賢者の師匠

maru

第1話賢者

数百年前、まだ魔法というものが存在していない頃巨大な竜に帝国が滅亡しかけた時突然現れた炎の賢者エンケン水の賢者スイケン風の賢者フウケン光の賢者コウケン闇の賢者ヤケンによって竜が討伐された。


 その5人は師の教えてと称し、10年に渡り魔法や魔導具やダンジョンなどの存在、使い方を教えたその5人は、自分たちの事を賢者と名乗りまた200年後にここに現れるその中までに魔法を極めておけといい帝国を去った。


 そして200年後ー魔法や魔道具、ダンジョンが常識となり5人の賢者が現れた帝国が魔術への圧倒的主導権を握っていた。


 5人の男が膝をつき頭を下げる。


 真ん中の男が頭を下げながら喋りだす。

「師匠我らはこれから、救った国に行き次の作戦をー」


 言い切った瞬間5人の男達は、警備兵に話しかける。

「ここは王の城で間違い無いか?」


「申し訳ございません。今日国王様は忙しいので後日来て頂きたいです・・・」


「どうしてもか?」


「どうしてもです。」


 すると、賢者達は5人で固まり話合う。


 5人の男の師匠が一人で呟く。

 あいつら大丈夫かな?あいつらアホだから帰って来たりしないよな?


「どうする?」

「200年前来るって言ったよね?」

「帰る?」

「帰ったら師匠に怒られるよ?」

「大丈夫だよ!師匠優しいし」

「いや師匠この事だけにはめちゃくちゃ真剣だから・・・」

「確かに怒られそう・・・」

「押し切る?」

「そうだね」

「そうしよう」

「行くか!」

「ゴー!」


 コウケンが前に出て警備兵に怒鳴る

「おい兵士!やっぱ行くことにした!ここを開けろ」

「すみません・・・それは出来ません・・・」


 コウケンが、手を警備兵に向けると手の平に光り輝く丸い玉が出て来る。

「これでも?」


「すいません賢者様!」

 後ろから王冠被った偉そうな奴が汗をかき、焦りながら走って来る。

「はぁ...はぁ...すみません賢者様...はぁ..こちらへどうぞ...」

 

「お...おうお前は?」


「はぁーふぅー。4代目帝王 エルガマス・ラーダスと申します。では、こちらへ」

帝王は一息つき王の御前へと案内する。


「ここが王が座る椅子でございます。」

 椅子は階段の上に有りそこそこ高い所にあった。


「へぇ〜ここが王の椅子?あれしたい!なんだっけあの・・・そう!偉そうにしたい!帝王階段降りて頭下げて!その他の従者も!」


「それは・・・」


 コウケンが、手のひらに光の丸い球を作り帝王に向ける。

「わ…わかりました!!」


「あの・・・これでいいですか?」

 困惑しながらも帝王とその他の警備隊や貴族が膝をつき頭を下げる。


「うんいいよ。まぁいいや顔あげて」

 皆んなが顔を上げると、コウケイが喋り始める。


「自己紹介するわ。今喋ってる俺がコウケン光の賢者だ。この世界で光が2番目に強いその他の属性の使える」

見た目は、金髪で瞳が金色で見た目は20歳ほどの美少年。


「次に俺ね。まぁ炎の賢者やってまーすエンケンって呼んでくださーい炎魔法なら2番目に強いでーす」

見た目は、赤い髪に赤い瞳のイケメンだ。


「僕は闇魔法が2番目に強くて闇の賢者。ヤケンって呼んで闇って入ってるけど取って食ったりしないからよろしく」

見た目は、紫色の髪に紫色の瞳のショタイケだ。


「俺は、水の賢者!スイケン!水魔法は2番目に強いよろしく!」

見た目:青の目に青の髪。


「風の賢者してまーすフウケンです風は2番目に強いよろしく。」

見た目:緑の髪に目


「ここからは、光の賢者コウケンが仕切るよ。この国の魔法や技術はどう管理してるの?」


「はい。管理と言うより全市民の魔力力や力量を数値化し、冒険者により犯罪を確認した場合即時それに対応出来る兵隊を投入し、管理しています。それとこの帝国には帝国魔導士というものがいて帝国トップクラスの魔導士を数十人雇っており犯罪は年々減っております。」


「うんいいね。けどそれではまだ足りない。って事でギルドを作ろう。」


「ギルド?とは?」


「うん。いい質問。ギルドとは冒険者を管理する場所だよ。そこで売り買いを出来る様にして国からクエストを出す。」


「それでは現状と変わらないのでは?」


「その時に使うのが魔道具今回特別に師匠に魔道具を作って貰った。それがこれ」

 コウケンはアイテムボックスを出しアイテムボックスに手を突っ込む。

「テッテレェーンどこで・・・束縛と言う魔道具だよ。」


「失礼ながら束縛と言う魔道具はもう存在しております。」


「は?そこらか雑魚と一緒にしないでよ!」


「何よ・・・何よ!雑魚って!」

 後ろにした魔法使いが急に立ち上がりコウケンの方に向かって来る。


「え?何・・・こっわ」


「ってか何なのよアンタ!さっきから偉そうに」

 コウケンの方に歩いて近寄って来る。


「はぁ面倒・・・」

 コウケンが指を一回鳴らすと女は後ろに吹き飛ぶ


「も、申し訳ございません!あの子は帝国魔導士で束縛の魔道具を作った張本人なんです!雑魚呼ばわりが気に障ったのでしょう」


「まぁいいや。え〜気を取り直してこれは普通の束縛の魔道具とは違って起動型の魔道具。冒険者登録をして貰ってこれをつける起動条件は、魔力を込めて自分達で設定してくれ。一応1万個上げるから試してみてあっギルドはなるべく大きく。もしギルド作らなかったらこの国に竜数匹召喚しちゃうから♪って事で俺たちは、一旦戻って1年後にまた来るからじゃぁ」

 言い切った瞬間5人は瞬間移動で師匠の元に戻る。


 瞬間移動で5人の男達は師匠の元につく。着いた瞬間に5人は膝をつき頭を下げる。

「ミッション成功しました。これで帝国街にバラバラに魔物を1億匹と魔物最強の王を召喚して我々の求めていた世界の完成ですね・・・」

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賢者の師匠 maru @ma12maru21

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