訳も分からずタイムスリップした俺が現実世界で無双する話
@Zen_No1
第1話
「…………………」
平凡な高校生の俺「伊那蒼」はごく普通にいつもと変わらない朝を迎えた。いつもと変わらない朝といっても昨日よりも暖かい気がする。
自室から1階のリビングに行こうとすると下から妹の「伊那凛」の声が聞こえた。
耳を傾けてみると
「お母さん!東京の感染者が過去最高の203人超えたって!」
また例の感染症の話か って、ん?!
俺はここで違和感を感じた…
昨日の感染者は1000人を超えていたはずだ…
「なあ、凛今日は何日だ?」
「ん?17日だよ」
「何月?」
「4月だけどどうしたの?」
「いや、何でもないよ、あ、ありがと…」
何が起こってるのかわからない俺は自室に戻った。
昨日は1月24日のはずだ…。
まさかタイムスリップ?
そんなラノベみたいな事はないだろう。
まあしっかりいうと、タイムスリップというよりか、1月24日までの記憶を持ったまま4月17日の自分になったと言った方がいいだろう。
あまり現実を受け入れられないが今日は学校も休みなのでゲームをしようと思いpcを開くとそこには
「4月17日」
と書かれていた…
「どういう事だよおおおおお!」
そういえば今日の朝いつもより暖かかったのは気のせいではなかったのかもしれない。
いつも一緒にFPSゲームなどをしている友人にチャットで
アオ「今日は何日だ?」
ちなみに俺のネットでの名前はアオだ。
ルア「17日だけど。」
ルアは俺の初めてネットでできた友達だ。
付き合いはかれこれ1年以上はある。
アオ「もし俺がタイムスリップしたと言ったら信じるか?」
ルア「ガチだったら信じるよ」
ルアとは互いに信頼している。
アオ「ありがと、変な事聞いて悪かった。」
ルア「全然いいよ〜、相談有ればいつでもしてね。」
俺は改めて自分が過去の自分になっている事に気づいた。
俺はこの現実を受け入れたと同時に
もう遅いので寝ることにした…。
訳も分からずタイムスリップした俺が現実世界で無双する話 @Zen_No1
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