31日目 お題:入れ子構造

入れ子構造を使って書いてみましょう。

https://kakuyomu.jp/works/1177354055192757016/episodes/16816452218466387507


小説を書いている人が小説を書いて、その登場人物が小説を書いて、さらにその相乗人物が小説を書いて、最終的に最初の小説を書いている人に戻ってくる……みたいな感じで。


推理小説家を目指して最近ネタに困っている人間。

 →ネタに困って自分をネタにする。

  小説を書くことで事件の推理をする探偵の小説。

小説を書くことで事件の推理をする探偵。

 →お題的に犯人も小説を書いていた。

  自分の書いた小説をパクられて殺人に及んだ人間の小説。

自分の書いた小説をパクられて殺人に及んだ人間。

 →自分の小説によほど自信がありそう。

  書いた小説が現実のものとなってしまう人間の小説。

書いた小説が現実のものとなってしまう人間。

 →自分にとって一番いいのは小説家が大当たりする話。

  小説家について書いた小説が大当たりする人間の小説

小説家について書いた小説が大当たりする人間。

 →小説を書くという行為についていろいろと考えていそう。

  小説を苦しみながら書いている人間の小説。

小説を苦しみながら書いている人間。

 →再び小説を書く目的を見出そうとする。

  推理小説家を目指して最近ネタに困っている人間の小説。

以下無限ループ。自分はどうして小説を書いているのか、この小説を書きたいという意志は本当に自分のものなのか、でも書くしかない、みたいな感じで〆。


話が話なので少々長くなった。あまりにも長くなりそうなのであらすじの段階からちょっとだけカット。SFでないものが久しぶりに書けたのでちょっとうれしい。入れ子構造、あらすじで書いてるときはまぁまぁ整理してるけど、実際に書いてみると頭がめちゃめちゃこんがらがったので、実際に読むほうはどうなるんでしょうか。

ループしていることをもっとわかりやすくするために、ループ内の描写と、主人公の最初の独白をもっと明確にリフレインさせておいたほうがよかったかもしれない。

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