まず死刑が確定した騎士が運良く生き延びるという設定が良いです。設定も、説明するところとしないところのバランス感覚が優れています。書き手目線で言うと、蔑称が「バニラ」という時点でセンスの良さを確信しました。
息を吸うように伏線とミスリードを忍ばせてしまいます。ご都合展開と思わせて実は理屈があるものにしたいと思ってます。 自分の書いた物語が評価されることがこんなに嬉…
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(243文字)
作者が夭折のため、未完のまま終わった名作、トリニティブラッドを思い出す。作り込まれた世界観、細かな人物描写、文句のつけようがない。願わくば最期まで描き切って欲しい。
世間知らずだけど熱意はある王女様と、理屈で諭しながらも協力してくれる黒騎士のコンビが良いです。
私個人的には、ポップで二次元的てリズミカルな雰囲気よりも、重厚感のある、3次元的なイメージの作品を好むひとにおすすめです。ファンタジーと近代文明がミックスされた世界観も独創的で、だからこそ、刺激…続きを読む
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