13日目 お題:予示

物語の解決法を序盤でしっかり提示して納得感を持たせましょう。

https://kakuyomu.jp/works/1177354055192757016/episodes/1177354055348260387


冒頭で何かしらのアイデアを提示。

それが最後の最後の解決策につながる。

ただし明確なネタバレにならないように微妙に偽装する必要あり。

複数提示してその中のひとつ、あるいは組み合わせ、あるいはもっと王道に、普段主人公のやっていることが意外な形で解決につながる、とか。


現実的な形で今から何か探すのは割としんどいので、SF的な展開にもっていくか、ファンタジー的なもので行くか。


あとは、最初に提示したアイデアを意外な形で使わなければいけない。


意外:想定していたものと逆、っていうのが一番ロジカルに出しやすい


主人公の作った技術が、主人公の想定していたのと逆の使われ方をするとか?

核開発がエネルギー方面でなく兵器開発に使われたとか。


序盤に何かアイテムを出す。

問題が起こる。

そのアイテムが意外な効果を発揮して問題解決。


試作機を開発。

試作機の機能を拡張しろと言われる。

改造機を開発。この改造のアイデアに予示を使うとか。

改造機が採用されたと思ったら、試作機が使われていた。



最初のアイテムを2重に使うことを提案。

使い方を変えることで、予示に厚みを持たせる。


趣味でリコーダーをやってる主人公。

 曲はきらきら星

  きらきらひかる お空の星よ

  みんなの歌が 届くといいな

  きらきらひかる お空の星よ(2番)

部屋にやってくるパートナー。

上司へのプレゼン失敗。

二人で実験器具を使ってお楽しみ。


二人は軍に入って、精神感応の研究をしていた。

装置を使って、士気を上げたり、敵を降伏させたり。

ふたりはこの装置を、戦争を終わらせるために開発中。

 死人を少しでも減らしたい。

だがなかなかうまくいかなかった。

 問題点、送る精神の調整が難しい、雑念が入りやすい。

 訓練が必要で、その意味でも採用がしぶられていた。

そんなとき、パートナーが息抜きにリコーダーを吹く。

強く吹くとピッチが乱れるが、音程はそこまで外れない。

これは使えるのでは。

リコーダーは吹き込み口に空気の流れを調節するパーツがあって、それによって音が一定になる。フルートはこれを自分の唇でやらなければならない。フルートは自分の唇で息を調節するぶん、さまざまな表現が可能になるが難しい。つまり試作機。一方リコーダーは細かい調整がいらない分簡単で、細かい音のニュアンスが出せない。でも精神感応装置のほうで調節してやればいいので、改造機はリコーダーの考えを踏襲することに。

無事に採用される。


初の実戦、テレビ中継で見ている主人公とパートナー。

敵が自滅し始める。

戸惑う主人公、勘づくパートナー。

リコーダーだ……。

リコーダーで音が変えられるように、終戦の意思を恐怖に変えて自害を誘発したんだ。


予示、お題の主眼とはちょっと違った気が。

最初に出したアイテムを第一の解決の予示にしつつ、最後のオチでもう一度違う方向から使うという趣向。

予示のほうから考えるのをスタートしたため、プロットをまとめるのにかなり時間がかかった。

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