AIに描かせる



 先日はAIに文章を書かせる話題をとりあげました。

 じゃあというわけで、小説そのものには直接的ではないけど、間接的なら関係するかも?


 はい。挿絵ですね。

 書き手さんのなかにはイラストも得意で、自分で挿絵や表紙も描くよ、というかたが一定数います。ただ、それはやっぱり書き手全体から言えば、ごく少数派なんでしょうね。


 ちょっと前までは、絵が苦手な人は無償有償にしろ他人に頼むか、写真を使うなどするしか、方法はなかったわけです。

 カクヨムでは表紙つけられないので、あんまり必要に迫られませんが、他サイトではたいてい表紙をつけられますので。テンプレの用意してあるサイトもあるけど、やっぱりオリジナルのほうが人目もひくし、カッコいいよね。


 ところが、最近、こういうかたたちの悩みをいっきに解決する方法が。

 それが、AIですね。

 アメリカが運営してるサイトかなんかで、英文(英単語)を入力すると、そのイメージでササッとAIが絵を描いてくれるらしい。それも、あっというまに。一分という話。


 指定がない場合、ふつうは油彩画風なんだそうです。もう一個なんかあったけど、なんだったかな? アクリル? 違うな。とにかく、わりと厚塗りの画調のようですね。


 こちらの絵は近況ノートに載せている人が何人もおられたので、僕も見ました。

 これが……かなり、キレイなんですよ。さすがに油絵風なだけあって、本格的で絵に厚みがあって、もちろんデッサンも抜群。素晴らしい。とくに背景まで丁寧なので、まるでプロの画家に描いてもらったよう。


 あれなら、AIでもいいなぁ。

 25回までは無料だったかな?

 そこからは有料になるそうです。商業利用は有料の人のみ可。

 ちなみに有料の価格は、月額、日本円にして1300円あまりと、3000円あまりの2プラン。支払いはドルのようです。支払い方法まではわからないですが。


 ただし、まだ法整備のされてない分野なので、今後、いろいろ規約とか変わってくる可能性があるそうです。今のところ有料契約すれば商業利用も可だそうだけど(さっきも書いた)、著作権が発生する場合もあるかもしれないそう。


 たぶんだけど、その絵を表紙とか挿絵とか絵本とかにして使用して、ものすごく売れてしまったら、三千円やそこらで使わせてやるのはもったいない……と開発者が考えてるんでしょうね。その作品がアニメ化にでもされようものなら、挿絵をもとに描くのかっていうような問題も発生してくるわけで。


 今のところ英語でしか打ちこめないので、細かい指定には反応しないという話ですし、これまた少しようす見たほうがいいのかなぁ?

 でも、AIの挿絵は魅力的です。


 お一人、有料にしましたって書いてる人がいて、水彩画風とか、浮世絵風とか、いろいろなパターンを載せてたような気がするな。


 ご存じのかたも多いと思いますが、Midjourneyだそうです。興味があればお試しください。


 ところで、これに似たもので、アバター作成アプリもたくさんありますよね。クオリティで言えば、Midjourneyが断然上ですが、ラノベ風の可愛いキャラクターを作るのなら、それらのほうがいいのかもですね。


 こちらもけっこう、いろんなかたが載せてるので、たまに見るんですが、パーツを組みあわせて自分好みのアバターを作るだけ。背景とかは(今のところ)ないし、ポーズもほぼない。直立不動のような。たいていは四角いアイコンにしか使えないバストショットですね。

 まあ、今風の可愛い女の子とかが簡単に作れる点では、絵を描けない人には嬉しいサービスかな?


 こちらはかなりたくさん種類があるようで、ようわからんです。こんぺいとうとか、書かれてる人がいたかな。お着替えアプリなんかも含まれるみたいで、検索するとゴチャッといっぱい出た。


 ただ、そちらのほうは一個ずつ規約が違うだろうから、勝手に画像を商業利用していいのかどうかまではわかりません。ツイッターなどのアイコンにすることは許されてるみたいなので、個人として使用するのはいいけど、売り物にするのはダメってことなんじゃないかと思います。


 こちらも興味のあるかたはご自身で探してみられればいいかなと。


 それにしても、AIは日々進化しますね。

 先日のAIに小説を書かせる回で、ほんとは書こうと思ってたけど、文字数が増えたのでやめたんですが……AIが人間の発想力に追いつくころには、たぶん、人間のクリエイターは小説なんて書いてないと思うんですよね。

 というのは、そういうアバターやらイラストやらを無料で作成してくれるサイトやアプリが増えると、そのころには誰でも容易に、チョチョイと動画が作れるようになってると思うんです。アニメっていうか。


 キャラクターの姿を設定しAIに作成させるか、自作の絵をとりこむかなんかして、指定の声をあて、ストーリー(プロット)やセリフを打ちこむと、サラッと映画一本作ってくれる。音楽なんかも用意のテンプレか、てきとうに作成させたやつをあてて。

 それも今のゲームやるよりラクな作業でできてしまうんだろうなぁ。


 そういう時代がいつか来る。

 と、僕は思ってます。

 機械が発展するのも悪いことばかりじゃない。

 夢のある世界ですね。

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