雨にも負けず、エロにも負けず

ret先生

序章 第一話 変わってしまった日常

時は2100年 日本はある事態に陥っていた。超少子高齢化と男子減少だ。

少子化問題は昔からあったが、今の日本と比べものにならない。30人に1人、赤ちゃんを産めばいいほうとなっていた。技術の発展により結婚や妊娠の減少傾向だった。


また男子減少も大きな問題となっていた。遺伝子的な問題か男の子が生まれないのである。40人クラスに1人男の子がいるかいないかの大問題となっていた


若者によるデモ、内乱、国民による不満の爆発、政府はこの事態を重く受け止めた。


政府はある法律を可決する。その名は「エロ促進推奨保障法」だった。国の政策でHを促進させるこの法は、Hをしたものには報奨金を、妊娠したら国から奨励金がもらえた。

またH推奨プログラムにより、政府の要請した人とはHをしないと法律違反となっていた。


初めは困惑があったものの30年たったいま、この政策は成功、少子高齢化の問題を解決していき不満をいう者は少なくなっていった。しかし男子減少はいまだに解決となっていなかった。


2132年


エロ促進推奨保障法が制定されてから32年、俺堀田サオは高知県の南にある島に住んでいた。田舎といったら田舎だが海がきれいで特に不便といったことはない。エロ促進推奨保障法が適用されていないこの島は、歴史しか知らない。ほんとにそんなことが行われているのだろうか、、、


エロ促進推奨保障法は町の中HがOK、病気も検査やら予防で安心、妊娠も薬でしなくてもいいらしい。この法律は性犯罪が増えると思われたが犯罪率も低下していた。Hは日本を救うなどゆわれているらしい。


しかしこの島ではそんな価値観わかるはずもない。

俺は好きな人としかHしたくないし、そもそも俺には幼なじみの彼女がいる。Hもキスも一回しかしたことないがあの時の思い出は忘れられない。



何度も違う人やるHより愛する人やる1回のほうが大切だ。それが俺のポリシー。

それに、、、俺のコンプレックスを受け止めてくれたのも彼女だ。

俺は彼女と結婚だってしたい。Hもしたい。それが普通のことじゃないだろうか?


まぁそんなこと考えても仕方ない、この島にいるかぎり、エロ促進推奨保障法は関わることないだろう。


「さて、6限も終わったし帰るか」歴史の授業が終わった今、俺は家の手伝いのため急いで帰ろうと廊下をでたところ。


「堀田君!!!大変よ職員室にすぐきて!!」


担任の先生がいきなり手を引っ張り出した。


「どう、、どうしたんですか!いきなり」


「あなたの親御さんが!!いいから早く」


家で飲食店を経営している俺の家は夫婦で商売している。今日もその手伝いで帰ろうとしていたのだが、、、


「堀田君連れてきました!」

職員室に急いでいくと体育系の先生が待っていた。


「堀田、詳しいことは車で説明する。とりあえずいますぐ病院にいくぞ」


「両親になにか、、、あったんですか?!」


「まず車に乗れ、説明は後だ」


俺は急いで担任の先生と車に乗り込んだ


「14時頃、、、1時間まえだな、病院から連絡があったんだ」


「何か事件にまきこまれたんですか?」


「それはわからない、でもお前の家は火事にあったんだ」


「火事!!??」


「あぁ、事故か事件かわからないがお前の親御さんは今緊急手術中だ。」

言っている意味がわからなかった。だって朝は二人とも笑顔で見送ってくれたんだぞ?


「慌てず聞け、ご両親はひどいやけどをおったらしい。家も半壊だそうだ」


「両親は生きているのでしょうか??」


「、、、、、、、、、、」

えっ


「嘘ですよね?」

、、、、、、

「とにかく、病院にいく詳しい話は病院の先生に聞こう」


こうして俺堀田は病院に向かうのであった。親の無事を祈りながら。

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