応援コメント

第56話 追跡者」への応援コメント

  • お梅ちゃん積極的! かと思ったら追跡者がいたとは……無粋なり。

    東北地方の貧困については、やはり寒冷地で農作物の取れ高が安定しないということが原因として大きかったのでしょうか。
    貨幣経済も十分に浸透していたとは思えないですし、同じ地域内、広くても隣県くらいの範囲の経済流通圏では一度凶作が襲ったら地方内の食糧は一気に手に入らなくなりますから。

    作者からの返信

    桁くとんさん、いつもありがとうございます。

    おっしゃる通りですね。今でこそ耐寒作物の品種改良が進んでいますが、当時は気候が大きく影響を与えていたと思います。

    西村山郡と北村山郡は山形盆地の北側で平坦部が少なく山岳部が多いので、耕作面積が小さく、三島のトンネル計画には商品作物流通の面からも積極的な推進派が多かったと思います。

    これに対して峰一郎のいる東村山郡や、県庁などの中心部の南村山郡は、比較的、平坦部が多くて耕作面積も広く、温暖で作物の成育も良く、トンネル計画を急ぐ理由に乏しかったと思われます。

    更に、比較的に北村山郡や西村山郡に比べると裕福だと思われていましたから、裕福なところから金を出させようと県庁は考えました。それが住民の不公平感を強くして反対運動をかもし出したようなところがあります。

  •  ・・・残念。良い話で終わらないですねぇ。

    作者からの返信

    いつもありがとうございます。ネタバレになりますかま、残念ながら、史実としては頓挫してしまう運動です。それに梅は峰一郎との間に甘い恋心を描きたくて私が勝手に登場させた架空のキャラクターですから、将来的には結ばれることはありません。また、当時の地方の村の厳しい生活状態を説明するための役処でもあります。残念ですが、峰一郎の妻になる方は別人ですし、梅に関してはちょっと悲しい終わりになるかもしれません。