Face

君は僕の顔の全てを知っている

瞳の色彩

眉の曲線

鼻梁の鋭角

口唇の熱量


君は僕の顔の全てを知っている

脆い笑顔

柔い泣き顔

拗ねた顔 照れた顔 怒った顔

君に教えられた心の数だけ

君に知らされた想いの量だけ


だから

君に最後の顔を見せよう


君だけが知る

僕の死に顔

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

【詩集】紙飛行機の降り立つ先に ソラノリル @frosty_wing

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ