この素晴らしきモブに春来たれ!


自分はモブだから、自分なんかが主人公になれるわけが無い。
そんなふうに自分を卑下して、誰かの脇役になろうとする主人公の気持ちが痛いほどよくわかる。

誰かの脇役であろうとする彼もまた、誰かにとってのヒーローなんだろうなと。
誰かの脇役であろうとする彼だからこそのラストだったのかなぁなんて思ったり。

意外と人は自分のことを見てくれてるってのを教えてくれた素敵な短編でした。