PVも、ブックマークもぜんぜんなので……

 これにて、連載をおわります。


というのは冗談で、ネタ切れです。こちらに載せましたショートストーリーは、十年


ちかく前、ブログで書いていたものでして、そのストックがつきたというわけです。


そんな前に書いた話なのでいささか古さを感じるなぁと思うショートもあったと思い


ます。まだほかにもあったのですが、とてもよそ様にお見せできるレベルではないの


で投稿はひかえることにしました。


 最後っとして超ショートを一編──。




『気になる男』


 昼休み、食事にでたボクは、え?っと思った。たまたま通りかかった商店街で、な


にか懐かしいような、昔から知っていたような、そんな男とすれ違ったから……。


 誰だっけ? 絶対、知ってる人だ!! 中年、いや熟年? ボクよりだいぶ年上


だ。知っている、しかし名前はまったく思いだせない。誰だ!?  


 ああ……いってしまう。父か、母の知りあいか? それとも先生? 


昔、お世話になった人? ああ……分からない……。


 午後の仕事も手につかなかった。なぜこんなに気になるんだろう? あの人は、誰


なんだ……。


 ──アッ!!


記憶の断片はとうとつに収束をはじめた。そうか! あの人は!!


昔、お世話になったビデオに多数、出演していたAV男優 だった。


 ……思いだすんじゃなかった。


                         おしまい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ときにたまにはショートストーリーなどを 田柱秀佳 @tabassira_shukei

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ