超クソスキル『オナ禁』を手に入れた俺は世界最強になる!

陰内翼

第1話  クソスキル獲得

三代欲求。人間には三つの欲求が存在する。

食欲、性欲、睡眠欲だ。この三つは非常に大切だ。もし俺がこの三つに優先順位をつけるならば、まず性欲、次に睡眠欲、そして最後に食欲だ。それは何故か。それはこの俺、川添隆道かわぞえたけみちは三度の飯よりオナニーが大好きだからだぁぁぁぁぁ!


俺は今高校二年と言うこともあり、世間でいう思春期真っ只中なのだ。

なので、1日多くて10回も自慰行為、通称オナニーを毎日してしまう。自分でも人並みより性欲が強い事は分かっている。


正直やめようと思った事は、、、、、ない!

初めて俺がオナニーをしたのは小学四年生の夏休みだった。

あの快感は今でも鮮明に覚えている。いいや、この場合、あの快感を脳が感じている。の方が適切だろう。


俺は小学四年生の夏休みにたまたま母親のスマホがリビングに置いてあり、そしてたまたまパスワードが解除された状態だった。


今にして思えば、これは運命だったのかもしれない。

そう、性に目覚める運命。


そして俺はソファリを開き、気がついたら『エロアニメ』と検索していた。

ソファリとは、色々なものが調べれられるアプリである。


何故『エロアニメ』?と思ったかもしれない。

当時、俺はアニメにとてもいいハマっていた。

故に『エロアニメ』と調べてしまったのだ。


そして適当なサイトを開き、適当に漁った。

漁っている内に俺はたどり着いた。そう、熟女かみに!


その動画は今でも脳裏に焼き付いている。

お姉さんが男のあそこを〇〇〇〇〇〇して

そして白い〇〇が出たところをすかさず〇〇〇〇してさらにはムチで男のけつを〇〇〇〇して〇〇〇〇していた。


あの時はとても興奮した。


そして気がついたら俺の息子が悲鳴を上げたかのように直立していた。


このままではやばいのではと思った俺は何とか鎮めようと息子をなんと床に押し付けたのだ。

こうすれば戻るだろうと思ったのだ。

しかし、押し付けたと同時に息子に強烈な痛みが走る。

だが我慢し続けた。すると今度は痛みプラス何か分からない物が体の中から出てきそうな感覚に陥った。


俺は『なんだこの感覚はとても気持ちいいじゃあないか!』と思った。


そして至った。

天国への快感へ!

それが俺の初自慰行為、床オナだった。

以降俺は暇があれば床オナをした。俺が普通のオナニーを知ったのはもっと後になってだったが、、、。

まぁ、何が言いたいかと言うとオナニーとは麻薬って事だ。

一度やってしまえばその感覚を脳が覚える、いいや刻むと言った方が良いだろう。

だからやめられなくなる。


そして今現在、俺は今日13回目のオナニーをするところだった。ちなみに俺の最高記録は1日16回だ。


「今度は何をオカズにすっかなー。」


俺は自分のスマホを開きソファリで『エロアニメ』と検索する。

まぁ三次元でも良いのだがここは初心にかえってみるのも悪くないだろう。

ついでに、床オナで抜くことにしよう。

俺はスマホをスクロールし色々なジャンルでいいオカズを探していた。


「ん?なんだこれ?」


俺はある動画を見つけた。

『この動画を見て抜けたらあなたを超天国へ誘います。』というタイトルの動画だ。


「ほう。これは新しい動画だな。」


俺レベルになると殆どの動画は一通り見ている。

これは俺の知らない動画だ。つまり未知のオカズという事!


「今日最後のオカズはこれに決めた!」


俺この動画を再生する。


「ふーむ。これは中々、抜けないな。」


この動画は全く抜けないような動画だった。元より全く息子が立たなかった。

物凄く画質の悪い映像、女性声優の全く品のない喘ぎ声。これでは、全く何も感じない。


だが、俺は一度抜くと決めたなら絶対にそれで抜くと決めている。

だからどんなに画質が荒くても、女性声優の声がエロくなくても構わない。


ここは俺の6番目の技、『超妄想』を使うことにしよう。


俺は中学生の頃、受験期はスマホを親に取り上げられたいた。

その時期、どうしようもなく抜きたくなった時があった。

だが、抜く為のオカズない。どうするか考えた末に俺はある結論に至った。


『オカズが無いなら、妄想すればいい』と。


だから受験期は殆どこの方法を用いていた。


「まさかこの技をここで使うことになるとは......。」


まぁだが今回は幸い、一応映像と一応女性の声がある。

これがあるだけでもありがたい。


逝くぜ!俺の超妄想発動‼︎


「はぁぁぁぁぁぁぁ!」


そして俺は絶頂を迎えた。


「ふぅー。何とか逝けたな。まぁ俺にかかれば楽勝なんだけど。」


あっ、賢者タイム来た。


「初めまして!私は女神です。」


賢者タイムを堪能していると何処から女性の、とても品のある声が聞こえた。

声のする方を見てみるとそこには、この世の物とは、思えないほど美人の女性がいた。


「あの、処女ですか?あとおっぱい触らせてください。」


完全に無意識だった。

気付いたらそう言っていた。


「え?」


女性は困惑した顔をしている。


「あっ、すいません。口が滑りました。誰ですか?と言おうとしたんです。」


何とか誤魔化そうと俺はそう言う。


「えーと、、、、」


女性は何故か沈黙した。


「どうしたのですか?」


「あっ、いえ何でもないですよ。それでも改めました私は女神です。」


「え?」


「え?」


「め、め、女神って本物ですか!?」


「はい。もちろんです。貴方にはこれから異世界に行くのですよ。」


「い、異世界?と言うとあのラノベとかでよくあるやつですか?」


「そうです。貴方にはその権利があります。」


「権利?どう言うことですか?」


「貴方は異世界に行く為の条件をクリアしているのです。ここに来る前に何か試練のような物を受けましたよね?」


「試練?あっ、もしかしてあのエロアニメですか?」


「そ、そ、そんな下品な言葉女神も前で言わないで下さい。」


女神は顔を赤らめながらそう言った。


「す、すいません。それでその試練をクリアした俺は異世界に行けるとそう言うことですか?」


「はい、それで貴方には異世界で魔王を倒して欲しいのです。」


本当にラノベのような設定だな。

待てよ。ラノベのような設定なら俺はチート能力を手に入れられるんじゃないか?


「何か能力のような物を貰えるのですか?」


「それはもちろん。貴方にはエクストラスキル、超経験値と超パワーを与えます。これで魔王を倒してください。詳しい事は異世界に行ってもらえればわかりますから。」


マジか。こんな能力があれば俺、異世界でハーレム作れるんじゃないか?いいやそれどころか念願の童貞卒業も夢じゃないかもしれない。


「わかりました!俺魔王倒します。」


「ありがとうございます!それではまずは貴方にこれを与えます。」


そう言い女神は俺に名刺のような大きさの紙を渡してきた。


「これは何ですか?」


「それはステータスが表示される物です。ご自身の血をその紙に垂らすことによって表示されます。」


「なるほど。」


「では、エクストラスキルを伝授しますね。」


「え、あ、はい。」


ステータスカードに血を垂らそうと思っていたのだが。

まぁいいか。


「手を握って下さい。」


女神は自分の手を差し出し出来た。


「こ、こうですか?」


言われるがまま手を握った。初めて異性の手を握った。暖かい。何かが流れ込んでくる。

これがエクストラスキルか。


「終わりました。それでは異世界に転送しますね。」


「え、ちょ、ちゃんと伝授されたかステータスで確認してもいいですか?」


これで伝授されてなかったら死にに行くようなもんだもんな。


「伝授されてますよ。もしかしてこの女神を疑うんですか?」


そう言い上目遣いで俺を見てくる。なんて可愛いんだ。


「そ、そうですよね。女神はが嘘つくわけないですよね。」


可愛いさに負けてしまった。


「はい!では転送を始めます。そこを動かないでください。」


「わかりました。」


「では行きますね。」


「はい!」


次の瞬間、俺の下に光り輝く魔法陣が現れた。

おお!これが転送か。


段々光りが強くなり、気がついたら俺は森の中に居た。


「おぉ、これが異世界か。まずはステータスを表示させるか。」


俺は親指を噛みちぎり血をステータスカードに垂らした。


「え?嘘だろ!!!??」


俺は驚きを隠せなかった。

ステータスにこう書かれていた。


川添隆道かわぞえたけみち

Lv1

HP4545 MP1919

攻撃力259 防御力692 運気114514 魔力0


称号 妄想王  性欲大魔人


スキル オナ禁


「はぁぁぁぁぁ!!!!!!オナ禁だぁぁぁぁ!なんだこのスキル」


オナ禁


オナ禁した分だけ攻撃力、防御力、経験値全て10000倍アップ。さらにオナ禁した分だけ異性からの好感度が爆上がりする。


追記


もし自慰行為や性行為を行うとステータス50%ダウン。さらに異性からの好感度が爆下がり。運気80%ダウン。


所得条件


神々の用意したクソつまらない動画で逝く事。


「なんだこの超クソスキルはよぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」


こうして俺の異世界生活は幕を開けた

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