第93話  一旦帰国

 





「─────♪──♪─────♪49階まで来たが、まだ続いているな。本当に大きいダンジョンだ。リュウデリアにはマッピングをさせてばかりですまない」


「いや、剣を使った戦いや拳に技術を組み込んだ戦いが出来ているから十分だぞ。強いて言うならば雑魚ばかりということくらいか」


「お前が強敵だと認める奴が居たら、それはそれで問題だぞ……?」




 朝早くからダンジョンに潜り、順調に下の階層へ降りて行くリュウデリアとオリヴィア。進む道は彼女の勘によるものなので、時には行き止まりに差し掛かることもあれば、トラップの空間に入り込んで数多くの魔物を呼び込んでしまったりした。


 大きいダンジョンなだけに魔物も種類が多々とある。獣系から植物系。中には屍系のものまでいた。魔法も使ってくるが、魔法のスペシャリストが居るので意味がなく、仮にオリヴィアに撃ち込んでも純黒のローブが物理も魔法も無効化してしまう。


 圧倒的力、暴力による殲滅。正規の魔物の記録でしかないダンジョン内の偽物の魔物は、一方的に消されていた。向かえば悉く消されていく。例外はなく、淡々とした作業のようなもの。魔物を魔物とすら見ていなかった。


 目的がダンジョンを突き進んでいくことだけなので当たり前ではあるが、最早破壊される為だけに湧いてくるオブジェクト扱いの魔物達がかわいそうになってくるくらいだ。




「次は……う~む……右だな!」


「それは何故?」


「ふふっ、勘だ」


「そうか」




 ──────これで7回目の正解ルートを引いた。運が良いだけか?それとも勘が鋭くなっているのか……まあどちらでも良いか。




 ご機嫌に鼻歌をしながら歩いて道を選ぶオリヴィアの後ろで、リュウデリアは正解のルートを選んでいる事に少なからず驚いている。2回3回ならば偶然と言えるだろう。だがそれが7回目も続いているとなると少しだけ話しが違ってくる。コツでも掴んだのか、続く通路が5本6本とあろうが、一発で正解の通路へ行くのだ。


 魔力を使って最深までの正解ルートを知っているリュウデリアだからこそ解る、オリヴィアの正解率。まあ、別に正解を選んだからといって悪いわけではないし、勘が鋭くなるのは良いことなので、まあ良いかと放って置いている。


 そうやって正解の通路を通り続け、行く先々で待ち構える魔物達を蹴散らして30分。2人は扉の前に辿り着いた。何故ダンジョンに扉?と疑問に思う。両開きで幾何学模様の装飾が入っているこの扉は、如何にも中にボスが待っていると物語っている。


 50階へ至るためには必ず通らなくてはならない場所なので、引き返す訳にはいかない。というより、世界を滅ぼす~等といった殺し文句を持つ存在でないと、リュウデリアを止めることは出来ないので普通に扉は開けた。


 5メートルはある両開きの立派な扉なので、重いだろうからとリュウデリアが両手を置いて押し込んだ。上から砂をパラパラと落としながら重々しい音を立てて開いていく。中は今までと変わらない広い空間。その中央に異彩な存在感を醸し出す魔物が居た。


 ティラノサウルスという恐竜をご存知だろうか。最大全長約15メートル。全高約6メートルという巨体を持つ肉食の存在である。退化して小さくなった腕や手の代わりに発達して太く長い脚を持った恐竜だ。扉を開けて中に入った先に居たのは、それに似た姿の魔物だった。


 しかし姿は部分的に似ていても殆どが違う。頭は2つ付いており、尻尾は3本生えている。脚は4本もある。どう見てもティラノサウルスとは言えないが、ベースとなっていると言われれば何となく頷けるだろう。この魔物の名はサグオラウスといい、生粋の肉食でありながら獰猛さと沸点の低さを併せ持つ、相手にするには勇気が必要な魔物だ。




「初めて見た。如何にも肉食だと言わんばかりの姿だな」


「サグオラウスだ。単体で良い魔力量をしていて、魔法を積極的に使ってくるから冒険者でもかなり手を焼く奴だ」


「ランクで言うとどのくらいの奴だ?」


「んー、AからSといったところだな。大したことはない」


「人間からしてみれば絶対大したことあるぞ」


「この程度に手こずる時点で程度が知れる」




 はッ。と、鼻で嗤う。この程度も満足に殺せないのかと。Sランクともなれば、冒険者の階級で上から3番目に位置する存在だ。普通に戦えば全滅することは必須。それどころか街に誘導しようものならば、忽ち崩壊した街だったものが生まれる事だろう。プロの冒険者が複数人で掛かっても斃せるか解らないものでも、龍からしてみれば塵に同じ。


 サグオラウスが2つの大きや口をがぱりと開けて咆哮する。扉を開けて侵入したリュウデリアとオリヴィアをしっかり敵として定めたからだ。動きが鈍そうに思える体を持っていても、筋肉に塗れたサグオラウスの出す移動速度は非常に速い。加速の魔法を使っても追い付いてくる程だ。だが、この時はその速度を使わずに、体内に内包する膨大な魔力を鼓動させた。


 2つの頭。故の2つの口に中に膨大な魔力を集束させていく。広いこの空間が小刻みに揺れていると錯覚するほどの魔力だ。それに集束しているのは2つ。この2つを同時に解放すれば、国を護る外壁を残さず消し飛ばす程の魔力の奔流が放たれることだろう。


 リュウデリアからしてみれば雀の涙程度のしょぼくれた魔力。迎撃するまでもないもの。だがあることを思い付いてオリヴィアの背後に回って盾にし、クツクツと面白そうに嗤った。




「折角の機会だ。俺が創ったローブに組み込んだ反射の機能を使ってみるか」


「私は構わないが、どうやってイメージすれば良いんだ?」


「お前の前に何でも跳ね返す透明な壁があるとイメージすればいい。倍率は1から10まで変えられる。好きな倍率を思い浮かべろ。それだけでローブが読み取り、効果を発揮してくれる」


「解った。……ふぅ。良し、来いッ!!」




「……ッ!!■■■■■■■■■■■■■■ッ!!!!」




「──────『現象反転リフレクション』」




 口から放たれた2本の魔力の奔流は途中で混ぜ合わさり、1本の巨大な魔力の塊と変貌した。狙うは侵入者2人。跡形も無く消し飛ばすつもりで放った渾身の魔力の奔流。それは正面から受けてしまえば、大怪我ではすまないものだろう。


 対してオリヴィアは、頭の中でイメージをするだけだった。リュウデリアに言われた通り、自身の前方に何もかもを跳ね返す透明な壁を想像し、倍率は手始めの4倍を思い浮かべた。

 純黒のローブがイメージを汲み取り作動する。害有る攻撃の全反射。向けられた攻撃を受け止め、定められた倍率にして来た方向へ撃ち返す。


 魔力の奔流が目前まで迫り、純黒の魔法陣が顕現した。撃ち込まれた魔力を受け止めて、4倍の威力に増幅させる。放たれた魔力はサグオラウスが放てる限界量だった。その魔力の4倍が自身に襲い掛かるとなれば……無事で済む訳もない。


 向かってきた時よりも膨れ上がった膨大な魔力が跳ね返り、全て返されるとは思ってもみなかったが故に虚を突かれ、回避行動が遅れたサグオラウスの全身を呑み込んだ。断末魔も上げる暇はなく、自身で放った魔力で、自身の体を消す飛ばす羽目となった。


 広い空間の向こう側の壁に到達してしまった魔力で爆発が起きて衝撃波が向かってくる。背後に控えていたリュウデリアが覆い被さり、翼で全身を包み込んで防御態勢に入った。凄まじい風圧が襲い掛かるが、オリヴィアには微風すらも届かない。衝撃波による暴風が止まって中から出してもらうと、サグオラウスは完全に消し飛び、壁も大きく抉れていた。




「道が塞がってしまったな……」


「その心配はない。砕けた壁は勝手に修復される。ダンジョンは龍脈から得た魔力を使用して破壊された箇所を元に戻すんだ」


「そうなのか……おぉ……っ!」




 言われた通りに直るのかと見ていれば、生き物のように壁が動いて抉られた部分が修復されていった。通るための通路の入口も直されて、しっかりと進めるようになる。これは便利だと素直に感じた。つまりは間違って通路を塞ぐ破壊を撒き散らしても、時間が解決してくれるという事だからだ。


 反射した魔力の影響で半円に抉った地面も修復されて元の状態に戻る。では次の階層である50階層へ行ってみようと歩き出すオリヴィアの背後を、リュウデリアはついていきながら反射がしっかりと発動したことを満足そうにしていた。不発に終わる可能性は無いと思っていたが、まだ反射するところを見たことが無かったのだ。


 流石は丹精込めて全力で創造したローブなだけはあると、心の中で自画自讃する。ご機嫌な感情が尻尾に表れて左右に大きく揺れた。つい壁にぶつかって粉砕してしまったが、ダンジョンが自力で直してくれるので問題はない。




「さて、オリヴィア」


「うん?どうした?」


「これで50階層に到達した訳だが、まだ進むか?それともキリが良い数字だから一旦戻るか?外は18時くらいだが」


「そうだな……楽しくて先に進みたい気持ちもあるが、そのペースで行くとあっという間に攻略してしまいそうで怖いからな……よし、今日は此処までにしよう。それで明日はマッピングしてくれていたリュウデリアを労って食べ歩きと図書館だな」


「……っ!良いのか?」


「勿論だとも。今日もありがとう、リュウデリア」


「気にするな。お前が楽しそうで何よりだ」


「ふふっ。大好きだぞ」


「俺もだ」




 優しく包み込むように抱き付いてくるオリヴィアに、リュウデリアも抱き締め返して応えた。互いに背へ腕を回す。体の前面を隙間無く触れ合わせる抱擁は互いの体温を合わせているようでとても気持ちが良い。オリヴィアが上を向いて目を閉じると、求めているものを察して顔を近づける。


 ふるりとした色づきの良い唇に口先をつけると、オリヴィアがゆっくりと目を開けてほんのりと頬を朱に染めながら嬉しそうに微笑んだ。リュウデリアに唇は無いので口先だけをつけるキスになるが、彼女はとても嬉しそうだ。


 愛おしいものを見るリュウデリアの瞳と見つめ合って、少し恥ずかしそうにしている。そんな彼女が外しているフードを持って被せてやり、自身は体のサイズを落として肩に乗った。そしてパチンと指を鳴らすと、オリヴィアの見ていた光景はダンジョンの中ではなく、ミスラナ王国の入口から見えない、壁を伝って少し離れた場所だった。




「──────ッ!?リュウデリア、これは……?」


「四天神との戦いを経て新たに開発した点同士を繋げた移動方法──────『瞬間転移テレポート』だ」


「……すごいな。何処へでも行けるのか?」


「いや、点同士を繋げて移動するという空間系魔法の最上位技術である以上、制約として俺が一度目にした場所でなければ跳べない。だが逆を言えば一度見た場所ならばいくらでも行けるぞ」


「流石だな、リュウデリア。本当にすごいぞ」


「ふふん」




 誇らしげな声を漏らして尻尾を振るリュウデリアにクスリと笑い、顎の下を指先でくすぐってやりながらミスラナ王国の入口に向かって歩き出した。変な噂を持ち上げられないように、入口で控えている門番の兵士に見られない場所へ跳んだのだ。


 しっかり配慮してくれていると分かり、オリヴィアは横を向いて不意打ちでリュウデリアの口先にキスを落とした。突然だったので目を丸くしている姿にクスクスと笑い、門番をしている兵士に入国許可証を見せて中に入った。


 もう暗くなってきているので、大通りにはそこまで人は居ない。魔道具である光を発する電灯に光が灯り始めている。暗くなる事を見越してかランタンを手に持っている者も居た。楽しいことをしていると、時間はあっという間に過ぎていくんだなと感慨深そうにして、大通りを歩いて冒険者ギルドを目指した。


 少し歩いて目当ての冒険者ギルドに到着すると、さっさと中に入って騒いでいる他の冒険者達の間を縫い、受付嬢の居るカウンターまでやって来た。オリヴィアが入ると酒を飲んで酔っ払っている男が絡もうとするが、素面の冒険者がソイツに絡むのはマズいと羽交い締めにする光景が見られた。


 触れようとするものならば、忽ちリュウデリアが両腕を斬り落としていただろう事を考えれば、実に賢明な判断と行動力だと言えるだろう。Aランク冒険者を戦闘不能にしたり、魔物の大群を無傷で殲滅したり、Sランクの魔物も討ったオリヴィア達の話は冒険者の間で広まりつつあったのだ。


 目撃したり目にした冒険者が、護衛依頼などを受けて別の街などに移動し、その話を冒険者仲間にするので広まっていくということだ。まあそのお陰で安易に絡んでくる阿呆が居なくて清々しているのだが。




「あ、おかえりなさいオリヴィアさん。ダンジョンはどうでした?地図を使わないで自力での探索なので2、3階層くらいまでは行けましたか?」


「いや、キリが良い50階層まで行ってきた。36階層から先の階層の途中で蹴散らした魔物が持っていた装飾品や武具を売りたいのだが、良いか?」


「はい!では一度お預かり……して……──────え?す、すみません、今なんて言いました?」


「……?36階層から50階層で手に入れた物を売りたいと言った」


「え……あ……えぇ!?今日だけで50階層まで行ったんですか!?オリヴィアさん単独で!?地図も持たずに!?」




「「「「────────────ッ!?」」」」




 程よい時間帯のこともあって酒を飲んで騒いでいる冒険者達が、受付嬢の悲鳴混じりの叫びを聴いて騒ぐのをやめた。シンッ……とした空気が場を包み込み、飲んでいる酒を余所に受付嬢とオリヴィアの方へ視線を向けた。まさか、そんなことが有り得るはずが無い。そんな気持ちを抱えながら。


 絶対に嘘に決まっている。適当な嘘をついているだけだ。そう心の中で唾を吐き捨てて罵倒している傍ら、酒を口に含んでいる訳でもないのに、喉をごくりと鳴らした。最深未踏のダンジョンは、大きさもさることながら発現する魔物の強さも高いと有名だ。だからミスラナ王国に滞在する冒険者と探索者が多く居ながら、未だに36階層しか進んでいないのだ。


 なのにオリヴィアは、今日行って、単独で地図も持たずに誰も到達していない50階層まで行って来たというのだ。彼女の事を深く知らない者達にとっては嘘っぱちだと思っても仕方ない。だが証拠はいくらでも存在する。


 聞いて驚いている受付嬢の前に、戦利品として回収した銀の首飾りや金のロザリオ、宝石が埋め込まれた指輪に凝った装飾がされている短剣。他にもカウンターに乗らない、大男が使いそうな大剣。西洋風の両刃の剣に、騎士が身につけている甲冑。腕を守るための篭手等といったものが異空間より吐き出された。


 ゴトゴトと重い音を響かせながら、回収したものをあらかた出して、最後にリュウデリアが行ってくれた誰も進んでいない36階層から50階層までのマッピングをした紙を手の中に出した。受付嬢は目を白黒とさせ、冒険者達は響めいていた。




「うそ……だろ……っ!?」


「マジで50階層まで行きやがったのか!?」


「ソロで地図も持たずにか!?そんなことが可能なのか!?」


「わっかんねーよ!!けど、今使った空間系魔法に、あの回収された物……信じねぇ方が無理だ」


「手に持ってんのはマッピングされた紙か!?アイツ……何者だよ……っ!!」




「え、あの……本当に50階層まで行かれたので……?」


「チッ……先からそう言っているだろう、くどいぞ。まあ信じる信じないはもうどうでも良い。マッピングはしてくれると助かると言われたからやっただけだ。要らんなら構わん。私も要らないから燃やして捨てる。精々己の脚で攻略していくことだな」


「えっ……えぇっ!?ちょっ、待って待って!燃やすのはやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」




 本気で燃やしてしまおうと、右手に持った紙の束に左手に出した純黒の炎を近付けると、折角マッピングしてくれた未踏の階層の全体を書き記した紙を燃やされてしまうと焦った受付嬢が、カウンター越しから急いで出て来て炎を出す左腕にひしっと抱き付いて止めに掛かった。


 まさか少し疑っただけで本当に燃やそうとするとは思ってもみなかったので、受付嬢は半泣きである。ちなみに後ろに居る冒険者達も止めようとして殆どの者達が座っていた椅子を倒しながら立ち上がり、駆け寄ろうとした姿勢になっていた。


 縋り付いて止めてくる受付嬢に鬱陶しそうな表情をフードの中で浮かべたオリヴィアは、炎を消して腕を振り払った。そして右手に持つマッピングした紙を受付嬢に押し付けるようにして渡した。さっさと受け取れと言わんばかりの雑な渡し方だが、半泣きだった受付嬢はホッと安心した風に溜め息を溢し、大切そうに紙の束を両腕で抱えた。




「それで、この物品は買い取ってくれるのか?どれもこれも要らんから、私としては買い取ってもらわねば困るのだが?」


「は、はい!急いで鑑定しますのでお待ち下さい!」




 他の受付嬢や従業員が手伝って、多くの物品をカウンターの奥にある扉の向こうへ持っていって鑑定を急いだ。その間に担当をしている受付嬢は、オリヴィアから渡されたマッピングの紙を1枚1枚丁寧に読み込んでいき、正確性を判断していた。しかしリュウデリアが変なところで手を抜くわけもなく、受付嬢が見たことがないくらい正確で綺麗な図だった。


 壁の凹凸まで細かに描き込まれたそれは、とても見やすくて信じられないくらい良い出来の地図だった。階数もしっかりと記されており、魔物が居た場所も描き込まれ、ダンジョンに居るわけでもないのに現地の状況が伝わってきた。






 鑑定を終えて、トレイの上にかなりの枚数な金貨を載せた受付嬢が来て渡されたので、鑑定結果で換金された金を袋に詰めていく。その姿を、冒険者達は口をあんぐりとして見つめていた。








 ──────────────────



 オリヴィア


 取り敢えず50階層までにしておくことにした。それ以上進んで行っても楽しみが減ってしまうと考えたから。


 マッピングした紙を燃やそうとしたのは本気だった。折角リュウデリアが描いてくれたのにと思われるかも知れないが、他でもないリュウデリアが要らないなら燃やして良いと言っていた。持っていても意味がない為だ。





 リュウデリア


 マッピングなんてお手のもの。壁の凹凸まで超細かく描いた。誰が見ても美しいと言うくらいの出来栄えで、魔物が居る場所も示しているので、この地図さえあれば接敵しなくて済むくらいのもの。


 重さ800㎏もある魔剣はどうしようかと思ったが、別にこの魔剣じゃないといけないという訳でもなく、気に入っている訳でもないのでギルドに出した。複数人でどうにか持って行くのを見て非力だな……と思っていた。


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