女子大生の俳句、紗里菜夏の句
紗里菜
第1話 夏の句
猫の手も欲しいと思う田植えどき
梅雨明けをカウントダウンし初める
キャンプ行き虫除けスプレー手ばなせず
夏祭り行き交う人みな美しき
浴衣きる友のイメージ変わりけり
都会では金で買うものカブト虫
冷房で薄れてしまう季節感
花火師は黒いキャンパス花さかす
子供たちぱしゃぱしゃと水遊び
草茂る庭の草取り仕事なり
残暑といっても形ばかりかな
片陰にそり歩いてく夏の午後
(片陰にそり歩いてく目的地)
寒冷地友と余花をみおどろいた
向日葵を窓辺からみて夏を思う
涼風が入るを念じ窓あける
夏の夕昼の名残の熱い土
気が付けば朝になっている短夜
玄関に今年もバラの花咲きみだれ
植木鉢蘭の花だけ気取っている
夏休み終わりをつげるセミの声
女子大生の俳句、紗里菜夏の句 紗里菜 @sarina03
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます