第2話 目標がどこなのかが大事
さて、じゃあ、このエッセイのタイトル。
ロイヤルティプログラムで稼ぐには?
この場合、重要なのが、どう稼ぎたいのか、だと思う。
①書籍化目指してるついでに、ちょっとお金になればいい、なのか。
②はたまた、書籍化は度外視。とにかくロイヤルティでガッポリ、ガッツリ稼ぎたいんだー、なのか。
③それとも、楽しく書くオマケでお小遣い貰えるなら貰っとこう、なのか。
換金を目的にしてても、それぞれ最終目標は違うわけで、どこに焦点をあわせるかですねぇ。
書籍化されたいなら、読者受けばっかり考えてられないんで、まずはイベント(公募)の傾向などを研究して力をつけよう。傾向と対策はかなり重要です。ロイヤルティはとにかく付属物ていどと思い、ガッツリ儲けようとか思わないほうがいい。二兎を追う者は一兎をも得ず。
〆切もありますしね。そこまでに文字数あわせたり、推敲を重ねましょう。書籍化したいなら小説作法ももちろん学んどいてね。
このタイプの人には他に言うことはない。
さて、重要なのは②と③ですよね。ガッポリ派なのか、楽しく書くの優先派なのか。
僕は③です。とにかく自分が書きたいものを楽しみながら書く。
②の人はですね。
一話にも書いたように、カクヨムでウケるエロいラノベを書こう! 自分が書きたいジャンルがもろにそれなら大ラッキーだ。楽しく書きながらお金を稼げるぞ。
ロイヤルティで儲けたいけど、書きたいのはそのジャンルじゃないんだよ?
ああ、それはダメだ。ムリしてでもエロラノベを書かないと、ガッツリガッポリとは稼げない。
運営さんの発表した統計によれば、100万以上のリワードを換金した人もいるという。でも、そんなのは書籍化された人だけだ。確認はしてないけど、絶対にそう。知名度が違うからね。
10万以上の換金してる人は換金経験者の15%に達するらしい。誰がそれなのか他者からはわからないけど、なんとなく当たりをつけたいなら、カクヨムの総合ランキングのトップ50くらいまでの作品を見てみよう。
さて、ガッツリ稼ぎたい人たちが目標にするのは、これらの作品です。その傾向をしっかり研究すれば、自分も大勢から読まれる作品を書けるようになるはず。
この場合の研究とはパクリじゃないですよ?
たとえば、何ページに一回、ヒロインとイチャイチャするのか、とか。地の文と会話の比率はどのくらいかとか、漢字ひらがな比率とか。なんならヒロインは何人かとか、どんなタイプの女の子が読者に好まれてるのか、とかね。
ていうか、たぶん、毎エピソードにチョイエロがあるほうがいいんだろうけど。
と言いつつ、自分では調べないのでした。だって、興味ない……。
さて、じゃあ、なぜ、エロラノベを書け書けと言ってるかというと、カクヨムの読者層を考慮してですね。
一年半前くらいにですね。運営からカクヨムの読者傾向などのデータが発表されました。当時、公開されてる作品の多くはミステリーなどだったのに、読まれてるのはファンタジー。登録されたファンタジー作品は全作品の16%くらいしかない、とか、そんなこと。うろおぼえですが、このくらいの数値でした。
一年半前なので、今はこの数値、かなり変わってると思います。
このときのランキング上位などを見て、カクヨムの読者層は圧倒的に男性が多い。しかも10代〜30代ていどの若い男だ、と思いました。
その傾向が今はさらに強くなってますね。運営さんがカクヨムコンからミステリー、ホラー、SFを締めだすという方向に舵を切られましたんで、いたしかたなし。(後日、これについて新たな発表がありました。今さら、どんでん返し部門で求めてるのは本格ミステリーやホラーだと判明。ほんと今さら)
なので、若い男が好むエロをふんだんに織り込むしかガッツリガッポリ儲けることはできないのです。
お金を稼ぐってのはそういうことを好きとか嫌いとか言ってられません。本気で儲けたいなら、自分を抑えてでも読者層の好む作品を書きましょう。
もしも、このジャンルをすでに書いてるのに思ったほど読まれないんだけど、あるいは、人気ジャンルだから新規ユーザーが書いても埋もれるんだよ、というかた……。
まあ、よく言われるのは、作品タイトルとキャッチのつかみをよくすることですね。読者が「おっ、面白そう」と思えるようなインパクトを、ここに盛りましょう。
タイトル的にはいい線行ってるはずなんだけど……?
そ、その場合は、小説じたいに魅力が乏しいのかな(^◇^;)
魅力的に書くのは、かなり書きなれないと難しい。でも、儲けたいからと言って、何もみんなが書きなれてるわけじゃないと思う。
なので、最低限、気をつけたいこと。
1、ネット小説は読みやすさが大事。センテンスは短く、小難しい漢字は多用するな。カクヨムは中学生が読める作品の提供の場だと認識せよ。
2、誤字脱字が多すぎると、読者は読む気をなくす。最低一回は書いたものを読んで誤字脱字をへらそう。減るだけでも、かなり印象が変わる。
3、適度な空行を入れよう。わりと「自分は紙の本にこだわりがあるので、みっちり行が詰まってないと小説とは言えない気がするんです」など言われる人がいますが、今はロイヤルティで稼げる小説の書きかたの話だ! そんな贅沢言える立場じゃない。
多くに読まれるためには、とにかく読みやすさ重視。
ただし、一文につき一行の空行みたいなのは逆に読みにくかったりするので、スマホで読まれることを考慮して、どのていどで空行入れれば読みやすいのか、そこは各自のセンスでやってほしい。
ちなみに僕はだいたい五、六行に一回くらい。段落ごとにって感じですね。
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