このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(256文字)
なごむ作品。
とあるコーヒーショップから始まる二人の物語。優しくて温かな雰囲気が全体を通して漂っています。目の肥えた読者層やライト層問わず、半ば力尽くにでもお勧めしたい名作だと思います!また、的確で豊かな描写や、今にも情景が浮かぶ表現力にも魅了されてしまいました。
コーヒーショップでバイトする主人公とその店に通う『無口の姫君』ふたりが織り成す音は、時に優しく、時に厳しく、互いの心に響きます。美しいラブストーリーを是非。
“無口の姫君”の正体と、主人公が彼女とどう心を通わせていくかが見どころ。甘酸っぱい気持ちになれてキュンとします。