第3話 この感動?を話したら・・・

 さて、この「岩崎・渡辺コレクションに出てくる明治時代の寒漁村民」という言葉を思いついたので、母上様に早速言う、なんてことは、しておりません。それはなぜかと言えば、私といえば親孝行の鏡であるからです(ということになっておりますのです~当社比~苦笑)。

 しかし、その日は生後1か月の孫娘相手に、「おっちゃんはあんぽんたんじゃ」などなどと、面白おかしく言われておりまして、まあ、不吉な予感がしておりましたが、その後、その言葉は私の悪口(当社基準による認定~苦笑)の定番となってしまいました。


 とはいうものの、こんな世にも素晴らしい言葉を思いついた私、これを世に広めずどこに広めるのか、ということになりまして、早速、大学のサークルのとある先輩にお話しいたしました。

 その方は、私のことはよくご存じの方ですので、そんなことで「親不孝な言動はやめろ」などという言論の自由を封殺するような(当社認定基準~わっはっは)というか、まあ、野暮なことはおっしゃったりしません。

 で、何を言われたかというと・・・、


 母上様が明治時代の寒漁村民なら、そういう貴様は、「大正時代の酔っ払い」だろうが。


とのことでした。

 私のような阿呆が、自分自身のことなどわかっているはずもない。だが、見る人にかかれば、なるほど、私は大正時代の酔っ払いなのか、と、大いに、納得した次第であります。


 おお! 素晴らしい! これだぁぁ~~! これ!


 ということに相成りまして、わたくしは、はい、明治時代の寒漁村民様の息子で大正時代の酔っ払いと、晴れて認定された次第でござりまする。

 この話はじわじわとあちこちに伝わりまして、さらにある大先輩がおっしゃるには、こうでした。


 「明治時代」の寒漁村民が母親で、「大正時代」の酔っ払いが息子。

 時代考証も、完全に合致しているではないか!


なのだそうです。

 かくして私は、大正時代の酔っ払い認定がされた次第でございます。

 ええ、2021年1月9日時点で、パンが主食のコメの国の次期親ビン様が西洋花札トラさんか西洋タワケの電気売りさんかよりも(まだやってますね~いやはや)、これは、明確な事実なのであります(いわゆるネトウヨ風時事ネタでござりまする)。

 結局この「尊称(当社比)」、現在では、全世界どころか、プリキュアを通して全宇宙、全妖精界、全魔法界、全**、・・・、に至るまで、広まっているようであります。

 書く言う(かくいう~この表現が今PC上で出ました。もらった!)私、おかげさまで、「地球の例外」の烙印を押されてしまいましたとさ(そういうこと)。他にも、「地球の賑やかし」とか、いろいろあるにはありますが、まあ、そういうこってす、ってことでよろしく。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

明治時代の寒漁村民様と大正時代の酔っ払いさん 与方藤士朗 @tohshiroy

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ