ここでピアが心配するかな、と思ってしまうあたりがまたカートらしいというか。
最初に読んだ時はショックでコメント残せませんでしたが、ここがいろんな意味でターニングポイントにもなっていたのでしょうね。カートにとってはとても痛く、傷つく出来事ではありましたが。
この場面で憤っている人達の描写を見て、改めてそう感じました。
さぁピアさん!カートを救っておくれ!!!( ;∀;)
作者からの返信
気遣いの塊、カート君!
いじめシーンは書いてても辛かったです。殴られる事より、悪くない事に謝罪を要求されるところとかもきっついですね。取り囲んで、反論も出来ない状況というのはもうほんと。
この出来事は、アーノルドにとってもターニングポイントですね。
可哀想に、八つ当たりされて……。ヘイグさんだけでなく宰相も怒っているし、厩舎のおじいさんも馬も心配してくれて、全体的にはカートの味方は多いのでしょうけど、心底から頼れる存在っていないんですもんね。
だからこそ、ピアさんに隠さず話せたのはちょっとびっくりでした。居心地のいい存在なんですね^ ^
経緯は酷いですがアーノルドの掴んだ情報も、知れたことですし……。
作者からの返信
カート君には味方が多い。
でも遠慮の塊のカート君は、心配してもらってもそれを申し訳なく思ってしまうばかりで、素直に甘えたり出来なくなっていて。
そんな彼が唯一自分を出せる相手が、ピア。自分でもびっくりしてしまったようですが。
そしてせっかくの情報ですが、アーノルドの付け加えた「俺がすごい」情報の過多と、殴られた衝撃とその後の辛さで、カート君はそれをほとんど記憶にとどめていられませんでした…!
これは悔しかったでしょうね……
心配して気遣ってくれる大人も多いんですが、立場的にも、それからたぶんカートくんの性格的にも、誰かに全面的に頼るということが難しいんでしょうね。
ピアさんがしっかり受け止めてくれますように。
作者からの返信
我慢して場を取り繕う…。これは彼の美点でもあり欠点でもありますね。
早くから独り立ちを意識させられる育てられ方もしているし、誰かに頼る事をよしとしない性格。もし甘えられる性格なら最初から酒場から出てなかったでしょうし。
でも心は、やはり足掻く。