第3話
ふと気づくと僕は丘の麓にいた。
目の前には雲の上まで続く長い階段がある。
どこからともなくやってきた黒ずくめの人が階段を登ろうとしたので、それを静止した。
なんとなく止めたかったから、あなたには資格がないとかそれっぽいことを言ってみる。
そしたら性懲りもなく、その人は階段に裏からしがみついて登ろうとし始めた。
やめろよ、僕はそれも静止する。
するとどうだ、その人が近づいてきた途端、首に衝撃が走る。
意識が急に飛びそうになるが、失神する間際でも絶対に言いたい言葉があった。
そう、あの言葉。
「不正解だ」
世にも奇妙な階段を登る やすだ かんじろう @kanjiro_yasuda
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