ジャパリパークSCP研究所
キル
Dr.███のレポート
やぁみんな。
私はDr.███、日本支部の職員さ。
最近財団がジャパリパークと呼ばれる場所からサンドスターという物質をエージェント██████が回収したらしい。
なんだか動物にサンドスターが当たるとフレンズとかいう女の子になるんだとか聞いたぞ?
あ、このレポートO5には内緒ね?
ガッツリ機密事項書いt...無いか。まぁいいや。
このレポートはSCPのオブジェクトにサンドスターぶつけた結果を記したものだ。
…でも私が知っていることしか書かないけど。
ジャパリパークの外だからかサンドスターの供給ができないから自然に元に戻った(と聞いた)らしい。
※OC: Object Classの略
実験1
オブジェクト
SCP-173
OC:Euclid
首をへし折ってくる事は無くなったが、朝早い時間で会うと瞬きとかの隙に目の前に立って、超小声で「おはよう」と言ってくるからかわいらしい姿がよく目撃されたらしい。
外見は不思議で皮膚は人間と同じだが、毛皮に当たる部分は異常に固く、彫刻オリジナルと同じ硬度だった。
変化前と同じく尻の辺りは黒色で髪は赤、緑色であった。
「人は殺せるのか」とDクラス職員を用いて実験をしたが、173はDクラスの首周りをポンポン肩たたきをするだけの癒しの空間になってしまった。
現在はサンドスターの効果が切れ、元のオブジェクトに戻って収容されている。
実験2
オブジェクト
SCP-939
OC:Keter
人の声を模倣して襲ってくるヤバい奴だったがフレンズ化されると割と良い奴だった。
収容スペースをウロウロしながらゴロゴロしてたりしてる。
食事の時間になると食べた人間の女性の声を模倣して、色んな言語で「食事をくれ」と言うらし
たまに食べた男性の声を出すと、ビックリして喉を押さえて収容スペースを走り回るそうだ。
173と同じく皮膚は人間と同じだが尻尾が生えていて、毛皮は真っ赤な色で背中には無数の棘が確認できる。
背中の棘のせいで収容スペースの壁は傷まみれである。(清掃員涙目)
実験3
オブジェクト
SCP-999
OC:Safe
人を癒す能力を持つ持つオブジェクトがフレンズ化したらどうなるなるのか......と期待されていたが、案の定癒し満載だった。
オレンジのパジャマのようなものに身を包んだ999は財団の男性職員
外見は大体9歳程度の少女で、可愛さの破壊力は抜群で女性職員も999の髪型を整えたり一緒に食事をしているのがよく見られた。
稀にDクラスの元へ行き、仕事熱心な職員を応援しているのもしばしば...
……上の報告を見れば分かるだろうがまぁ...凄かったわけで。
一時期Bクラス職員以外は接触禁止と
◤◢◤◢◤◢◤◢WARNING◤◢◤◢◤◢◤
あぁ...気づかれた...
面倒な連中だ。
あと一体オブジェクトが残っているのに...
まぁいい。
このレポートを完成させて早くカオスの連中に送らなければならないな。
……時間もないが...これだけ書き終えてしまおう。
実験4
オブジェクト
SCP-682
OC:Keter
警告───────
オブジェクトの閲覧をしますか?
⇒“Yes” “No”
┌───────────┐
│現在アクセス中…………│
└───────────┘
アクセス完了。
情報を表示します。
SCP-682
OC:Keter
記録者:████・██博士
はぁ。なんて日だ。
あのオブジェクトに貴重なサンドスターを使うなんて。
しかもサンプルこれが最後だろ?
……確かに173や999とかはかなり...いや!随分良くなった!うん!むしろ好き!
……あ。こんなこと報告書に書いちゃダメだ。監視カメラ...ま、いっか。
そして実験は始まった。
サンドスターをDクラスに持たせて682の収容所に送り、サンドスターをぶつけた。
サンドスターの影響を受けたのか人型に変化した。
そして第一声は……
「……貴様らは忌々しい...」
と言い、鋭利な尻尾で監視室のガラスを破壊し、収容ゲートを瞬時に破壊した。
収容違反だった。最悪の。
サイト-19は地獄になった。人型になっている分、防御力などは弱体化しているようだが戦闘力は相変わらずだった。
何とか猛獣用の強力な麻酔銃を使い、無力化した。
682は可愛いなどの表現はできない。
なぜなら見えないのだ。顔などが。
小型になった分素早く動きMTFはMAZを殺害しては逃走を繰り返した。
予備の収容室に再度収容したがまた目を─────
────
───
──
─
情報無し
サンドスターの実験はSCP-682の実験以降禁止されています。
情報の送信は済んだ...
後は私が逃げるだけだ。
さらばだ諸君。
─────Dr.███
ジャパリパークSCP研究所 キル @Tadano_hito
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
悲劇や/アトリビュート
★6 二次創作:けものフレンズ 完結済 1話
けものフレンズ恋愛短編集/気分屋
★111 二次創作:けものフレンズ 連載中 13話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます