16日目 お題:ユニークなガジェット

ユニークなガジェットを考えて、それを中心にストーリーを描きましょう。

https://kakuyomu.jp/works/1177354055192757016/episodes/1177354055383537923


参考は、古橋秀之『百万光年のちょっと先』1本目の『死神と宇宙船』。

どっちが前でどっちが後ろかわからない宇宙船が出てきて、それを中心にお話が進む。前半は宇宙船がちょっとした嫌がらせにあって船長の機転で乗り切り(ただし機転はこの時点で明確にされていない)、後半は宇宙船が嫌がらせによって危機に陥るものの船長の機転が利いてどんでん返しを行う。起承転結とオチが二段階構成になっていて秀逸。


もうちょっと分解すると、前半部分はユニークなガジェットがさらにユニークになるところをちょっとした機転で描き、後半はそのユニークさを隠しつつ生かしてどんでん返しにもっていっている。


後半の部分から考えるのがまだ楽そう。

どんなアイテム、どんなどんでん返し(機転)、それらが生まれたきっかけ(機転)


暗闇ライト?

超万能なライトがあって、温めたり照らしたり自由自在。ライトも鼻高々、持ち主の魔女からも重宝される。ある日、星に異変が起こって昼が長くなり、不眠症に悩んだ魔女がライトを改造(この改造は暗闇を作ることだけど、ここを隠しておく)、ライトはその改造に不満だけど魔女は満足。

魔女が死んでどんどん昼が長くなり、ライトがいらなくなり、超万能ライトもめっちゃいじめられる。ところが昼が長くなるといろいろ困ったことになるので、そこで魔女の言葉を思い出したライトが暗闇ライトの本領を発揮して、夜を復活させ、星は平和になりました。


舞台設定

ライトが普通にしゃべっても違和感のない世界。

あと、ライトが暗闇を出すことにみんなが気づいていないような世界。


家具好きの魔女と、家具が生きる家を設定。



というわけで、家具が生きる星を舞台に据えて、童話チックなお話になりました。

ライトの影がちょっと薄い気もする。というか、家具がたくさん出てきたから埋もれたって方が正しいかもしれない。ガジェットというより擬人化かな、そこは元ネタもそうだったのでお題の引っ張り方がよくなかったかも。

周囲を暗くするライト、というオチはどうだったんだろうか。参考図書と比べると突飛すぎた、というか現実味がなさ過ぎた感はある。もうちょっと地に足ついたアイデアが欲しかった。暗闇ライトを出すなら、むしろしょっぱなから明示して、それの斬新な使い方、という方向で書きたかったかも。

でもそれなりに童話っぽくなったんじゃない?


短編を引っ張ってくるの、参考になるものが目の前にあるので書くのが非常に楽しく、反省もしやすい。当分続ける。

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