第2話
少年は遠くの町で魚介類を売り歩いている際に在ること気がついた。
魚を買った客。或いはスルメを買った客がそのまま飯の中にぶちこんで食事をする光景を。
何故彼らはそんなことをするのだろうか?
普通の人間であれば。
「おかずを買ったんだからご飯と一緒に食べるのは当たり前だ」
でおしまいだった。
だが、少年は違った。
「大陸内陸部には海がない。彼らは塩味を求めているんだ」
すぐに彼は行動を開始した。塩を造るのである。故郷の村人達に海の水を浜辺に撒き、それを集めて海水で煮込み、塩を採るよう頼んでみた。
彼がほんの少しだけ知恵を働かせただけで彼の家族が金持ちになったのは村人は皆知っていたので村人達は皆協力してくれた。
遠くの町まで塩を売りに行くと村は豊かになった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます