第32話
師匠はさっきこの国で最強の魔法使いになれと言っていた。でも僕は魔法はあまり得意ではない。というか
「師匠どうして神の使徒になるのですか?直接乗り込めばいいのでわ?」
「わかってないですねスーロ。神の使徒になることでしれっと天界に行く口実をゲットするんですよ。最強の魔法使いということでです。」
「よく分からないけど師匠が言うのなら従いますよ。」
「ふふよろしいです!まずこの国で最強の魔法使いになりましょうです。明日は年に1回の魔法大会が開かれる模様です。それに参加するです。」
「師匠僕は魔法使えないのですが…」
「問題無いです!炎の魔人の力を使えば火が出せますです。」
なるほどでもどうやるんだろう?
今まで身体強化しかして来なかったから分からないな。
「師匠がお手本見せてあげるです。その前にエントリーしておくですよ」
そして闘技場みたいなところにやってきた。
受付に行く
「こんにちは。ご要件は魔法大会参加でよろしいでしょうか?」
「はい。お願いします」
今師匠は隠蔽魔法で隠れている。
「ではこちらに所属国と名前魔法の流派をこちらに記入して下さい。」
『師匠どうしましょう国はこないだいた国を書くとして魔法の流派は何にしましょう?』
『自己流派とでも書いとけばいいのです』
紙に記入を終えて提出する。
「自己流とは珍しいですね頑張ってください」
それから僕達は魔法の練習のために荒野に転移してきた。
「スーロは炎の魔神は20パーセントまで使えますですが、今回は0.000001パーセントぐらいがいいぐらいなので、ほんのちょっとだけの力をまとってくださいです」
言われた通り少しだけ力を纏う
「その力を手の先の空間に集中させるです。」
すると火が目の前に現れだんだん大きくなってきた。
「そして魔力で制御して狙ったところに放出するです。これは魔法というより魔神の力を具現化して魔力で制御して飛ばすということです。この世界の相手ならこの程度で勝ててしまうです。多分」
「師匠ありがとうございます。魔法じゃないけど使えるようになったのは嬉しいです。」
「そうですか?では他にも派手な見た目のやつを教えるです」
こうして師匠が色々教えてくれた。
~大会当日
「さぁ今日は年に1回の魔法大会です!皆様の健闘を祈ります。そして優勝者には神の祝福がありますので皆様良き試合をして下さい。ルールは簡単降参するか場外か戦闘不能になると試合終了です。では早速第1試合の方準備して下さい。」
僕はいきなり1試合目からだ。
「さぁ行きましょう!1回戦目は前回の準々決勝進出、旋風のハン選手!!所属流派緑龍流今回の優勝候補だー」
「対するは今回初参戦スーロ選手!所属流派はなんと自己流!どんな魔法がでるか見ものです!!」
僕は闘技場の真ん中に行く。
「あーあ可哀想にできるだけ手加減してやれよーハンー」
「坊主まけるなー」
「瞬殺しちまえー」
僕を応援してくれてる人がいることに驚いた。
「よう坊主手加減してやるが少しは痛いぞ」
ハンさんは忠告してくれる。いいひとっぽい
「僕は結構強いですよ。全力で来てください。」
「そこまで言うのなら一撃で決めてやろう」
「試合かいしー!!!!!」
ハンさんが詠唱している。
僕は様子を見つつ炎の力を全身に巡らせる。
「エアーボム!!」
風の塊が目の前まで迫ってきた。
避ける。
するとそれに反応する様に爆発した。
何もしなくてもいいぐらいの風圧だったがここは演出が大事だろう。
「ふぁいやー」
炎を自分の後ろに噴射してるように見せかける。一様落ちないようにする演出。詠唱の仕方が分からないので忍者みたいに手で印を結んで見た。
「何?俺の風で飛ばないだと?」
風が止んだので舞台におりる。
今度はこっちの番だ
「へるフレイム」
炎を前に飛ばす
「こんなものはきかないぞ!ウインドアロー」
炎に当たると火力が増した。
勢いを殺せないまま
そのままハンさんに直撃
気絶した。
温度は常温なので火傷はしないから大丈夫だ。
無事1回戦目突破だ。
レベル無双 @yudai153945
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます