第248話  龍神信仰






「ぁ……あにょ!うぅ……あのぅ……」


「あ、はい!」


「や、薬草採ってきました……」


「薬草の納品ですね!えーと、はい。依頼にあった薬草の必要本数を確認しました!報酬の1万Gになります!」


「あ、ありがとうございます!見てくださいオリヴィア様!初めてのお金ですっ!」


「あぁ。初報酬だからな。スリーシャの金だから自由に使うといい」




 野生に居るウルフという魔物に襲われたが、スリーシャが対応してから。薬草は採取し終えていたのでサテムに戻り、ギルドへ寄って報告を済ませた。緊張した面持ちで受付カウンターに居る受付嬢に話し掛けたはいいが、勢い良く噛んだ。


 後ろで見守っていたオリヴィアは、アタフタしているスリーシャが可愛くてホンワカとしていた。助けを出してあげてもいいのだが、自分で受けた依頼なので報告も自分でやりたい。けど一応見守っていて欲しいと前以て言われていた。


 トラウマがあるだろうに、慣れようと頑張っているスリーシャ。涙ぐましい努力の姿にオリヴィアはホロリと涙を流しそうな程感動している。同時にこんな可愛くて優しく、素晴らしい精霊を拷問した人間は滅んでもいいのでは?と過激なことが頭をよぎる。実際のところ、拷問した人間もその国の人間も、全てリュウデリアに殺されているのだが。


 初めて稼いだお金の1万Gを掌の上に乗せ、フードの中で嬉しそうにするスリーシャにホッコリして、つい頭を撫でると首を傾げながらどうしました?と聞いてくる彼女に、オリヴィアはこんなに純粋に可愛い精霊がリュウデリアの母親でいいのか?と疑問に思い、肩に乗っているリュウデリアは何となくその考えを察してジト目をした。




「──────お、見ろよ。龍狂りゅうぐるいが帰ってきたぞ」


「今回も魔物は討伐成功だろ?無傷でな」


「その代わり毎回返り血塗れだけど……」


「何がどうなりゃそんなにあがめられてんだか」


「噂じゃァ崇めるだけで力が手に入るんだとよ。大盤振る舞いなこって。本当ならな!」


「しッ。聞かれたらどうすんだよ。何も知らねー新人が陰口叩いてんの聞かれてどうなったかもう忘れたのか?」


「おっと、わりぃわりぃ。危ねーところだったぜ」




 ギルド内が騒がしくなる。理由は盗み聞きする限りだと、今ギルドに帰ってきた冒険者にあるようだ。ドアを開いて入ってきたのは青年ほどの人間の男2人と同い年くらいの女2人だった。その者達は各々の持ち前の武器を血に塗れさせていた。


 男の1人は無骨な大剣。1人は細身ながらのロングソード。女の1人はナイフ2本に、もう1人は片手剣と盾だった。武器だけでなく身に着けている鎧などにも何かの血が大量に付着していて血生臭い。しかしそれらは全て冒険者達のものではなく、返り血だという。


 ヒソヒソと何かを言われても気にした様子も無く、ただ真っ直ぐに受付カウンターへ向かう。その様子は喜びも何も無かった。無表情で歩み進める4人からは鬼気迫るものがあった。その雰囲気は強く、カウンターで順番待ちしていた冒険者達がコソコソと道を開ける程だ。




「──────依頼を完了した。モノが大きいから街の外に置いてある」


「えーと、どのくらいの大きさになるでしょう?」


「5メートルのハイボアだ」


「情報と違って3体居たから全部狩ってきたわよ」


「全部鑑定に出すから、明日までに換金お願いね」


「ご、5メートルのハイボア3体ですか!?明日までにはちょっとぉ……」


「明日は大事な祈祷きとうの儀式があるんだ。それに定期寄付もある。後は言わなくてもわかるだろう?頼んだよ」


「は、はいぃ……急いでいただけるように解体業者に掛け合いますぅ……っ!」


「また後で来る。それまでには用意しておいてくれ」


「えぅ……何でいつも私のところに……。また無茶だって言われる……怖い人達に私が怒られちゃう……お腹痛いよぉ……お休み欲しい……お花のお世話したい……」




 スリーシャの受付をしてくれた受付嬢とは違う受付嬢は、ホロホロと小粒の涙を流しながら虚空を遠い目で眺めていた。どうやら受付をした4人チームの冒険者は毎回遠い目をしている受付嬢のところに来て、受けた依頼の報告をしているよう。その度に無茶なお願いをされて、それを通そうとして怒られているようだ。


 今にも辞めそうな雰囲気というか、病めそうな状態に、他の受付嬢達が駆け寄って励ましている。解体業者に話を通しに行かないと……いや、その前に討伐したと言っていた5メートル級のハイボア3体の確認に行かないと……と、ボソボソ言いながら背中に哀愁を漂わせてギルドを出ようとしている。


 それを流石に見かねたのか、スリーシャのフードの陰からミリが出て来た。何をするつもりなのかと、少し心配そうにしているスリーシャに見守られながら、ミリは可哀想に見えてくる受付嬢の傍まで行くと、ねぇねぇと言って話し掛けた。




「あら……小さな精霊だ。珍しい……私に用かなぁ?」


「あ、あのね……?おはなのおせわっていってたでしょう?だから……はい!これあげるからげんきだして!」


「お花……私にくれるの?」


「う、うん……っ!」


「嬉しい……──────私の子供になる?♡」


「おかあさん!このひとこわい!」




「アイツはバカなのか?」


「妹には優しくな、リュウちゃん?」


「もう……ミリ!」


「だって……おはなそだててくれてるにんげんだったからぁ……」




 スリーシャと同じで人間にトラウマがあるミリだが、背中に帯びる哀愁と、花の世話をしたいという言葉に惹かれて受付嬢に近づいていった。少し顔色が悪くなりながらも、魔法で作った一輪の花を震えながら差し出す。


 受け取った受付嬢はここら辺には居ない小さな精霊の珍しさに目を丸くしながら花を受け取り、花に近づけてスッと香りを嗅いだ。普通に生えている花よりも甘くて良い匂いだ。荒んでいた心が浄化されていくよう。受付嬢は思った。この子を自分の子にすれば意外とブラックな受付嬢をこの先もやっていけるのでは?と。


 とち狂った発言をして涙目で戻ってくるミリに、リュウデリアはついボソッと呟いてしまった。何で自分から接触しておきながら半泣きで帰ってくるのだと溜め息を溢した。オリヴィアは彼の頭を撫でながらミリに言って喧嘩しないようにな?とたしなめた。


 普通とはちょっと毛色が違う怖がり方をしたミリはスリーシャのところに戻った。リュウデリアと同じく溜め息を溢した彼女だが、変なことにならなくて良かったと安堵した。受付嬢はスリーシャが契約している使い魔だったんだ……と勘違いした。だが貰った花を嬉しそうに眺めながら、今度は足取り軽くギルドを出て行った。


 ミリの件から気を取り直して、オリヴィアは気になっている事があるので、近くで先程の4人の冒険者達のことをヒソヒソと話していた男の元へ行き、問いを投げた。




「あの冒険者が来た時、『龍狂い』がどうのと言っていたな。それについて詳しく聞かせてもらおうか」


「あ?……あぁ、大型ルーキーのオリヴィアか。んで、龍狂いのことか?そりゃああの4人が龍神りゅうがみ信仰の熱烈な信仰者だからだよ」


「龍神信仰?」


「神を信仰してる奴等とは違って、龍こそが神であると信仰してる奴等だ。破壊と殺戮を撒き散らす災厄さいやくみたいな龍を信仰するんだぜ?頭おかしいだろ」


「龍神信仰の奴等ってのは、昔龍を見ただとか、助けられたとかの理由で入信して、そっからのめり込んじまった果ての奴等のこった。ただ、別に悪さはしねぇ。迷惑もかけねぇ。なんだったら龍神信仰に入ってる一般人は街を自主清掃してるくらいだぜ」


「だけど気をつけろよ。信仰者の前で龍をバカにすると、とんでもねぇ報復受けるぜ。前にそれ知らねぇ新人がポロッと口にしてよ、さっき居た信仰者のメンバーの奴等に手脚の骨バキバキにへし折られて街の外に捨てられたんだよ。慈悲もねぇ」


「ほう……」




 龍神りゅうがみ信仰とは龍に魅せられた者達が龍を崇め、祈り、信仰するための宗教のことだ。定期的に祈りを捧げ、寄付をする。いつかまた龍をその目に見ることを夢見るのだ。信仰にあつい者達はその身を龍に捧げており、龍に殺されても至上の喜びで済ますような傑物だ。


 街に教会の設置の許可をしてもらうため、街の慈善清掃や危険な魔物の討伐を請け負っている。先の冒険者達は依頼として魔物の討伐を請け負いながら、その条件を満たしつつ、教会に寄付する金を稼いでいた。冒険者ランクはAであり、高額の報酬が設定された依頼を受けることができる。


 そして噂でしかないが、龍神信仰に入ると力を与えられるという程、入信する冒険者は強い者が多い。強い者が惹かれる傾向にあるのか。それとも偶然か。はたまた、本当に力を与えているのか謎な部分がある。その辺りの説明を求めても答えてもらえず、返されるのは『あの方』に倣っているだけとのこと。


 これまで姿形が違うからと、ほぼ迫害と言ってもいいくらい毛嫌いされていたリュウデリアが、もしかしたら崇められるかも知れないな……と思い肩に乗る彼を見れば、彼は特に興味無さそうだった。龍を信仰しているからと言ってリュウデリアを信仰しているわけではない。そもそも、正体を明かしてやる理由にならない。


 龍を信仰するならば勝手にやっていればいいんじゃないか?と放任している。もっとも、リュウデリアからすれば龍の姿よりも人の姿をしている龍の風上にも置けない者達を信仰して、一体何の得になるのかと疑問を抱いているのだが。




「ま、とにかくだ。普通に接する分には無害だぜ。ただ、アイツらの前で龍をバカにする発言だけは気をつけろよ。ボコられても責任は取れねーぜ」


「龍神信仰はこの街だけなのか?」


「いんや。この街の教会は支部みてぇなモンだ。本部とも言えるところは、ここから北に向かったところにある王都にある。そこには龍神信仰のあたまが居るぜ。『英雄』にすら手が届くと謳われたヤツだ」


「そうか。まあ、ある程度分かったからもういい。ご苦労」


「おぉ!気前がいいねぇ!」




 懐から出した……ように見せかけてオリヴィアの考えを察したリュウデリアが1万Gの価値がある金貨を1枚彼女の手の中に異空間から取り出して握らせる。それを情報量として、喋ってくれた中年の男冒険者に親指で弾いて渡すと、今日の酒代におつりがくる!と言って気分良さそうに騒ぎ出した。


 取り敢えず、先程の騒ぎの中心に居た冒険者達が何者なのかは分かった。オリヴィアはリュウデリアを肩に乗せたままスリーシャ達を連れてギルドを出て行った。


 大通りを歩いていると通行する住人があまり居ない瞬間が訪れる。その時を狙ったかのようにリュウデリア、バルガス、クレアがそれぞれうんと伸びをした。使い魔の役をやっていると飽きてくるのだろう。




「あーあ。使い魔は暇だなァ。ちょっくら事件の1つの2つ……3つ4つ起きねェかな」


「起きても……人間が……起こす……事件だ……程度が……知れると……いうもの」


「そういえば宿を見つけていなかっただろう。探しに行ってもいいんじゃないか?」


「む、確かに。スリーシャとミリはそれでいいか?」


「大丈夫です。このあとの予定はおまかせします」


「わたしもいいよー!」


「よし。では宿を探そう。それと、クレアは故意で事件を起こさないように」


「チッ。バレた」




 殆ど見ていないのに、オリヴィアは掌の上で小さな蒼い竜巻を創り出しているクレアに注意を入れた。アンノウンとの戦いがあり、死ぬ寸前まで命のやりとりをしていたばかりなのだ、まだ少し興奮していてもおかしくない。


 目敏いオリヴィアにバレてしまったからには仕方ないとして、クレアは静かに蒼い小さな竜巻を握り潰して消した。その傍らでは、注意こそされなかったものの尻尾に帯電させていた赫雷を振り消すバルガスの姿があったそうな。


 街に居るのに野宿をする……なんてことをするつもりは毛頭無いので、オリヴィア達は今日泊まる宿を探しに大通りを歩く。街並みを眺めながら仲良く歩いているオリヴィアとスリーシャに、使い魔役に徹するリュウデリア達。全身黒ずくめで怪しさがあるものの、何度も通っている内に街の住人は慣れていた。


 慣れて、特に反応もしなくなった。奇異なものを見る視線が大分減ったので気配を感じ取れるようになったオリヴィアとしては嬉しいものだ。

 客引きに話し掛けられても無視して適当な宿を探し続けること十数分。使い魔の同伴が可能という宿を見つけ、手頃な価格設定であったので、その宿に泊まることが決まった。


 受付をしようと宿の中に入るために進んだオリヴィアは、足を止めた。腰に手を回されたからだ。犯人はリュウデリアであり、周囲の人間の認識を魔法で弄くり、龍であると認識できないようにして人間大になっていたのだ。




「すまんが、少しオリヴィアと一緒にさせてくれ。スリーシャ、宿のとり方はバルガスとクレアが知っている。二部屋頼んだぞ」


「リュウデリア……?」


「……ふーん?そういうことか。分かった分かった。こっちはオレ達がやっておくから行ってきなー」


「任せて……おけ。適当に……寛いで……いる。行こう……スリーシャ」


「まったくリュウデリアは……急に言うのはやめてくださいね。私達は宿に居ますから、あまりオリヴィア様を困らせてはダメですよ」


「りゅうでりあどこにいくのー?わたしもいくー!」


「おーし、ミリはオレ達と留守番なー」


「えぇー!?」




 ミリの胴体にクレアの尻尾が巻きついた。リュウデリアと一緒に行こうとしていたのに強制的に連れて行かれたことで頬をぷっくりと膨らませてミリが抗議的な目を向けるが、オレ達とも仲良くやろうぜ?と言うクレアに、仕方ないなー!と言いながら嬉しそうにして気分を良くする。


 宿のとり方を知らないスリーシャに、オリヴィアが受付をしているところを何度も見たことがあるバルガスとクレアが教えるので問題は無いだろう。先に部屋に行って休んでてくれと言い残し、リュウデリアは困惑しているオリヴィアを連れてまた大通りを歩いた。




「リュウデリア……?」


「すまん。少し強引だったな。嫌なら嫌でいいんだぞ」


「……ううん。嫌なことなんてあるものか。私は嬉しいよ」




 指と指を絡めた恋人繋ぎをリュウデリアからされた。人間の手や神の手とは全く違う硬質な鱗に覆われた大きな力強い手。愛しい彼からされたのならば嬉しくないわけがない。オリヴィアは胸にじんわりと滲む嬉しさを伝えるように、繋いだ手にキュッと力を込め、より手を密着させた。




「それにしても、突然どうしたんだ?いや、別に嫌というわけじゃないぞ?ただ本当にいきなりだったから……」


「スリーシャ達が旅に同行して俺達だけになる時間が無かっただろう?そもそも俺は、アンノウンとの戦いで3ヶ月以上待たせてしまっていたことに負い目を感じていた。それと、俺が単純にオリヴィアと一緒に過ごしたかった。それらを同時に解消すべく、俺とデートをしよう」


「……っ!いいのか……?」


「もちろんだ。というより、俺がオリヴィアと一緒に居たいんだ。さて、俺の愛しきつがいオリヴィア。デートへの返事は?」


「……ふふ。もちろんだ。……本当に嬉しい」




 使い魔サイズにはならず、周囲の認識を捻じ曲げることで人間大のままでいる。つまり思う存分一緒に過ごせるということだ。オリヴィアは自分と一緒に居たい。デートしたいと言ってくれただけでも胸がいっぱいだった。嬉しい。愛おしい。少し気恥ずかしい。その感情を持て余して……オリヴィアは手はそのままで彼の腕にするりと腕を巻きつけて寄り掛かったのだった。








 ──────────────────



 龍神りゅうがみ信仰


 神を信仰する者達とは違い、龍こそが神であると信じて信仰する宗教。入っているのは、龍を実際に見たことがあると主張する者であったり、命を救われたと言う者達。実際のところは本人のみぞ知るところなので真実は不明。


 龍の力強さ。美しさ。孤高さ。存在の在り方。その全てに魅せられた者達の集まり。王都や街等に教会が設置してあるが、その設置の許可を得るために慈善活動をして貢献している。教会の維持費は冒険者をやっている信仰者からの寄付や、一般人からの寄付で成り立っている。


 この世で最も強いのは龍であることを確信している。それに並び立つ者は居らず、世界の命運は龍の意思1つで完結するモノという考えがある。


 龍のために生き、龍のために祈り、龍のために龍を崇め、龍のために死ぬ。邪魔する者、愚弄する者は凄惨な報復を行う。その狂信具合から『龍狂い』とも呼ばれている。


 ただし、余計なことをせず、余計なことを言わなければ街を清掃したり強い魔物を討伐するだけなので無害。





 スリーシャ&ミリ


 初めて依頼の報酬を手にした。こうしてみると達成感があって楽しいと感じ、報酬はまだ個人的には使わずにとっておくことにした。


 リュウデリアがオリヴィアと一緒に出かけようとしているのをすぐに察した。遅くなっても構わないが、オリヴィアに迷惑を掛けないように釘を刺したが、そもそも嫌がる事なんてないか……と苦笑いする。





 バルガス&クレア


 オリヴィアが宿をとる時の受付は何度も見ているのでスリーシャに指示を出して泊まる部屋の受付を済ませた。


 リュウデリアの考えていることが分かったので好きなようにしろと背中を押す。番が居ると大変だねぇと傍観する。





 リュウデリア&オリヴィア


 アンノウンとの戦いで3ヶ月以上もほったらかしにしてしまっていたのと、その分自分も会えていなかったので一緒に過ごしたくなった。そのためデートに誘うが、断る理由が無い。


 オリヴィアはそもそもデートに誘ってもらっただけで嬉しい。現在手を繋ぎながら腕を組んでいるが、甘い雰囲気に当てられて緊張してドキドキしている。



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