第3章 それは、一本の矢から始まった

第3章の主要登場人物など

 第3章に登場する主要キャラクターを紹介します。

 重要キャラが新登場するごとに、追加していく予定デス。


 🐈🐈🐈🐈🐈


 1 シャノワ(アノン)

 野良猫(♂)。年齢不詳。トパーズ色の眼を持つ黒猫。コレ以外の特徴は無し。

 もとは、子猫の時に「銀浪洞神社」に捨てられた黒猫だった。野良猫として三〇年生存し寿命を迎えたところ、創造者エイベルムの力によって「わたりネコ」となる。

「シャノワ」は、ディヴェルト・ライレアでの名前。名付けたのは誰か不明。なお、現時点では「アノン」という名で呼ばれていない。

 ひとことで彼を表すなら「ニィ」ともw


 2 創造者エイベルム

 ノベリストンアロウ、アポリス、ライレアの三つの世界「ディヴェルト」を創造した存在。ディヴェルトでは、神として信仰されている。シャノワに命と力を与えて「わたりネコ」にした。


 3 ラステル・クィン

 初登場時、一七歳。アルメア王国の女性冒険者。もとはヴィラ・ドスト王国の伯爵令嬢で「クィンの末裔」のひとり。ミディアムストレートの銀髪、ラピスラズリのような瑠璃色の瞳を持つ少女である。ノウム教会が禁忌とする「ラムダンジュ」により、天使の魂を身体に宿す。


 4 エイトス・レーヴ

 初登場時、三二歳。表向きはギルド9625のギルドマスター。燃えるような赤い頭髪をした身長191㎝の大漢である。

 もとはアルメア王国の「白銀の騎士団」所属。かつては戦場において「鬼神」のふたつ名で呼ばれていたほどの猛将だった。ワケあって下野し、シャノワの補佐役としてギルド9625の経営を取り仕切っている。ギルド9625では、熱血指導で新人冒険者を鍛えている。


 5 レオン・アルメア

 初登場時、二〇歳。アルメア王国第一王子。ショートに刈り込まれた金髪に涼やかな銀色の双眸。整った顔立ちは「王子」さまそのものといったカンジ。幼いころに母親を亡くし、アルメア王国の王位継承権争いから幾度となく命を狙われてきた。「シャノワ」の名付け親なのかどうかは不明。


 6 アリス・バトラー

 初登場時、一九歳。アルメア王国の「剣聖」で、ギルド9625に所属するS級冒険者。世界で唯一、二振の神剣「天羽々斬あめのはばきり」と「天尾羽張あめのおはばり」のあるじとなった女性剣士。主に、レオンの護衛任務にあたっている。


 7 スピカ

 初登場時、一八歳。アルメア王国「職人の街」マイステルシュタットにある「乙星や」の高級遊女。アップに纏めた黒く艶やかな髪にアメジストのような瞳を持ち「地獄変相図じごくへんそうず」の柄をあしらった打掛を羽織る。神剣「天叢雲あめのむらくも」の所有者。正式な称号や二つ名などは持たないが、剣聖級の剣豪である。B級冒険者でもある。


 8 レヴィナス・ヴィラ・ドスト 

 初登場時、一八歳。ヴィラ・ドスト王国第一王子。第一王妃イザベラの子。短髪を逆立てたスパイキーヘア、紅の生地に竜と虎が輪になって互いの尾を食む図柄(竜虎のウロボロス)の打掛を纏う。さらに顔には悪魔メイクというあまりに奇抜な姿から、「狂王子」と呼ばれる。


 9 カヲルコ・ワルラス 

 初登場時、一六歳。ヴィラ・ドスト王国騎士団庁に所属する騎士。神剣「草薙」の主である。アルメア王国の「鬼神」エイトスを超絶リスペクトしているらしい。スキル「フェニックス・テイム」を持つ。

 騎士団庁の調書によると、「ラステル亡命事件」さい彼女がラステルを森の中で発見し処分したとされている。

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