あなたは生きている…と手首の傷跡が囁く

年齢を重ねるにつれ、誰しもが抱くであろう「生きること」の辛さ。
それがいつどのように迎えに来るのかは誰にもわからない。
生きることとは苦難に立ち向かうことと同義なのかとさえ思える。
だからこそ、その中で出会えたちょっとした安らぎが、立ち向かう勇気へと昇華することがある。
そんな人生の一片を感じさせてくれる作品です。

無理して頑張らなくてもいい。
自分のペースでいい。
主人公が自分で自分を褒めてあげられる時が来ることを切に願います。

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