15

「少年はその後のことは良く覚えていません。

 周囲がバタバタと動き回っていました。

 気が付いた時には、もう葬式なっていました。

 後になってから聞いたことですが、常連の人たちが段取りをしてくれたそうです。


 この時に、初めて父親側の親族に会いました。

 しかし、迷惑そうな顔をしているだけでした。

 誰がこれから少年の面倒を見るのだという相談、いや擦り付け合いをしていました。

 少年にとってはそんなことは無関係だと思い、ただぼんやりと無表情に参列者の顔を眺めているだけでした。

 悲しいとも感じず、感情など無くなってしまったかのようでした。


 母親の顔はおぼろげながら覚えていましたが、結局最後まで現れませんでした。

 少年にとっては、全てが別世界の出来事のように遠くから見ているような気がしました。

 しかし、少年は今回のことは理解出来ていました。

 とうとう一人ぼっちになってしまったのだ、とぼんやりと思いました。


 その時に、一人の男の人だけが大泣きしているのに気が付きました。

 恥も外聞もなく、感情の趣くままに泣いていました。

 少年はぽかんと口を開けて眺めているだけでした。

 そして、その男の人はこっちにやってきて親族たちにこう言いました。


『オレがこいつを引き取る』


 親族たちはほっとしたように、反対など一言も言わずに大賛成しました。


 この男の人は、自分から家族とは縁を切った父親の年の離れた兄で、少年にとっては伯父にあたります。

 伯父は新聞を見ていて、たまたま父親の訃報を知ったそうです。


 少年はこの日から伯父と一緒に住むことになりました。

 しかし、少年はもう誰も信じることが出来なくなっていました。


 心を閉ざしたまま数日が過ぎました。

 伯父は手料理のチャーハンを作ってくれました。

 それまでは毎日外食でしたから初めての手料理です。

 しかし、塩辛くて食べられたものではありませんでした。

 それが山盛りです。

 ほとんど残してしまいました。

 少年はこんな子供だましにだまされるものかと思いました。

 しかし、伯父はそんなことは関係なさそうに普通に食べていました。


 その夜、少年は伯父に連れられ野球を見に行きました。

 伯父は熱狂的なヤクルトスワローズファンでした。


 その日は巨人戦でほぼ満席の神宮球場でしたが、巨人ファンのほうが多いようでした。

 試合が進むにつれて、ヤクルトの敗戦が色濃くなってきました。

 そして、9回裏、ヤクルト側のスタンドに諦めムードが広がっていました。

 伯父だけは、まだ試合は終わっていないという目をしていました。

 ヤクルトの攻撃陣も諦めず、一打逆転のチャンスまで持ち込みました。

 打者はメガネのキャッチャーです。

 ピッチャーが一球投げるごとに、球場全体が息をのむことが分かりました。


 ピッチャーが最後の一球を投げた時、打球がライトスタンドに消えていきました。

 そして、球場が大爆発したかのように揺れ動きました。

 伯父は少年を抱きしめながら、我を忘れて絶叫していました。

 少年はこの伯父を見ていて、ついに笑いました。

 何て大きな子供がいるのだろうと。

 そして、大興奮の伯父と家に帰りました。


 この夜、少年はあの日から初めて泣きました。

 これまで凍りついていた感情が溶け出し、とめどなく流れました。

 伯父は何も言わず、じっと見守っていてくれました。


 週が変わると、少年は新しい小学校に転校しました。

 本来の少年は人見知りのしない性格なので、すぐにクラスになじみ友達も何人かできました。

 授業の遅れはありましたが、ソツなくこなすことができ、新しい生活にもうまく適応できました。

 全ては順調に進んでいきました。


 しかし、少年に試練の時がやってきました。

 いくら土地が移ったからといっても、どこかから噂というのは流れてくるものです。

 少年の父親の事件のことや母親に捨てられたことなど、PTAの間ですぐに広まりました。

 ゴシップというのが、退屈な人間たちの格好の娯楽なのは、いつの時代でも変わらないようです。

 それだけなら大きな問題にならなかったのでしょうが、心無い親がある同級生にそのことを言ったらしいのです。

 そして、あいつとは関わるなと付け加えて。


 その同級生が話の半分も理解できたとは思いませんが、あいつと関わるなということだけは少なくとも理解できたようです。

 すぐにクラス中、いや学年中にあることないことまで広がりました。

 少年は避けられ始め、友達だと思っていた何人かも離れていき、やがて孤立しました。


 本格的ないじめに発展するまで時間はかかりませんでした。

 上履きがどこかに隠されていたり、教科書がどこかに投げ捨てられていたりなんてことは当たり前。

 何人にも手足を押さえられ、便器の中に顔を突っ込まれたこともありました。

 他にもまだまだありましたが、今になるとよくもまあ色々と考え付くものだと呆れ返ります。

 やっている張本人たちは群集心理というやつのせいか、悪気などなくただのゲームだと思っているようでした。

 子供の悪意のない残虐性を直接身に受けた人間は、性悪説を信じるようになるのでしょう。

 このようにして少年の自尊心などずたずたに引き裂かれ、どうにかしようという気力すらなくなっていきました。


 ある日、伯父が少年の様子がおかしいことに気が付いて尋ねました。

 少年は渋りましたが、事情を説明しました。

 伯父は辛抱強く聞いていましたが、話が終わると怒りました。

 少年に対してです。

 そして、少年の目の前に大きなコブシを突き出しました。


『キンタマ付いてるのなら、こいつで勝負しろ!』


 伯父はそう怒鳴りました。

 伯父は今では化石のようになってしまった、典型的な番長だったそうです。


 その翌日、少年は放課後になるまで待ちました。

 そして、クラスのボスに挑みました。

 しかし、相手になるはずがありませんでした。

 当然です。

 学校で一番体が大きく、一番強いことは誰もが知っていました。


 それに対して、少年は小さい部類に入ります。

 それでも少年は、何度倒されても立ち向かいました。

 しかし、とうとう力尽きてしまいました。


 少年は傷だらけで、おどおどと家に帰っていきました。

 負けてしまったことで、伯父にまた怒られると思っていました。

 しかし、伯父は話を聞くと嬉しそうでした。

 これでお前も立派な男だと言っていましたが、少年にはその意味が良く分かりませんでした。


 さらに翌日になり、伯父の言った意味が分かりました。

 クラスのボスがみんなを集めて、こいつに手を出す奴はオレが許さねえと言いました。

 そして、少年に謝りました。

 彼もまた、その頃には珍しくなっていた典型的なガキ大将でした。

 この瞬間から二人は親友になりました。

 他にも友達が戻ってきましたが、少年は拒むことなく受け入れました。

 こうして、少年の家にも遊びに来るほど仲の良い友達が出来ました。


 ある時、何でお前の伯父さんはいつも家にいるんだと誰かが言いました。

 少年は、世間一般の男親は平日の昼間に家にいないものだということを初めて知りました。

 少年は気になり、何をやっている人なの?、と伯父に聞きました。


 作家だと教えてくれました。

 そして、何冊か著書をもらって読みました。

 伯父がまだ若い頃にバックパックを背負って、世界中を歩き回っていた頃の放浪記でした。

 少年は夢中になって読み、一気にファンになってしまいました。


 伯父はこの頃には児童書も書き始めていました。

 原稿が出来るたびに少年は読ませてもらい、意見を述べました。

 初めのうちは、大したことは言えませんでしたが、次第に的を得た意見を述べることができるようになりました。

 一度などは、ユニークな発想だとほめてくれ、採用してくれました。

 活字になったのを見た時、少年は全身に鳥肌が立つほどの衝撃を受けました。

 少年は見事に立ち直り、輝かしい日々を過ごしていきました。


 少年は中学生になりました。

 親友になったクラスのボスは、この頃には親の仕事の都合で名古屋に引越していました。

 少年は寂しく思いましたが、また会えると思い、沈み込むことはありませんでした。


 少年は地元の中学校に入学しました。そして、間もなく伯父は担任に呼び出されました。


『知能テストの結果、少年は普通では考えられない数字を叩き出しました。今からでも本格的に勉強に打ち込んではどうだろうか。某有名一流大学への入学も不可能ではないかもしれない』


 というようなことを伯父に言ったそうです。

 伯父は少年に聞きました。

 『お前はやりたいのか?』と簡単にそれだけでした。

 少年はそのことについて少し考えて、やってみると答えました。


 そうと決まった時の伯父の手配は手早いものでした。

 知り合いの紹介で、家庭教師を雇ってきました。

 偏差値が日本で一番高い大学の現役女子大生でした。

 学部内でも優秀らしく、的確にポイントを押さえ、少年もまた乾いた砂のように次々と吸収していきました。

 そして、学年トップの座は不動のものとなりました。


 しかし、家庭教師にはひとつ問題がありました。

 性欲が強すぎたのです。

 ある日、とうとう少年に手を出してしまいました。

 少年はこの時に初めて女を知りました。

 13歳でした。

 その日からは毎回のように関係を持ちましたが、やるべきことはやっていたので、成績は落ちることなく、まだまだ上がり続けていきました。


 少年が中学3年生になった時、伯父が文学賞を受賞しました。

 作家として世に認められた証を手に入れたのです。

 少年は伯父を心から祝福しました。

 尊敬する伯父をさらに誇らしく思いました。

 それからの伯父は忙しくなりましたが、毎日が充実しているように楽しそうでした。


 そんなある日のこと、少年が学校から帰ってきました。

 空には分厚い雲が立ち込め、夕立が来そうな気配でした。

 マンションの中に入ると、伯父の部屋の玄関ドアの前で見知らぬ女が異様に甲高い声で怒鳴っていました。

 少年が立ち止まって見ていると、女は諦めたのか立ち去っていきました。


 女が少年の横を通り抜けようとした時、少年は背筋に、ぬめっとした軟体動物のようなものが這う気配を感じました。

 女は何か訳の分からないようなことをぶつぶつとつぶやき、何日も洗っていないのか、髪の毛にはフケが浮いています。

 ブタのような体臭を放ち、不衛生な生活を長い間送ってきた為に、肌が垢まみれでささくれ立っています。

 まるで干物のようにやせ細り、明らかに栄養失調でした。

 何よりも異常だったのは目です。

 何も見ていないかのように、視線が宙をさまよっていました。


 突然、少年の方を振り向きました。目が合った時、そこには真っ黒い虚無だけがありました。

 底なし沼の中にずるずると引きずり込まれていくようでした。

 ほんの一瞬だけのはずでしたが、無限に闇の中に飲み込まれているように感じました。


 女は進行方向へ向き直り、そのまま歩いていきました。

 女が姿を消すと、少年は大きく息を吐き出しました。

 呼吸をすることさえ忘れていました。

 全身からは冷たい汗が、いつの間にか吹き出しています。

 女が去って行った後も少年は身動きできませんでした。

 突然の夕立の音ではっと我に返ることができました。


 やっとのことで玄関にたどり着くことが出来ましたが、カギがかかっていました。

 チャイムを何度も鳴らすと、伯父が苛立った顔で出てきました。

 伯父は少年の凍りついたような表情を見て怪訝に思い、どうかしたのかと訊ねました。


 少年はさっきの女のことを話しました。

 伯父はそれで納得がいったようです。

 さっきの女は何を考えたのか、伯父のことを親類だと思い、金の無心に来たそうでした。

 伯父は当然心当たりが全くなく、ひきとってもらうことにしたという顛末を説明してくれました。


『有名になると急に親戚が増えるものだ』


 と伯父は笑い飛ばして気にしませんでした。

 それに対して少年は不吉な予感が拭えませんでした。

 その夜、一睡もすることが出来ず、雷鳴と雨の音を聞いているだけでした。


 翌朝、少年は伯父に嫌な予感がすると打ち明けました。

 伯父はただ笑い飛ばしただけでした。


 しばらく、何事もないまま時だけは過ぎました。

 少年はそんなことがあったことはすっかりと忘れ、志望校の有名進学高校へと入学できました。


 入学してからも少年は優秀なままでした。

 しかも、いきなりトップクラスに入りました。

 高校から入学したグループでは、非常に珍しいことだそうです。

 それからも安定してトップクラスを維持して、まぐれではないことを自らの力で証明しました。


 しかし、破滅の時は忘れた頃にやってくるものです。


 ある日、学校から帰ってきたときのことです。

 空にはどす黒い分厚い雲が広がり、今にも大雨が来そうな気配でした。

 少年は雨には降られたくないので、急いで歩いていました。


 マンションの前にやってくると、パトカーが何台も止まり、救急車もやってきているのが見えました。

 野次馬ができ、カメラを持った報道陣も次々と詰め掛けていました。

 少年も何が起きたのか興味を引かれ、野次馬に混ざりました。


 その時です。

 担架に乗せられた男性が救急車に運ばれているのが見えました。

 始めは良く見えませんでした。

 その男性に気がつくと、少年は手に持っていたかばんを放り出し、救急車に駆け寄りました。

 すぐに警察に引き止められましたが、叫んでいることの意味が分かると救急車に乗せてくれました。

 担架で運ばれていた男性は、やはり伯父でした。


 少年は何度も話しかけましたが、伯父は目を固く閉じたままぴくりとも動きませんでした。

 そして、何も考えることもできないまま病院へと到着しました。

 しかし、手の施しようがなく、息を引き取りました。

 あっけなく、最も大切な人を失いました。

 天も少年に呼応して泣いているかのように、大雨が降り出しました。


 しかし、誰も少年をそっとしておいてはくれませんでした。

 まずはマスコミがインタビューを求め、好奇の目で少年を取り囲みました。

 少年は何も言わず、ただ黙ってにらみつけているだけでした。

 この無神経さに対して、もし凶器の一つでも持っていたら誰でもいいから襲いかかっていたでしょう。


 次に親類や各種関係者たちが、伯父の遺産や著作権をめぐって群がってきました。

 父親の時に知っている顔もありましたが、その何倍もの亡者が押しかけてきました。

 少年の目には誰も悲しんでなどいないように映りました。

 ただ単に、少しでも多く甘い汁にありつこうとしているようにしか見えませんでした。

 この亡者たちの浅ましさに、人間の本性を見た気がして吐き気しか感じませんでした。

 しかし、この程度のことはまだ序の口でした。


 事件のことで警察に呼び出されました。

 特にしつこく詮索されることはありませんでした。

 なぜなら、全容はすでに 分かっていたからです。

 隣りの主婦が事件の一部始終を目撃していました。


 あの頭のいかれた女が、突然伯父をメッタ刺しにし、13階から笑いながら飛び降りたということでした。

 少年は気が付きませんでしたが、つぶれたトマトのようになった女の死体も現場には転がっていたそうです。

 事件は犯人死亡で解決しました。

 しかし、少年にとっては永遠に終わることはないでしょう。


 刑事から、初めにあの女が来た日のことを話して欲しいと言われました。

 そして、少年は事細かに話しました。

 話の後、刑事は会ったのはその日だけかと聞かれました。

 少年はないときっぱりと言いました。


 刑事はそんなことはないだろう、会ったことがあるはずだとしつこく言いました。

 少年は憤慨しました。

 あんな女知らない、本当は自分の手で殺してやりたかったとまで言いました。

 それを聞いて、刑事は急に煮え切らない態度になりました。

 が、意を決したようにいいました。


『あの犯人は、君の母親だ』


 少年の煮えたぎっていた血の気は、一気に冷たく引いていきました。

 そんなことはないと大声で叫びたかったのですが、全身が突然震えてしまい、声など出てきませんでした。

 刑事もさすがに気の毒に思ったのか、調書にサインだけして帰っていいと言いました。

 少年は言われたとおりサインをしようとしたのですが、手が震えてペンも持てませんでした。


 少年はどうやってサインをしたのか、どうやって帰ったのか分かりませんでした。

 布団に包まって、ただぼうっとしていました。


 不意に思い立って、週刊誌を買ってきて読みました。

 何が正しくて、何が間違いなのか、何ももう分からなくなっていました。

 最後のわらにでもしがみつこうと必死になり、刑事の言ったことが間違いであることを祈りました。

 しかし、無駄な足掻きでした。

 やはり、あの女は母親でした。

 さらに事細かく、あることないこと好き勝手書いてありました。


 母親は家を出た後、簡単にあぶく銭を稼ぐと各地を渡り歩き、奔放に生きていたようでした。

 しかし、バブルも弾けるとそのツケを払わされることになり、身を売りながらあぶく銭をかせぐようになったそうです。

 とうとうそんな生活にも耐え切れず、覚せい剤に手を出し、頭が完全にショートしてしまいました。

 そして、どこからか伯父のことを知り、今回の事件に発展したそうです。


 同情の余地などない愚かな女の末路、と言ってしまえば簡単な話でしょう。

 しかし、少年にとっては簡単な話では済みませんでした。

 少年の中で何かが跡形もなく崩れ去りました。


 それからの少年は、その辺りにいる頭の弱い女子高生をかき集めました。

 見た目だけいい愚かな女など履いて捨てるほどいるので、簡単に集まりました。

 そして、売春組織を作り上げました。

 もちろん、ヤクザにも上納金を差し出し、根回しは忘れません。

 大手企業の役職にある人間も客になることもありました。

 その時は当然見逃さず、しっかりと見返りを得ました。


 ある時、手駒の女子高生の中に討論番組によく出ている、与党議員の姪がいました。

 金は間違いなく持っているはずでしたが、背徳行為のスリルか、一族への反発か、それともその両方かは分かりませんが、組織内に入りました。

 そして、その与党議員にも手が伸びていきました。

 この時には、この国を支配しているような気分になれました。


 この生活もしばらくは続きました。

 全てがうまくコントロールできていました。

 その間にマリファナの味を覚えました。

 学校へ行くことは、あの事件以来一度もありませんでしたから、当然退学になりましたが、気にもしませんでした。


 しかし、終わりの時が来ました。

 まだ、若すぎました。

 少し強引にやりすぎた時に、他の大物与党議員の圧力で、あっけなくつぶされました。


 上納金を差し出していたヤクザもあっさりと手を返し、おとなしくしていろと逆に脅されました。

 少年もバカではありませんでしたから、おとなしく従いました。

 事が起こる前に、パスポートを作り、ありったけの金を集めました。


 そして、バックパックを背負い、世界中を歩き回りました。

 こうして日本に戻ってくることは、10年間一度もありませんでした。」

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