診療所の日常。本当に普通の、ただの日常。だけど読んでしまう。読み進めて感じて、私達は次の患者に出会う。
この作品を分かりやすく説明したいと言う強い気持ちはあるのですが、この日常の温かさを文章に詰め込むのは難しい。
何かが尖ってると言う訳でもなく、大きな浮き沈みがあると言う訳でも無い。
だけど、そこにはドラマがあります。当たり前の日常の中にある、小さなドラマが。
病んだ者が集うのが診療所。でも、この物語は決して暗い話ではありません。異世界やラブコメも良いけれど、この作品はジャンルを越えて、きっと皆の心に刺さると思います。