第20話、広島と熊本
最後の広島と熊本のドームに向かった。
広島ドームの中心地に通された俺は、カプセルの老人から驚きの事実を聞かされた。
カプセルの老人が最後の一人だというのだ。
「ああ、他所では人が生き残っていたのじゃな。
この時を……、それを聞くのを待っておったのじゃ。
ここの機材は、人類のために使ってほしい」
そういって老人は息絶えた。
熊本では、すでにドーム外の生活が始まっていた。
「そうか、広島は全滅か。
横浜と愛知は、外の生活を始めたのだな。
手助けできることがあれば何でも言ってくれ」
「ありがとうございます。
今のところは順調なので大丈夫です」
一通り、生活の様子を確認させてもらい帰ることにする。
帰りに、四国に立ち寄るが、しばらくはこのままでいいとのことだった。
愛知にも立ち寄って、今回の情報を伝える。
日本全体で数万人。
3000年の眠りから覚めて、新たな生活が始まったのだ。
第一部 完
改題:スライムと俺と3000年後の未来 モモん @momongakorokoro3
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。改題:スライムと俺と3000年後の未来の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます