鬼畜戦闘八峡

「ぶっ潰せェ!!」


(あーあー)

(一斉に襲い掛かって来てら)

(動きが単調)

「バカ丸出しだな」

「ぎひゃッ」


「いぎッ」


(刃物に血ぃ付いてやがる)

(ダメだな、まだ)

(もっと上手く出来るだろ)


「ぎゃあッ!」

「うで、手、キレッ」


「黙れ雑魚」


「あぁあああ!!」

「め、めだッめッ目、がッぁ!」

「ぎ、ぃ!」

「なんだよ、アイツ」

「イカれてるッ」

「おい、いったん逃げるぞッ」

「ッぎゃッあ!」


「おい」

「おいおいおいおいおいおい!」

「逃げんなよ」

「折角の雑魚狩りだ」

「こっちは気分が良いからよォ」

「逃げたらつまんねぇだろうが」


「ひッ」

「ぎゃあああああ!!」



「……と、このくらいでいいか」

「おい雑魚ども」

「起きろ、おら」


「いぇめろやッ、おいあいいやッ!」


「ひゃひゃ、何喋ってんだよ」

「ばーか」


「ぶべあッ」


「うるせぇな」

「おらッ」


「あー……」

「口聞ける奴、居るか?」


(結構時間掛ったな)

(こういう時、縮地、使えりゃ)

(簡単に終わるのによ)


「はッ」

「しゅっ!」


「ぐぁッ」


「他に居ねぇか?」

「骨がある奴とかよォ」

「居るだろうが、おい」


「て、テメェッ」

「こ、こんな真似して」

「タダで済むと、思ってんのか!?」


「ふ、ひ、」

「ひゃ……ひゃひゃ」

「ぎゃーっはっははッ!!」

「う、嘘だろ」

「ま、漫画見てぇな事言ってやがるよコイツ」

「うわぁ、マジかッ」

「こんな真似してタダで済むぶふっ!!」

「ひゃひゃひゃ、うわぁかっこいいかっこいいッ」

「そんな台詞中々言えねぇよ!!」

「負けたわー、ひゃひゃひゃッ」


「なんだよ……なんだよぉお前ッ」

「こんな、こんな」

「人の心って奴ぁねぇのかよ!」

「ヒデェ真似しやがって」

「心が痛まねぇのかよォ!」



「ひひひ……あー、」

「はぁ……で?」

「心が痛まねぇのか」

「だって?」

「あぁ、そうだな」


「だって俺は痛くねぇし」

「お前らを殺しても」

「責任なんて取る気はねぇから」

「心なんて痛まねぇよ」

「何よりも」

「てめぇらクズに」

「情けをかける事なんざしねぇよ」

「バカがよ」


「つかお前」

「喋れんじゃんかよ」

「丁度良いや」

「俺とお話しようか」


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