ブラック企業に就職した俺がチートスキル(精神疾患)を手に入れて、現実社会で俺YOEEEE!!する実話2! ~ブラック・アーティスト群像劇編~
第35話 路上で出会った変態怪奇ファイル・その3 夢を追ううちに人格が拗れていった人達。
第35話 路上で出会った変態怪奇ファイル・その3 夢を追ううちに人格が拗れていった人達。
路上アートをはじめ、演劇や音楽などのイベントを運営してきたGhost。そんな中で多くの人達と関わったけれど、次第に足の引っ張り合いを始める人達が現れる。
その中でも突出して陰で嫌がらせをしてきた人について綴っていこうと思います。そんな事して一体何になるねん(/・ω・)/
〇同じ道を歩んでいたと思ったのに……。
いきなりですが僕は小説家仲間が少ないです。
カクヨムを始める前はこのエッセイにも出てくる小説家Aさんくらい。ちなみに小説家Aさんも数年前にお会いした時には「今は書けていない」と言っていました。仕事や結婚などで続けていく時間の確保が難しくなると言う事もありますが、小説家Aさんが苦笑いしながら呟いてた、
小説家Aさん
「悲しい話ですけど、仕事でそれなりに稼げて、周りにも必要とされて……嬉しい事なんですけど、焦燥感がなくなると筆を持つ原動力がなくなってしまうんですね」
という言葉が今でも印象に残っています。
とはいえ、小説家Aさんの辿り着いた物は夢を追った先に、思っていた物とは違うけれど素敵な物が待っていた、というパターンだと思います。
さて、実はもう一人、僕には小説家の友人が居ました。僕の地元の先輩で中学校の時からの知り合い。僕は純文系を書いていましたが、彼はラノベ作家を目指していしました。
○小説家B
二十歳後半。男性。Ghostとは別の県に在住。
Ghostの地元の先輩。
書かないラノベ作家志望。どうやったら売れるか、どうやったら効率が良いか……という事しか考えず、肝心の小説は一切書かない人。
最初の頃はお互いに切磋琢磨していたのに、なぜか僕の作品をネット上でディスるようになり、果ては僕の考え方や人格までディスり始めた。
彼、曰く「
《所有する芸術スキル》
・小説。主にライトノベル。
・素人童貞(ええっ! 人の作品をオナニーだセックスだ言ってたのに。ええぇ!)。
知り合ったきっかけは中学時代の剣道部。小説家Bさんは僕より一年歳上の先輩でした。高校卒業までは交流が続き、その後僕が県外を出てからしばらく疎遠になります。それから僕は『ブラック企業 → 統合失調症 → 小説を書き始める』となってから、
Ghost
(そーいえば、地元の先輩が小説書いてたなぁ)
と思い出して再び連絡を取るようになりました。
小説を書き始めたのは彼の方が先だったので、ボクが小説を書き始めた当初は何度かアドバイスを貰った事があります。
さて、この状況だけで言えば夢を追う若者たちが切磋琢磨する微笑ましい状況です。最初のうちは僕らの関係は何の問題もなく、良い刺激を与えあっていたと思います。
しかし悲しいかな、僕らの前に大きな問題が存在していたのです。
その問題と言うのが
年齢!!
二十代前半はまだ良いのです。世間は生暖かい目で見てくれます。
これが二十代後半、三十代が見えてくると『オレは夢を追うぜ』と言って親の脛齧り続けていると世間に後ろ指をさされるようになり、そしてそんな圧が『オレは何をやってもダメなんだ』と拗れた精神を蝕むようになります。
(あ、ちなみに僕は親の脛齧って活動してたことはありませんよ! 仕事してた時の貯金とアルバイトで食いつないでおりました。それでも親戚関係にはウルセー奴がいたけれど(/・ω・)/)
もしかしたら僕と小説家Bさんの分岐点は親の世話になっていたか否か、という所だったのかもしれません。
さて、そんな自分を忘れるために創作に没頭すればいいのですが、残念ながら小説家Bさんは焦燥感に耐えられず、Twitterを始めとしたSNS中毒になり、さらに創作面でも拗らせてしまったのだと思います。
その拗らせた結果、彼の辿り着いた答えが、
『書かない!』
そして一切書かずに『売れる方法を模索』し始めるようになります。
決してそれが間違いだとは思いません。
純文学以上にライトノベル業界はマーケティングについて考えなければいけないジャンルだと思いますので。
問題は『売れる方法を模索』するあまり、本当に書かない! と言う事。
小説家Bさん、たしか十年間で長編大賞に応募したのが1回だけだったと思います。その一回も応募規定を無視して書きすぎているため読まれたかすら怪しい。(注、一般的な公募において応募規定は絶対です。無視するのは履歴書にウソを描くような物なので、読まれもしなくても文句は言えません)
そして短編への応募は毎回締切に間に合わず……翌年に応募すればいいのに、そのころには自分の書いた作品に飽きて別の作品を書き始める……そしてその作品も間に合わない……と言った超悪循環が続いておりました。
う~ん……う~ん?
ま、ここまでなら「世の中には色々な人が居る!」と言う事で他人と確執が生まれる事はありません……ありませんが! 人は焦燥感に追い詰められると普通の判断が出来なくなるのだと思います。多分。
結果、小説家Bさんは他人と自分を”痛烈に比較”するようになりました。
当時、僕が使っていたSNSはmixi。
そこで僕は普通の日記と並行して小説をアップしていたのですが、それに対して小説家Bさんは批判をし始めます。
これが直接言ってくれれば良いのに、わざわざ自分の日記内で、僕の名前を出さず、とはいえ僕だとわかるような書き方で(/・ω・)/
んん~、このやり口、メンヘラ絵師Bと同じだぞ(/・ω・)/
この批判は小説に留まらず、僕の政治的思想や人格にまで波及していく事となったので、さすがの僕も嫌になり、全ての連絡先をブロックする事となりました。
いやね、昔からの知り合いからの精神攻撃はさすがに応えるのよ(/・ω・)/
〇どこから壊れた、僕らの関係。
さて今回のエピソード『路上で出会った変態怪奇ファイル』と銘打っているわけですが、小説家Bさんも一度だけ某県の路上に遊びに来たことがありました。
今思い返すと、某県の路上での活動を見ながら彼はずっと
小説家B
「いいなぁ、おまえは……」
と言っていました。
小説家Bさんの気持ちは同郷の僕ならわからなくもない。
何せ僕の地元は県内においても特殊なくらい超閉鎖的農村地区。芸術に対して理解を示す人は皆無。
当時ですら(2010年前後)ボンタン、リーゼントの不良が闊歩し(ちなみに僕の中学時代はボンタン、リーゼントにプラスして短ランとフォークソングまで聞いてたよ。すげぇな(笑))、ヒエラルキーの天辺に田舎のマイルドヤンキー(年齢層は30~60歳代(笑))が鎮座する地域!
そして殴る教師を推奨する親たちがPTAをやっているので教育レベルも恐ろしく低い! 古代ギリシャかな?
そんな地域から見たら路上の光景はたしかに羨ましい物だったかもしれません。この環境の違いも僕と小説家Bさんとの距離が生まれたきっかけに思えます。
その後、僕と小説家Bさんとの関係が完全に拗れてしまう少し前の事、地元に帰って久しぶりに文学談議に花を咲かせていた時に言われた言葉が、
小説家B
「
今思うと、この辺りから兆候があったのかもしれない。
それにしても、
Ghost
「そんな事言うてますけど、アンタ素人童貞やーん(笑)」
って言い返せばよかった。ブチギレると思うけど(笑)
あ、あとね、完全に脱線するけど世のチェリーボーイの皆さん、己の純潔を卑下する必要なんてまったくありませんよ!
僕の友達で三十歳過ぎまで童貞を守り抜き、
『オレ魔法使いだからさー。ゲラゲラ』
といつも笑い飛ばしている友人が居ました。
その友人は過酷な人生を送って生きた人で、子供の頃に父親は蒸発、小学生時代はイジメられ、社会人になってからはフォークリフトの事故で片足切断直前レベルの大怪我を追い(足はくっついた)、極めつけは三十歳でハゲてきた、という、もはや僕のブラック企業エッセイなんか可愛く見える厳しい半生を送ってきた人でした。
にもかかわらず彼は超明るく、優しく、常に相手を笑わせようとする人でありながら、人の痛みに気づいてあげられる人であり、そしてハゲを受け入れ丸坊主にしている人でした。いや、ホントに、ハゲを受け入れる度量のある漢って大抵かっこいいな!(そこかよ!!
しかも、事故の後遺症のリハビリのため筋トレを始めたところ、筋肉の魅力に憑りつかれ超筋肉質になるまで鍛え上げていました。
今思い返すと、この人が美味しそうにご飯食べてるだけで飲み会に参加してる多くの人達が嬉しそうにしてました。いや、ホント、すげぇな(/・ω・)/
その結果、元々の顔の濃さも相まって
『超優しくて楽しい、ハリウッドスターのヴィン・ディーゼル』
みたいな見た目になって、三十歳を過ぎてからモテキ到来!
飲み会などで女性から大人気になっていました。しかも当人が真面目で優しいから、女性側としても安心できる超優良株ですぜ!
〇小説家Bさんから学んだこと。
唯一僕が小説家Bさんから学んだことがあります。それは、
絶対に人の作品を批判しない。
と言う事。
ハッキリ言って批判って不毛なんですよ。編集者のように作品をより良くしたい、良くするための指針、技術を持っている(良くする事によって利益の上がる)
誤字脱字や、明らかな矛盾、わかりにくさ、のような具体的に指摘が出来る要素ならまだしも、”違和感がある”とか”表現が嫌い”とか毒にも薬にもなならない個人的感想と批評をごっちゃにしてしまうと書き手にとっても、読み手にとってもプラスにならない不毛な行為になってしまいます。
かといって無理やり褒めちぎるというのも何か違うような気がするので、僕が人の作品を読む時は”この人のここ凄いから、自分の糧にさせてもらおう!”というところを注視するようにして読むようになりました。
創作者である以上、自分の作品に対してだけは傲慢であっていいと思うんですよ(/・ω・)/
〇その他にも足を引っ張り合う人たち。
こうやって足を引っ張る人は小説家Bさんだけではありませんでした。箇条書きにしていくと、
・歌えない、ギターも弾けない、作詞作曲できない、ミュージシャンB!
彼女の暴走は日を追うごとに悪化していきました。
この頃の彼女は自主イベントを企画したりと精力的に?活動をしていたのですが、彼女には肝心の”曲が無い”!!
そこで彼女が取った行動が、”芸能事務所Cの同期が作った曲を盗む”と言った物。
その曲を作った人は芸能事務所Cの夜逃げをきっかけにミュージシャン活動を辞めてしまった人でした。そして頭のネジがねじ切れてるミュージシャンBからしてみれば
『活動してないんだったら、曲貰ってもいいよね☆(ゝω・)vキャピ』
という一般人には理解不能な思考回路の元でこの窃盗行為を正当化!!
しばらくの間自分の持ち歌のように歌ってました。
が、結局ギターも弾けないのでライブ等で発表する事が出来ず、ほとんど活用する事が出来ていませんでしたが(/・ω・)/
・忘れちゃいけない、役者A!
ちょうどこの頃、役者Aは本懐である役者、芝居の活動を差し置いて、以前にもまして”営業活動”にやっきになっておりました。
その営業活動と言うのは地元新聞社、ラジオ局、テレビ局などに行って、自分の活動を取材してもらおうと駆け回っていたのですが、その全てがことごとく失敗。
そりゃそうなんですよね(/・ω・)/
劇団A組は徐々に集客を上げているけれど具体的なデータを提示できるほど実績を積み重ねていない。
ましてや役者A個人の活動なんて関東圏に大量にいる木っ端役者の一人でしかないので、わざわざメディアが目にとめる魅力も無い。
さらに役者Aの圧倒的”説明能力の低さ”も災いします。
営業先のアポが取れたところでスラスラと営業トークもできず、しどろもどろになりながら自分たちの魅力を話そうとしたところで相手に伝わるわけもなく、すべての営業に失敗!
そこで役者Aは考えます。
役者A
(喋れる奴を連れていけばいいんだ)
というわけで声を掛けられたのがGhost。なんでやねん(/・ω・)/
ちなみに僕は
Ghost
「まだ営業をするほど実績が無いんだから、営業に来られてもメディアの人達も困るだけ!」
と言って拒否していました。
しかしながら根負けして営業に着いて行ったことがあったのですが、それが役者Aとの決定的な決別を生むきっかけになります。
まぁ、それはもう少し先のお話し(/・ω・)/
次回、頭のおかしい自称・アーティスト達と関わり過ぎてしまった為か、ついにGhostは発狂! そして失踪!!
to be continued(/・ω・)/
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます