カクヨムロイヤルティプログラムでお小遣いを稼ごう！〜ついでに小説うまくなろう〜

意外と読んでくれていた大陸の人

　いきなりですが、今月の広告表示PVはピンチです。

　今までの最低記録を更新しそうな勢い。

　月の約三分の二が終わって、先月のアドスコアの半分にも達してない。

　ちょうどコロナがおさまってきて、緊急事態宣言も解けたし、そのせいかなと思ってました。これまでの抑圧から解放されて、みんな外で遊びまくってるんだろうなぁ、とw

　以前、緊急事態宣言が解除されたときも、いっきにPVが減ったので。意外と自粛を守って、家のなかで小説を読んでる人って多いんだなと実感した今年。

　でも、どうやら、それだけでもないみたいですね。

　以前、騒ぎになったコピーサイト。

　前のときには、中国の人たちがゲームを一日一時間と制限されたので、退屈しのぎのコピーサイトを作ったんじゃないかってところで終わってました。

　あのあと、ニュースなどでも、中国が今、すごくいろいろなことで規制が厳しくなっているって聞くようになりましたね。カクヨムじたいも中国ではアクセスしてはいけないサイトになってるそうです。

　そう。つまり、正規の方法でのアクセスを禁じられたから、非正規の方法でなんとかカクヨムに入ってこようとしてるわけですね。コピーがうんぬんより、「とにかく読みたい」というのが本音なのかもしれません。

　中国って個人が小説を投稿する国内のサイトってないのかな？　あるのかもしれないけど、言論統制されてるから、あんまり面白い作品がないんだろうか？

　それはそれ。

　さて、カクヨム側の対応としては、今でもコピーサイトを見つけたら消すということをくりかえしてるようです。

　完全に解決することはないんでしょうね。それによって懸念されるような被害が何もなければ、かまわないんですが……。

　それにしても、PVは減った。減りました。

　これ、たぶん、中国からのアクセスがなくなったせいなんでしょうね。

　今日、近況ノートでそれについて嘆いてる人がいましたが、僕の減りぐあいも、ただ緊急事態宣言が解けたからって言うだけでは説明しきれないほど減少してます。

　なんか変だな。自分ってこんなに読まれなかったっけ？　って思ってはいたんですよ。これは確実に大陸アクセスがなくなったせいかと。

　そう言えば、僕の作品でよく読まれてたのが、東堂兄弟の探偵録なんですよね。本格ミステリーです。ファンタジーよりは大人が読みやすい内容かなと。耽美度は低く、家族愛とか友情が前面に出てるので、一般的に共感しやすいってとこも大きい。

　なんか「中国凄い」などのタグがあると、以前はPVが爆上がりしたらしいです。

　僕の話は中国凄いのようなタグはついてませんが、だからと言って中国批判するような内容もないし、宗教や政治、時事問題にはかかわらないようにしてるので、そこも読みやすかったのかも。

　そうか。もしかしたら、僕の作品の読者の半分は、あの国の人だったのか？

　まあ、毎年カクヨムコン前は一年でもっとも読者が少ない時期ではあるんですね。カクヨムコンが始まると、自分は参加しなくても、お祭り気分で読みますって人も増えるので。

　それと緊急事態宣言解除の影響と、いろいろ重なった影響ですかねぇ？

　コロナの影響は、しばらくこの状態が続けば、ちょっと落ちついた人が読みに戻ってくる可能性はある。

　ただ、中国の規制がゆるまないかぎり、もうあの国の読者は帰ってきません。

　これは書き手個人としても困りものなんですが、カクヨムというサイトじたいでも問題ですね。個人へのアクセスが半分になるということは、全体へのアクセスもそれだけ減ってるはずですから。

　カクヨムの運営費には、広告からの収入があります。そこにどれくらいのパーセンテージで依存してるのかまではわかりませんが、収入が減るのはよろしくないでしょうし。

　その一方で、ラノベだけは緊急事態宣言も大陸事情も無縁のようで、今日のアクセスすごくよかったなどと書かれてる人も多い。つまり、いわゆるテンプレの需要は国内中心だったってことですね。

　それにしても、これはロイヤルティ狙いの書き手にとっては手痛いことになりそうです。これによって現金化が難しくなる人も出てくるでしょう。僕も今のままの調子なら、今後ずっとリワード半減ですし。

　だからと言って、個人でどうにかできる問題ではないところが何より困る。

　ロイヤルティを得るためにカクヨムで書いてる、という人は、本気でウケ狙いにふみきるかどうか、考え時かもしれません。