第22話 10歳

「今日はこんなもんだろう」


「そうですね」


もう10歳を過ぎて深夜の魔物狩りも2年以上続けたので慣れたもんだ。

そして肝心のステータスはこうなっている。



【名前】 ゼロス・アドルフォ

【種族】  人族

【年齢】  10

【レベル】 20  (15UP)


【HP】   230/230  (150UP)

【MP】   80/230  (150UP)


【攻撃】  109  (75UP)

【防御】  92   (62UP)

【敏捷】  109  (75UP)

【魔攻】  109  (75UP)

【魔防】  86   (58UP)

【知力】  109  (75UP)


【スキル】

・算術Lv.6・礼儀作法Lv.4・危機感知Lv.3(1UP)

・剣術Lv.4(1UP)・武術Lv.4(1UP)・投擲Lv.3

・隠密Lv.3(2UP)・忍び足Lv.3(2UP)

・火魔法Lv.4(2UP)・風魔法Lv.4(2UP)

・水魔法Lv.3(2UP)・魔力操作Lv.5

・火耐性Lv.2(New)・風耐性Lv.2(New)

・水耐性Lv.2(New)・土耐性Lv.2(New)

・雷耐性Lv.1・読心術Lv.2(1UP)


【ユニークスキル】

・雷魔法Lv.4(3UP)・高速反射Lv.5

・偽装Lv.MAX・エンチャント

・魔法斬りLv.2(New)


【エクストラスキル】

・【称号】収集


【称号】

・転生者

・希少魔法使用者

・早熟

・神童

・九死一生

・一騎当千

・百戦百勝

・以心伝心

・下剋上(New)

・二刀流(New)

・虫の天敵(New)

・ゴブリンキラー(New)

・ウルフキラー(New)



下剋上は冒険者との訓練中に獲得した。効果は格上との戦闘時にステータスが1.2倍というものだった。そしてキラー系も多く獲得して虫キラーが虫の天敵に変化した。キラーでは攻撃系の倍率しかかからないが天敵だと防御にも倍率がかかる。



「じゃあソフィまた明日」


「おやすみなさい」


そして今日も眠りについた。



「ゼロ兄様…起きてください」


「後30分……」


「ウォーターボーr」


「起きる!起きるから!!」


あれから毎日起こしてもらっているが、起きる時に俺が二度寝をしようとすると魔法を放ってくる。

今のでわかるようにソフィは詠唱省略のスキルを取得した。



「ご馳走様」


「ご馳走様です」


「じゃあやるか〜」


「そうですね」


朝食が終わっていつも通りの日課を始める


「ウィンドスピア!」

「ストーンスピア!」


「はぁっ!」


魔防を上げるにはどうすればいいかと考えた。結果としてソフィに魔法を打ってもらうことになった。しかしただ当たるのは嫌なので剣で魔法を斬ってその破片を食らうことで魔防をあげることにした。

しかし最初は多く当たったがだんだん慣れて破片もほぼ当たらなくなった。その時に魔法斬りを取得した。そして俺に魔法を当てるためにソフィは詠唱省略と多重詠唱を頑張って覚えた。なんかごめんね…


「いつ見ても…異様な光景だな……」


父が庭にいる俺たちを見てそう言った。

最初に始めた時点で止めに来たが、当たり前のように魔法を斬る俺を見て唖然としていた。この世界中探しても魔法を斬れる人なんていないらしい。


「よしっ!じゃあジャドソン兄様もお願い!」


「わかったよ」


そして今ではアップをソフィでやってその後にジャドソン兄様とソフィに挟まれた状態でやる。

その時は二刀流でやる。称号の二刀流は二本の剣を持つと攻撃と敏捷が1.3倍になる。


「ウィンドスピア!」

「ストーンスピア!」


「吹け!ウィンドスピア!」


「ほっ!はぁ!」


こうして午前中が終わって午後は学校の試験のための勉強で終わる。



「また王都に行くのか……」


「別にいいじゃない」


ジャドソン兄様の入学にあたり親達も同伴で王都に行く。それはいい。ただ俺と同い年の王族が2人いるということで今年も社交界パーティーが開かれる。これは別に行かなくても問題なかった。しかしシャナが来てくれという内容の手紙を送ってきたせいで行かなければいけなくなった。そしてあの騎士から稽古をつけてやるから来いよ?という内容の手紙も同封されてた。ここで行かなければなんか逃げたみたいになるので行くことにした。



「じゃあ留守を頼む」


「かしこまりました」



そして3日後に出発となった。父がメイド長に家のことを頼んでいる。そういえば、ウォレス達の冒険者パーティは3ヶ月前くらいから活動場所を王都に移している。なので今回は別の護衛だ。俺とソフィならそこら辺の冒険者よりは強いと思っているが体裁的に護衛はつけなければいけないらしい。ウォレス達がいなくなってからは冒険者の訓練がなくなって無理をせず、2人1緒で明るい時間なら森に入っていいと許可も出ている。なので暇な時に行っている。


「では行ってくる」


「いってらっしゃいませ」


こうして二度目の王都に向かった。

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