応援コメント

読まれる小説17 目的遂行型か、巻きこまれ型か」への応援コメント

  • 群像劇で、異なる環境で主人公級のキャラがそれぞれ目的をもって動いていて、ある瞬間にそれぞれが偶然の出会いを果たして化学反応(?)が起きて物語が思わぬ方向に……なんてストーリーを書きたいのですが、これは目的遂行型でしょうか?

    作者からの返信

    群像劇であっても、そのなかでとくに主役の人はいるはずですよ。主役にとって、どういうふうに始まるかによって、目的遂行なのか巻きこまれなのか変わってくるんじゃないですか?

    ちなみに、『蝶とアムールの葬列』は群像劇で、かなりの割合でユーベルやダグレスの視点が占めてますが、主役はタクミです。なので巻きこまれ型ですね。
    冒頭から自分の目的がハッキリしてる主役はきわめて少ないですねぇ。

    そういえば、フィルムアート社の公式連載のなかで、群像劇について書いてありましたね。キャラクター作りのところだったけど。メインのキャラであっても、主役以外は目的があるように見えて、じつは主役を外から描写するために使われていて、主役の人物像をまわりから固めていくための存在だ、みたいなことを。

    たしかに、アムールを書いてるとき、僕は最初から最後まで、主役はタクミとしか思ってなかったですしね。

    まだなら、その回、読んでみられるといいかもですねぇ。