編集済
※長文失礼します
>世界は押し並べてクソだ。例外は、ない
絶対的な強者だけがあらゆる物を手に入れる世の中。強者は「自分自身にとって有益なことをどれぐらいしたか(≒努力)」と「生来の持つもの(≒能力+財産)」によって決まる。
それに搾取するような行為をしたとして咎められるのは、同じ伝達方法を持つ人間ぐらいである。また、決して人々から「善行」と呼ばれる行為をしたとして、それが自分自身にとって有益かと言えばそうでもない。
だから、報われるなんてことは必ずでは無い。
そして、自分たちに不合理なことが起きると恨み〔怨み〕を言うのが人である。そこに例外はない。
>人類すべてに罪を弾劾しなければ道理に合わない
極論ですね。もっと言うと「人殺しは重大な罪なのに、なんで他の生物を殺すのは罪にならないの?サメは共食いするのに…」とか。
言ってしまえば、罪なんてものは元々存在しないし、法は人々が「こう在りたい」という願望でしかない。これこそ思想の自由を侵害していることにならないかと思うこともあるが、突き詰めたらキリが無い。
>恨み憎しみ、卑屈と自己嫌悪が根付き。
なのに清々しく、歓喜すら滲ませ。
諦めにも似た穏やかさと誰もを裏切らない自信を浮かべた、人間の表情だった
これはもう人間。満点をあげよう(^ω^)
追記
最近ただただ自分の考えを語りたいだけの人になっている気がする…
でも自分の考えを言語化するのはとっても気持ちいい…
作者からの返信
読んで色々考えてもらえるのメッチャ嬉しいのでばっちこいです。解読されてるみたいで面白いですね。
> 罪なんてものは元々存在しないし、法は人々が「こう在りたい」という願望でしかない。
これすき。
人間満点ありがとうございます。ここからがスタートラインです。
編集済
憎いし恨むけれど、でも許す。そう言えてしまえるところが本当にかなわないなと思わされます。
飛鳥の取り戻した人間性の象徴のようなセリフで本当に好きです。
飛鳥の、自分の中にブレない価値基準、行動規範があるのが好き。
あと全宇宙滅ぼせも好き。今までの飛鳥のようでいて、このセリフは全部取り戻した後じゃないと出てこなかったものなのでは……?今までの飛鳥成分も感じるし、(読者視点では)全く新しい日南くん成分も感じる不思議な感覚です。
そして愛……愛に帰結した大団円。痴話喧嘩で終わる安心感ですよ。なるようになった。本当に良かった……
作者からの返信
胃の底から絞り出したような本音でした。彼がこのセリフを言えるようになるための3章3節だったのかもしれません。
全宇宙滅ぼせのくだりはまさしく、ですね。作者視点でも、彼が統合された後で初めて聞いたセリフでした。
愛の話でした!なんとかなった!お付き合いくださりありがとうございました……
異世界だとか現世だとか関係なくヒトってのは人生ってのはくそだ
滅べと願った
でも生きたいっていう思いは美しい、間違ってない
って言えるのは
もう、勇者なんよ
聖剣もってるとか選ばれたとか関係なく
勇者っていうのは他人のために自分を殺すらしいし、そういう意味でも勇者だ
前話からちょっと最初から読み直してるけど改めて異世界であったこと再確認して
それでも世界を救うってなるのが、もう感情が揺さぶられすぎてやばい
なんか泣きたいのか笑いたいのか怒りたいのかわからん変な感じ
ただ個人的にはハネムーン(終末もたらし旅行)もみたかった、、、
作者からの返信
滅びを願う気持ちは魔女よりも人一倍強く、けれども絶対に魔に落ちなかった人間です。
読み返しありがとうございます。「それでも」に震えてくださるのメッチャ嬉しいですね。一言で言い表せない感情、嬉しいです。
わかる。ハネムーン=世界のすべてをまっさらにして二人は幸せなキスをして永遠にハッピーエンド、もそれはそれで綺麗な光景だったと思う……
異世界ラノベの主人公が裏切りにあって闇落ち後相手にざまあするのがテンプレです。滅びを願うくらい憎んだ相手を許すと本気で言える主人公は飛鳥しかいないですね。
しかし、もう一度異世界が飛鳥に何かしようとすれば魔女が問答無用でハルマゲドンです。
作者からの返信
闇堕ちざまあも好きですね。何かが少し違えばそういう未来もあり得たと思います。この世界線の主人公は許すことを選んだ、という話で。
隣にはウキウキでざまあしようとする魔女がいるけど。