまえは幸せそうに涎を垂らしていたり、楽しそうに妃嬪と茶を飲んでいたり、でれでれと皇帝からの贈り物を受け取ったりしていたように見えたがなあ?」
「な……っ」
「『こんなふわふわの饅頭、絶対貧民窟じゃ食べられないわ』だったか。ああ、『こんな豪華な贈り物は初めてだわ。さすがは皇帝、唸る財力……』とも呟いていたっけ」
「み、みみみ、見て……っ」
珠麗はだらだらと冷や汗を浮かべる。
(そんな盗み見する余裕があるんなら、さっさと連れ出してくれたっていいじゃない! こいつに、仲間を助けてやろうっていう気持ちはないわけ!?)
口には出さぬが、内心では非難がましくそう叫んだ。
もちろん、礼央はまさにその気持ちを発揮して、彼にしては驚異的なほどの回数、手を差し伸べにきているのだが、それを珠麗の言動がことごとく踏みにじっていることを、もちろん彼女は知らない。
「そ、そりゃ、温かい食べ物や、豪華な贈り物に触れたら、どうしたって心は弾んじゃうわよ。でもべつに、それで後宮に残りたくなるかって言ったら、全然別の問題で……」
気まずさに、歯切れ悪く呟く。
実際のところ、今の後宮の居心地は、けして悪くないのだ。
気心の知れた女官がいて、仲のよい友人がいて、美貌と権力を持った男が丁重に接してくれる。
けれど、それでも珠麗は、草木の陰に、建物と建物のあわいに生じる暗がりに、なんとも言えない闇を感じ取ってしまい、それがいやだった。
楼蘭の飲み込んだ悲鳴、数多の女たちの涙、怨嗟の眼差し、そんなものが、じっと横たわっている気がして。
後宮は美しい。
建物は荘厳な造りで、行き交う人々は皆天界人のようで、寒さとも貧しさとも無縁だ。
けれど、あかぎれもせず、爪も丸く整った自分の指先を見ていると、珠麗は恍惚よりも、違和感ばかりを覚える。
この四年で、彼女の魂はすっかり、外の世界に染まってしまったのだから。
このまま後宮に残っていたら、せっかく定まってきた自分の芯が溶けて、また、ふわふわの霞のような自分になってしまいそうで、それも怖ろしかった。
押し黙った珠麗に、礼央はやれやれと溜息を落とした。
「べつに、快適な暮らしに流されても、それはそれでいいんじゃないか? 贅沢を望むのは、人の性だ。いっそ皇后にまでなってしまうといい」
「なるわけないでしょ、そんなもの! ……なによ。あんたたちは、私が去ってしまっても、全然寂しくないわけ?」
あまりに冷淡な礼央の言い草に、珠麗は唇を尖らせる。
そういう性格だとは知っていたが、いざ見放されると寂しかった。
「そのわりには、こうして手を差し伸べて、期待させるし……。もう、礼央たちの考えって、さっぱりわからない」
拗ねて呟けば、宇航が目を見開く。
「ええ? なんでさ。僕には兄の考え、よくわかるけどなあ。贅沢がしたいなら、すればいいじゃん。一瞬でも皇后になれば、その後廃位されようが、莫大な金子がもらえるんだよ? もらえるだけもらって、僕たちのところに戻って来ればいいんだよ」
「そ、そういうノリで、なるもんじゃないでしょ。皇后とか妃とかっていうのは……!」
「えー? なんで? 一発
あどけない瞳でぱちんと目配せし、両手を使って極めて下品な仕草をしてみせた宇航に、珠麗は思わず絶叫した。
「指ィいい!」
「はいはい、お堅いなぁ、珠珠は」
宇航はぺろりと舌を出して、手を仕舞った。
珠麗は礼央の考えがわからないなどと言うが、弟分である宇航からすれば、なぜわからないのかが不思議だ。
「烏」の男たちは、女に純潔など求めない。
職業柄、生娘と結ばれることなどほぼないからでもあるが、彼らの価値観として、最終的に手に入ればそれで満足だからだ。
「烏」としては、彼女がいっそ皇后になってくれたほうが傍にいやすいし、手にも入れやすい。
礼央は、皇帝に忠誠を誓う暗示を掛けないことを、後継の条件にしているそうだから。
むしろ、わからないのは珠麗の考えのほうである。
色事にとんと疎いくせに、礼央に操を立てるようなそぶりを見せて、期待させたいのか、させたくないのか。
「とにかく……快適な暮らしだろうが、大量の金子を簡単にもらえようが、後宮にはもう、いたくないのよ」
やがて、むうっと子どものようにむくれて、珠麗はか細い声で付け足した。
「後宮には、あんたたちがいないじゃない」
しばしの沈黙ののち、礼央が再度溜息をつく。
見知った響きに、宇航はこっそりと天を仰いだ。
これはあれだ――惚れた女には弱い男が、つい絆されてしまったときの溜息。
「……仕方のないやつだな」
結局礼央も、拗ねていただけなのだ。
相手が縋ってくるならば、すかさずその手を取ってやるつもりなのだろう。
「烏」は純潔を求めない。
けれどべつに、独占欲がないわけではない。そういうことだ。
だが、顔を輝かせた珠麗が「さすが――」と身を乗り出しかけたとき、礼央はぴくりと眉を動かし、彼女の背後に視線を飛ばした。
「やあ。さすがは『烏』の後継者。僕の大切な、
背後からかかった、やけに色気のある甘い声に、珠麗はびくりと肩を震わせる。
ぎぎ、と軋むように振り返ってみれば、もちろんそこにいるのは、皇帝陛下その人であった。
肌色を暗くし、今日は民に扮しているようである。
「な、ななな、なぜっ、こ、ここここ……!」
「うふふ。お兄様は時折こうして、変装なさっては王都を巡察しているからですわ。ちなみに、なぜこの場がわかったかと言えば、わたくしが密告したからです」
にこやかな自誠の横からは、ひょこっと蓉蓉が顔を覗かせた。
彼女もまた、地味な町娘を装っていた。
愛らしい雰囲気を醸し出しているが、言っていることは全然愛らしくない。
「み、密告……っ?」
「ええ。夏蓮から、急ぎの通達がありまして」
彼女の指が示す先では、夏蓮が地に跪いている。
「か、夏蓮!? あんたまで、どうしてここに!」
「生涯お傍を離れぬと誓った主が、『今までお世話になりました』などと書置きを残されるほど、錯乱しておいでのようでしたので、心配で」
夏蓮は控えめな笑みを浮かべていたが、その目が、まったく笑っていなかった。
「珠麗様が望むなら、脱走でも貧民窟への帰還でもお手伝いしようと思い、いつご相談いただけるのかと待っておりましたが、まさか、紙切れ一枚で私を捨て去るおつもりだったとは、想像もいたしませんでした」
どうやら、ここまで難なく外出が決まり、実行できていたのは、夏蓮に泳がされていただけであったらしい。
よかれと思って夏蓮にだけは手紙と金子を残したのだったが、それが逆効果となってしまったことを、珠麗は今になって悟った。
「あ……、あ、あのう――」
「まあ、素敵な鏡ですこと」
「へえ、清明節の門前市って、なかなかいいものが売っているのね」
「後宮の人間がお忍びで来ることを知っているため、値付けは高いそうですが」
完全に泡を食っていると、さらに横から、ひょいと三人組の女が店を冷やかしに来る。
こちらは、商家の女に扮した静雅、紅香、そして嘉玉であった。
「ど……っ! あ……っ、こ……!」
「『どうして、あなたたちが、ここに』?」
「お忍びで市を冷やかしに来たに決まっているじゃない」
「もちろん、陛下と内務府に申し出たうえで、ですけれど。どなたかと違って、ふふ」
なぜだろう。
三人とも笑顔なのに、言葉や表情に、言いようのない含みを感じる。
自誠に蓉蓉、夏蓮とそれから三貴人。
六方向から圧を受け、珠麗はじり、と後ずさる。
尻はすぐに屋台の卓にぶつかり、早速、後がなかった。
「清明節の外出は、滅多に家を出られぬ女に許された、数少ない楽しみだから、さすがに僕とて、それを咎めはしないけどねえ。外出とはあくまで、家に戻ってくるからこそ、外出だ。戻ってこないのなら、それは脱走という」
珠麗を取り囲む者たちのうち、自誠が代表して口を開く。
彼は過剰な色気を乗せて微笑むと、一歩こちらに近付いてきた。
「後宮縮小の折だ、脱走した者にさえ、僕は罰を与えない。けれどその者は後宮での一切の身分を失い、ただの平民となる。そうそう、平民と言えば、民はこの清明節、男女とも山に登って、そこで交わりを結ぶこともあるらしいね。奔放なことだ」
すっと頬に手を滑らせ、彼は愉快そうに首を傾げた。
「僕は、妃嬪は丁重に扱うと決めているけれど。君が平民になったというなら、そうした流儀に沿ってみようか?」
「ひ……っ」
「君は、妃嬪として外出したのかな? それとも、脱走して平民になったのかな?」
彼も夏蓮と同じだ。
笑っているようで、目が笑っていない。
珠麗はがくがくと震えながら、もちろんこう答えざるをえなかった。
「が……っ、外出、しただけ、でーす……っ」
「そう」
その途端、自誠は、満足したような、不満そうな、複雑な表情で引き下がる。
珠麗はばっと屋台の奥を振り返り、礼央の首根をひっつかんだ。
「見た!? 見たでしょ!? 毎日これなのよ! お願い、私を助けてよ! 守料はちゃんと払うからあ! もう二倍でもいい。ご……っ、五倍でも、いい!」
小声ながら、切羽詰まった様子で叫ぶ。
がくがくと揺さぶられたまま、礼央はげんなりした様子で眉を寄せた。
彼としては、五倍でも少ないと主張したいところだ。
(見てみろ)
気安く珠麗と触れ合う礼央に、警戒の眼差しを向けている者たち、その顔ぶれ。
初めて他人への執着を覚えつつある皇帝と、得体の知れなさを持った公主。
主に命まで捧げている女官に、それぞれの強かさで後宮を生き抜いてきた貴人たち。
その全員が、あらゆる注意を払って、珠麗のことを追いかけている。
一度失ってしまった相手だからこそ、取り戻したときの喜びも、執着も、再び失うことへの恐怖も大きい。
かつて珠麗を手放した彼らだからこそ、もう二度と、過ちを繰り返すことはないのだろう。
――なんとまあ、厄介な。
重々しい気持ちになりつつも、――結局礼央とて、縋ってくる女の腕を、振り払う気にはなれないのだ。
「十倍なら、考えよう」
「そこをなんとかああ!」
熟慮の末告げた言葉は、珠麗の絶叫によって返され、門前市の
*******************
以上で完結となります。
連日の更新にお付き合いくださり、ありがとうございました!
コメントやレビューなど、心よりお待ちしております。
…が、意外に好評を頂けて嬉しかったので、調子に乗って閑話を書いてみました。
カクヨムさんでは「二度目の忠誠―夏蓮―」
なろうさんでは「気に入るつもりじゃなかった―宇航―」
という内容で、17日20時に投稿させていただきます。
あともう1話だけお付き合いくださいませー!
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