第10話 スタートラインはいつでも光の中

ちょっと、例え話しをしてもいい?

ミッチがキラちゃんの袖口の汚れを払った時に戻そう

もしも、美玲さんの立場がアテクシの姉だとします

姉は優しいミッチにキャッキャして目がハートになって

ますますミッチに夢中になるでしょう

そしてキラちゃんの立場が姉だった場合、気が利いて

思いやれるミッチをすぐ好きになるでしょう

ミッチに彼女がいても問題なし、好きなものは好き

『結婚しているわけじゃないんだから、いいでしょ?』

きっと、そう言い切りミッチが断るまで想いを伝えます

今回も姉は自分を置き去りにして他の女とデートした彼を許し

もうイチャイチャしています


キラちゃん「えー!気になっていたけど、そんな感じになるなんて!」


そうなのですよ、色々あるから面白いと思います、人って。

だからミッチ、面倒くさいとか言っても、それが美玲さんだからね?

今もこの先も、美玲さんを好きになった時を忘れないで変わらずにいてよね!


ミッチ「俺は、俺はいつだってそういう気持ちでいるよ、

美玲を好きになった時、気持ちを伝えた時、付き合うことになる前の

たくさんの思い出は過去になっていっても愛しいままなんだから、

………いや、愛しい、とか言ってしまったけど、引くなよ!」


キラちゃん「過去を振り返ると眩しいだなんて、素敵だわ!」


ミッチ「いや、眩しいとまでは言ってない」


そうかそうか、過去が輝いているからこれから先もずっと

時間が経てば経つほど深い愛に育つとか言いたいんだね!


ミッチ「いや、そんな大袈裟なこと1ミリも言ってないだろ」


あとさ、アテクシ、ウッカリしていたけど

あの真面目な美玲さんが荷物置きっぱで帰るはずないよね?

ミッチはもう少しここで待っていてあげてよ

んで、キラちゃん、一緒に帰ろう!

姉の話でもっと面白いエピソード教えるよ、笑

じゃ、ミッチあとはよろしくね〜!

明日から誰の実況中継して遊ぼうかな?笑笑


【終わり】…かな?


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

恋愛実況中継始まります 多情仏心 @rinne_rinrin

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る